ここから本文です
日本陸海軍研究所
いつもご訪問いただいてる皆様、本当にありがとうございます。
小銃ハ射撃、銃剣及床尾ヲ以テ敵ヲ撃破スル為ノ小銃手ノ重要ナル兵器ナリ射撃速度
 ハ直接照準ニアリテハ一分間一〇発、射撃ノ最大有効射撃ノ成績ハ四〇〇米迄ノ距
 離ニシテ優良射手ハ八〇〇米迄ノ距離ニ在ル目標ヲ損傷ス
 集中射撃ハ集団目標ヲ撃破スル為ニ適用セラルルモノニシテ其ノ距離八〇〇米迄ト
 シ飛行機ニ損害ヲ与フル為ニハ距離五〇〇米迄トシ戦車及装甲自働車ノ展望孔射撃
 ノ為ニハ三〇〇米迄ノ距離トス
手榴弾ハ突撃ヲ撃退スル場合銃剣ヲ以テ攻撃スル前ニ直接敵ヲ殺傷スル為ノ兵器ニシ
 テ塹壕内掩蔽部、交通路、住民地、森林及山地内ノ戦闘ニ於テモ之ヲ適用スルモノ
 トス
拳銃ハ指揮官幹部及若干ノ兵ノ兵器ナリ而シテ此ノ兵器ハ近距離及格闘時ニ於ケル攻
 撃防禦ニ供セラルルモノトス
擲弾銃ハ炸裂スル弾薬ヲ使用シ低伸弾道ノ兵器ヲ以テ射撃目的ヲ達成シ得ザル特ニ陰
 蔽セル目標ヲ殺傷スルニ用ヒラルル兵器ナリ
 発射速度ハ一分間六乃至八発ニシテ有効射程六〇〇米迄トス
軽機関銃ハ低伸セル射撃ヲ以テ曝露シ集結シ又重要ナル単独ノ活目標ヲ八〇〇米迄ノ
 距離ニ於テ殺傷シ且飛行機ニ損害ヲ与フル為五〇〇米迄ノ距離ニ於テ適用スル狙撃
 分隊ノ主要ナル兵器ナリ射撃ハ短キ翼次射ヲ実施スルモノニシテ発射速度ハ一分間
 八〇発迄トス
重機関銃ハ一吉米以下ノ距離ニ曝露スルカ又ハ小ナル地壁下ニ在ル集合活目標並ニ敵
 ノ火器ヲ撃破スル為最モ威力アル兵器ナリ而シテ一、五〇〇米遠隔ノ飛行機ト戦闘
 スル為重機関銃ハ特別装置ト特別照準装置トヲ加ヘテ適用サルルモノナリ
 兵ハ大胆ニ重機関銃ヲ使用セバ曝露セル戦闘ニ於テモ弾薬ト一名ノ機関銃手ノ生存
 シアラバ敵歩兵ヲ接近セシメザルモノトス
 射撃ハ翼次ニ実施セラルルモノニシテ発射速度一分間二五〇乃至三〇〇発トス機関
 銃ハ分隊小隊及中隊ノ編組内ニ在リテ曝露、半遮蔽、陰蔽及遮蔽セル陣地ヨリ射撃
 ヲ実施ス
 機関銃ヨリスル射撃ハ友軍頭上ヲ超越スルカ又ハ部隊間ノ間隔ニ対シテ行フコトヲ
 得
 防禦ニ於ケル重機関銃ハ対戦車火器ト共ニ歩兵戦闘序列ノ基礎ヲ為スモノナリ
四五密砲ハ戦車ト戦闘ヲ行フ為ノ重要ナル兵器ニシテ曝露若クハ「ベトン製」銃巣内
 ニ在ル敵ノ火器ト戦闘スル為ニモ適用セラルルモノトス
 移動目標ニ対スル有効射撃距離ハ一、五〇〇米以内ニシテ固定目標ニ対シテハ三、
 〇〇〇米迄トス
 発射速度ハ一分間一二乃至一六発トス
迫撃砲ハ主トシテ敵ノ反対側ノ斜面、窪地、軽度ナル陰蔽地等ニ配置セラレタル敵ノ
 火器及活力ヲ撃破スル為ニ用ヒラルル兵器ニシテ又敵ノ火点及観測所ヲ盲目的ナラ
 シムル為ニモ適用セラルルモノトス
 射距離ハ三、〇〇〇米迄トス
 発射速度ハ一分間二〇発トス

