第70回金剛葛城山下一周駅伝大会兼第6回県知事杯駅伝大会(奈良陸上競技協会、御所市体育協会主催、毎日新聞奈良支局など後援)が5日、御所市の葛城公園を発着点に25・7キロ(6区間)のコースで開かれた。中高生から大学生、社会人まで124チーム・約1000人が7部門に参加。ランナーは雨の中、起伏のある金剛・葛城山麓(さんろく)のコースを走った。香芝一風会(一般1部男子)が1時間18分21秒で総合優勝し、2位は岡田フレンズ2017(同)、3位は智弁カレッジB(高校混合)だった。【郡悠介、日向梓】
 開会式では、大会会長の森岡正宏・奈良陸上競技協会長が「雨の中だがベストを尽くして」、東川裕・御所市長が「今日1日を楽しんでほしい」とそれぞれあいさつ。北京五輪陸上男子400メートルリレーのメダリスト、朝原宣治氏も駆け付け「『雨が降っているから力を出せる』とプラスに考えて」と激励した。
 御所市役所の川島直之選手(26)が「走る喜びをかみ締めながら走ることを誓う」と選手宣誓。上空を飛ぶ毎日新聞社のヘリからフィニッシュテープが投下されると、来場者から拍手が送られた。その後、正午の号砲で選手たちは葛城公園をスタートした。
 「香芝一風会」は4大会ぶりの総合優勝で、両手で人さし指を突き上げながらゴールした清原啓志選手(33)は「昨年は10位ぐらい。今年は優勝したかったのでうれしい」と笑顔を見せた。
 昨年優勝の岡田フレンズは2位。岡田健志選手(24)は「優勝チームは強いと聞いていたが、その通りの厳しい展開だった」と悔しさをにじませ、3位だった智弁カレッジBの嶌岡侑里選手(2年)は「後ろの選手に抜かれ申し訳なかった。出場すれば来年も頑張る」と話していた。
 ◇総合Vは香芝一風会
 ○…総合優勝の香芝一風会=写真=は、香芝市内の中学校出身者らで結成したチーム。1区を走った森本直人選手(33)は「狙っていた区間賞も取れて良かった」と喜び、3区の山口晃平選手(21)は「良いリズムで走れた」と振り返った。近年は中学卒業後に陸上を続ける生徒が少なく、入会者数も減っているという。アンカーの清原選手は「この優勝をきっかけに入会者が増えてほしい」と期待を込めた。
 ◇来場者笑わせる
 ○…第70回大会を記念して吉本興業のお笑い芸人らの「よしもとチーム」=写真=が結成され、体力自慢の6人が出場した。レース後にはトークショーもあり、来場者を笑わせた。アンカーを務めた「なかやまきんに君」は「地元の方に温かい豚汁を頂き、とてもうれしかった。良いコースを走り、会場ではネタも受けて楽しめました」と話した。
 ◇団子などで応援
 ○…発着点の葛城公園では、新聞販売所でつくる「毎日新聞奈良三重専売会」が、みたらし団子1500本を振る舞った=写真。県立橿原高1年の田中愛莉さん(16)は「温かくて甘くておいしい。元気が出る」と笑顔。専売会の桐山政孝会長は「あいにくの雨だが、頑張って走るランナーを元気づけられたら」と話していた。会場では、市民団体なども大根煮や豚汁など温かい料理でランナーをもてなした。
………………………………………………………………………………………………………
 ◇各部門の優勝チームと記録
 【中学男子】香芝西=1時間33分13秒【中学混合】畝傍中=1時間31分54秒【高校男子】智弁学園=1時間24分3秒【高校混合】智弁カレッジB=1時間23分33秒【一般1部男子】香芝一風会=1時間18分21秒【一般2部男子】山田ファミリー=1時間29分39秒【一般2部混合】NRF混合=1時間36分18秒【特別賞・市内一般2部】御所市役所A=1時間38分22秒