久保木牧師のきらきら探訪〜ゆるりと生きる〜

オカリナ奏者で鹿児島在住の牧師が描くきらきらした日常。ぼちぼち更新していきます。

全体表示

[ リスト ]

まだ自分の中で整理がつかないのですが
興味深い動画サイトを見ました。
 
英隆一朗神父の「危機の時代におけるキリスト教の霊性のありかた」
リンクを張っているのは、後半部分なので、
前半から見てほしいのですが、
(全部見たら4時間近くになりますけど…)
まあ、すくなくとも後半(上記サイト)の一つ目の動画を
多くの人に見てほしいと思っています。
 
言わんとすることは
(私なりの解釈が入っているでしょうから、英神父のそのままの見解と
異なるかもしれませんが…)
 
資本主義が行き詰まっている現状があり、
実際、資本主義の親分であるアメリカの凋落があります。
それは、経済がそもそも物質経済で動いているはずが
現状は、物質ではなく金融経済で動くようになって、
リーマン・ショックのように、金融のことで
経済的な行き詰まりを迎えている、という現実があります。
 
利息が高いのは国として儲かっている証拠ですけど
利息がなきに等しいのは国として儲かっていない証拠とも言えます。
そんなわけで、日本も国として儲かることが困難な時代になっています。
 
経済的な行き詰まりもあるし、
それによって、仕事を得られない人が増えているのは事実。
ワーキング・プアという現実があります。
仕事にアイデンティティを見出せなくなると、
国籍にアイデンティティを見出すようになり、
ナショナリズムから、ファシズムに至る、と言うのです。
それは、かつてのドイツのナチズムもそうであったし、
日本もそういう状況に入りつつあるのではないか、
という指摘には、びっくりしましたし、
否定できない思いになりました。
 
ナチスって、選挙によって、民主主義的に政権をとったのです。
それがナショナリズムへ至り、ユダヤ人迫害に至ります。
当時のドイツは経済的に行き詰まっていて、
アーリア人である誇りに立つために、ユダヤ人迫害に至りました。
 
日本の橋下さんがしていることも
君が代の強制とか、ナショナリズムですよね。
橋下政治をファシズムになぞらえて、ハシズムと呼んだりしています。
 
今の日本の政治を見ていると、
橋下徹でないにしても、ファシズム前夜だと思います。
 
経済が落ち込めは、既得権益の恩恵をこうむっている人たちは
更に既得権益にすがりつき、硬直化していくでしょう。
そうすると、貧しい民衆は、既得権益を壊したくなる。
すると、既得権益を壊そうとするリーダーを支持し始めます。
橋下さんは51%の味方をつければ、権力を得ることができることを
わかってやっています。
つまり、49%はやっつけていいわけです。
既得権益にすがっている人だけでなく、少数者、弱者もやっつけれます。
自分は民意を得て、政治家をやっているのだから…と。
 
資本主義の行き詰まりの中で
確かにファシズム前夜の状況なのかもしれません。
 
自民党がやったって、民主党がやったって変わらない、
というのは、これまでの資本主義経済のシステムのまま
政治をやろうとしても、行き詰まっている、とも言えます。
橋下徹のような、ワンフレーズの発言で支持率を得て、
既得権益を叩き壊そうとする…そうした政治家を民衆が求めているのであって
それが民主党や自民党にできていない、と言えます。
 
ただ、個人的には、彼は小泉純一郎同様、壊す人であっても、
建設、維持できる人なのだろうか、という疑問があります。
行動に移すのが早いことはウケが良いのでしょうが
じっくりと形にする、ということが弱いように思うのですが、
まあ、じっくり…というのは大衆ウケが悪いのも事実です。
 
まあ、ともかく、現状の経済的な行き詰まりの中で
アイデンティティのよりどころが
国籍になり、ナショナリズムに走りやすい。
日本の第二次世界大戦下だって、同様だったんでしょうし、
英神父は、国家神道による原理主義が台頭する可能性を示唆しています。
 
このまま資本主義が行き詰まれば
その可能性がないわけじゃないですね。
 
こんな中で生きていくためのアンデンティティを
キリスト教会は提示できるのか、
それが問われていると言えます。
 
ファシズムや原理主義を超えた確かな生き方、アイデンティティを伝えていく…
そんな時代からの挑戦に
わくわくしながら、向かっていきたいと思わされています。


 
まあ、ともかく、上記の動画をご覧いただければと思います。
いろんなブログ上で、
活発な議論がなされていく内容の深さがあると思います。

この記事に


.


みんなの更新記事