この記事に

開くトラックバック(0)


三九四 防禦ニ於ケル機関銃小隊ハ狙撃部隊ノ前縁後方及突撃シ来ル敵ヲ撃破シツツ
 防禦地帯内ニ於ケル戦闘ヲ容易ナラシムルヲ要ス
  機関銃小隊ハ遮蔽、半遮蔽、陰蔽、曝露シ成ルベク対戦車障碍物ノ後方ニ選択シタ
 ル射撃陣地ヨリ本来ノ任務ヲ完遂スルモノトス
  小隊ニ定メラレタル全地帯ヲ射撃シ得ベキ陣地ヲ最モ便利トス
三九五 防禦ニ於ケル機関銃ノ有効ナル行動ハ最モ巧ニ偽装セル場合ノミニ為シ得ラ
 ルルモノナリ機関銃巣ハ地形ニ適応シテ各種ノ型式ヲ用フルヲ必要トスルモノナリ
 主要陣地予備陣地共ニ偽装陣地ヲ構築スルヲ要ス
 射撃陣地ハ狙撃部隊ノ塹壕ヨリ若干距離ヲ隔テ歩兵陣地ノ敵ノ射撃ヲ受クル場合ニ
 之ト同時ニ損害ヲ蒙ラザル如ク選択スルコト必要ナリ
三九六 戦闘警戒部隊支援ノ為分割セラレタル機関銃小隊ハ前縁上或ハ其ノ前方ニア
 ル予備陣地ヨリ集中的ニ活動シツツ其ノ任務ヲ完遂スルヲ要ス
  任務達成後機関銃小隊ハ自己ノ主要陣地ニ移動スルヲ要ス
 強力ナル戦闘警戒隊ノ編組内ニアル機関銃小隊ハ防禦ニ於テハ集中或ハ分散シ退却
 時ニハ戦線離脱ノ場合ノ如ク行動スルヲ要ス
三九七 機関銃小隊長任務ヲ受ケ監視法ヲ組織シタル後分隊長ト共ニ狙撃部隊防禦地
 区及前方地形ノ偵察ヲ実施シ機関銃分隊ニ射撃陣地(主要陣地及予備陣地)ヲ親シ
 ク指示スルヲ要ス
  射撃指揮ヲ容易ナラシムル為目標ノ方向協定ト指示番号ヲ設定スルヲ要ス之敵ニ向
 ヒ突然射撃攻撃ヲ為ス為特ニ重要ナリ
三九八 敵化学攻撃或ハ煙幕ノ適用ヲ為ス場合ニハ好機ニ消毒ヲ準備シ煙幕ニ向ヒ射
 撃実行ヲ為スベク機関銃ヲ適用スルコト必要ナリ
三九九 防禦ノ勝利ノ為ニハ好機ニ弾薬及長時間戦闘ノ為ノ必需品ヲ貯蔵準備セザル
 ベカラズ
四〇〇 防禦前線ニ敵ノ攻撃シ来ル場合機関銃小隊ハ敵ノ最モ大ナル集合ニ向ヒ殲滅
 射撃ヲ集中スルヲ要ス
  要スレバ機関銃小隊長ハ全機関銃ヲ突撃撃破ノ為適用スル目的ヲ以テ箇々ノ機関銃
 ヲ前進セシムルヲ要ス
  機関銃小隊長一目標ヲ圧迫スルヤ全機関銃ノ射撃ヲ以テ他ノ目標ニ向ヒ急襲的射撃
 ヲ行ヒ敵ニ重大ナル損害ヲ与ヘテコウゲキ為起ツヲ得ザラシムル如ク為スヲ要ス
四〇一 敵戦車ト共ニ攻撃シ来ルトキ機関銃小隊ハ主要陣地ニ於テ敵ノ歩兵ヲ撃破ス
 ル如ク射撃シ戦車ニ向ヒ射撃開始ヲ行フハ最短距離ヨリ行フヲ要ス
四〇二 陣地内戦闘ニ於テ進入シ来レル敵ハ翼側及背後方向ヨリ射撃ヲ以テ撃滅スル
 ヲ要
 機関銃小隊ハ敵ノ逆襲旧方向ニ撃退セラレザル間ハ頑強ニ固守スルヲ要ス
四〇三 短刀及翼側阻止射撃ヲ実施スル為機関銃小隊ハ成ルベク対戦車障碍物ノ後方
 ニシテ前線ニ分隊毎ニ配置スルモノトス分隊ハ独立シテ動作スルモノニシテ小隊長
 ハ戦闘迄ニ任務、射撃陣地ヲ確認シ機関銃ノ射撃準備ヲ検査スルヲ要ス
四〇四 防禦第一線ノ接近路ニ向ヒ正面阻止、集中射撃ヲ実施スル為機関銃小隊ハ防
 禦ノ縦深方向ニ集中配置シ小隊長ノ指揮ノ下ニ行動スルモノトス時トシテ良好ニ偽
 装セシムル目的ノ為小隊ヲ分隊毎ニ集結シテ配置スルヲ得ルモ射撃指揮ハ小隊長ニ
 テ絶対的ニ統一スルモノトス
四〇五 支援スベキ狙撃部隊ノ退却ノ時機関銃小隊ハ損害ヲ顧慮スルコトナク攻撃シ
 来ル敵ニ殲滅的射撃ヲ集中シ狙撃部隊ヲ敵ヨリ確実ニ離隔シ得シムルヲ要ス
 敵懸命ニ突撃ヲ反復シ来ルトキ機関銃小隊ハ自己及物資的部分ヲ犠牲ニスルモ頑ト
 シテ固守スルヲ要ス
四〇六 夜間防禦ニ於ケル機関銃小隊ハ第一線ニ分隊毎ニ配置スルヲ要スルモノニシ
 テ法則トシテ分割セザルモノトス斯クノ如クシテ機関銃小隊ハ威力射撃ヲ確保シ得
 ルモノト
 射撃陣地ノ偵察及其選択ハ昼間好機ニ実施スルヲ要ス
四〇七 夜間及通視困難ナル場合ニ射撃ヲ実施スル為機関銃小隊長ハ昼間ニ於テ機関
 銃ノ準備ニ関スル指示ヲ与ヘ射撃ノ為必需品ヲ用意シ射撃ノ方向及地線ヲ定ムルヲ
 要ス
四〇八 各種戦闘ニ於ケル協同動作左ノ如シ
 (イ) 機関銃小隊内
  (1) 狙撃分隊及機関銃隊相互ニ射撃ノ援助ヲナスコト
  (2) 隣接分隊ニ弾薬及予備品ヲ補給シテ援助ヲ為スコト
 (ロ) 機関銃小隊及狙撃部隊間
  (1) 任務ヲ相互ニ知得スルコト
  (2) 目標指示ノ為共同ノ方向指定ヲ為スコト
  (3) 狙撃部隊トノ連絡及其ノ行動ノ監視ヲ中絶セザルコト
  (4) 相互射撃援助
 (ハ) 機関銃小隊ト砲兵間
  (1) 任務ヲ相互ニ知得スルコト
  (2) 目標指示ノ為共通ノ方向指定ヲ為スコト
  (3) 撃破ヲ必要トスル目標ノ分配
  (4) 不断ナル連絡ノ保持
  (5) 相互ノ射撃支援
 (ニ) 機関銃小隊ト戦車間
  (1) 戦車ノ任務及戦闘行動計画ヲ知得スルコト
  (2) 戦車ノ行動及運動ノ監視ヲ中絶スルコトナク敵ノ対戦車砲、大口径機関銃
  ノ射撃組織、擲弾筒手其ノ他対戦車砲ノ取扱者等ヲ覘ヒ之ヲ撃破シテ機関銃小隊
  ニ射撃支援ヲ与フルコト
  (3) 相互ノ目標指示ノ為記号(信号)ヲ決定シ適用スルコト
 (ホ) 機関銃小隊ト隣接部隊間、隣接部隊ノ任務ヲ知得シ相互ニ射撃支援ヲ為ス
  コト

この記事に

開くトラックバック(0)

三七六 行軍尖兵ニ配属セラレタル機関銃小隊ハ射撃開始ニ於テ敵ヲ阻止シ尖兵ノ展
 開、突撃或ハ其ノ奪取シタル地線ノ指示ヲ確実ナラシムルヲ義務トス
三七七 攻撃戦ニ於ケル機関銃小隊長ハ敵ヲ撃破シツツ前方ニ前進シ突入スベク努力
 スルヲ要ス
 攻撃戦ニ於ケル接敵間機関銃小隊ハ周到ニ地形ニ適応シ地形及敵火ノ状況ノ許ス迄
 機関銃ヲ車輌ニ積載シタル儘前進スルヲ要ス
三七八 戦闘任務ヲ受ケタル後機関銃小隊長ハ地形ノ偵察ヲ迅速ニ実施シ小隊ニ命令
(第一一第一二)ヲ下達スベシ
 射撃開始ノ為機関銃ヲ迅速ニ準備シタル後機関銃小隊長ハ隷属セル指揮官ニ射撃実
 施準備ニ関シテ報告スルヲ要ス
三七九 機関銃小隊ノ射撃陣地ハ敵ヲ急襲シ得ベキ顧慮ヲ以テ長ク陣地変換スルコト
 ナク斜射側射ヲ実施シ得ル如ク選択スルヲ要ス
 之ト共ニ小隊射撃陣地ハ敵ニ発見セラレザル如ク為スヲ要ス
 之ガ為陣地ヲ選択スルニハ明瞭ナル地物或ハ地線ヲ避クベシ
三八〇 若シ機関銃小隊独立セル狙撃部隊ニ配属セラレタルトキ小隊長ハ主要方面ニ
 行動スル分隊附近ニ位置シ機関銃分隊長ノ配属セシメラレタル狙撃部隊長ノ許ニ適
 時ニ到著スベキカヲ注視シ戦闘間機関銃ニ弾薬、水、予備品等ヲ戦闘ヲ中絶スルコ
 トナク補給スルニ就テ配慮スルヲ要ス
 機関銃小隊ハ狙撃部隊ノ展開開始迄ニ射撃開始ヲ準備シアルヲ要ス
三八一 機関銃小隊ハ小隊長ノ直接指揮ノ下ニ射撃ヲ実施スルモノトス
 射撃目標ニ与ヘラレタル任務ニ基ヅキ目標ノ重要ノ程度ニ関係シテ選択スベキモノ
 トスルモ第一順序トシテ歩兵ノ前進ヲ妨害シ之ニ損害ヲ与ヘツツアル目標ヲ撃破ス
 ルヲ要ス重要ナル目標ヲ速ニ撃滅スル為小隊長ハ之ニ対シ全小隊ノ射撃ヲ集中スル
 ヲ要ス
三八二 狙撃部隊ノ前進ニ伴ヒ機関銃小隊ハ小隊長ノ予メ偵察シタル陣地ニ向ヒ前方
 ニ移動スルモノトス
 此ノ時期ニ於ケル機関銃小隊長ノ主要ナル任務ハ重機関銃ヲシテ前進中ナル狙撃部
 隊ニ遅ルルコトナカラシメ且有効射撃ヲ以テ躊躇スルコトナク之ヲ支援シ得シムル
 ニ在リ
 陣地変換(五〇〇米以上ノ距離)ハ状況及地形ニ因リ全小隊同時若クハ交互ニ分隊
 及機関銃毎ニ実施スルヲ要ス
三八三 機関銃小隊長ハ防毒具ヲ適用スルニ当リ機関銃射撃ヲ薄弱ナラシメザル如ク
 監視スルコト必要ナリ
 撒毒地域ヲ通過スルトキ小隊ハ歩兵ノ掩護射撃ヲ中絶スルコトナク分隊毎ニ通過ス
 ルモノトス
三八四 戦闘間機関銃小隊長ハ常ニ敵状、友軍ノ状態、射撃ノ結果ヲ監視スルヲ要ス
 若シ機関銃ニシテ狙撃部隊ノ支援良好ナラザルトキ小隊長ハ機関銃ニ前進シテ射撃
 陣地ヲ速ニ変換スベク命令スルヲ要ス此ノ際小隊長ハ狙撃部隊ヲシテ重要ナル時機
 ニ射撃援助ヲナカラシメザル如ク顧慮スベキモノトス射撃陣地ノ変換ハ機関銃毎ニ
 遮蔽シ匍匐或ハ早駈ヲ以テ実施スルモノトス小隊長ハ総テ射撃陣地変換ニ関シ配属
 セル狙撃部隊指揮官或ハ(支援ヲ与フル部隊長)ニ知得セシムベキモノトス
三八五 機関銃小隊ハ其ノ射撃ヲ以テ我ガ前進ヲ妨害スル敵ノ火器ヲ撃破シ狙撃部隊
 ノ突撃地線上ニ集中スルヲ安全ナラシムベキ義務ヲ有ス
  突撃開始ノ時機ニ至ラバ機関銃小隊ハ狙撃部隊ノ突撃ヲ射撃ヲ以テ支援シ得ベキ陣
 地ヲ占領スルヲ要ス此ノ時ニ当リ小隊長ハ部下小隊ノ弾薬、油、水等ヲ充分ナラシ
 メ置クヲ要ス
三八六 狙撃部隊突撃ニ移ルヤ機関銃小隊ハ全射撃威力ヲ敵ノ両翼、新ニ現出シ来ル
 敵機関銃ニ向ヒ集中スルヲ要ス
三八七 機関銃小隊ハ敵陣中ニ突入シタル我ガ狙撃部隊ニ決定的援助ヲ為スベキモノ
 トス
 此ガ為狙撃部隊ノ敵陣地ニ突入スルヤ直チニ機関銃小隊ハ状況ニ依リ全部又ハ分隊
 毎ニ或ハ機関銃毎ニ奪取シタル地区ニ直チニ前進シ同所ニ於テ全部或ハ分隊毎ニ狙
 撃部隊長ノ隷下ニ移ルヲ要ス
三八八 敵ノ防禦地帯内ノ戦闘間機関銃小隊ハ我ガ突撃進展ヲ妨害スル火器ニ損害ヲ
 与ヘツツ勇敢ニ前進スルヲ要ス
三八九 若シ突撃ノ撃退セラレタルトキ機関銃小隊ハ損害ヲ顧慮スルコトナク狙撃部
 隊ノ退却及突撃再行ヲ掩護スベシ
三九〇 敵ノ退却スルニ当リ機関銃小隊ハ其ノ射撃ヲ以テ敵ニ損害ヲ与ヘツツ勇猛果
 敢ニ前進スルヲ要ス此ノ際不意ノ襲撃ヲ避クル為翼側ニ深ク注意スルヲ必要トス
 機関銃小隊長ハ重機関銃射撃ノ精神的ニ与フル影響ノミニテモ退却中ナル敵ヲシテ
 退却ヲ続行シ得ザラシムルモノナルコトヲ記憶スルヲ要ス
三九一 夜間接敵動作ハ直接警戒隊ノ掩護ノ下ニ実施スルヲ要ス
 機関銃小隊長ハ援助部隊及小隊間ノ連絡ヲ確保スルニ特別ナル注意ヲ用フルヲ要ス
三九二 夜間攻撃ノ進捗シタルトキ機関銃小隊ハ猶予スルコトナク狙撃部隊ニ追及シ
 射撃陣地ヲ占領シ敵ノ逆襲撃破ニ備フルヲ要ス
 敵ノ逆襲ニ対抗シ好機ニ之ヲ発見スル為機関銃小隊長ハ敵情及地形ノ偵察ヲ実施ス
 ル義務アルモノトス
三九三 友軍ノ敵火ニ因ル損害ヲ避ケシムル為機関銃小隊長ハ機関銃射撃陣地ノ前方
 及両翼ニ在ル狙撃部隊ノ配置ヲ正確ニ知得シ之トノ連絡ヲ保持スルヲ要ス

この記事に

開くトラックバック(0)

一次史料目次

日本陸軍一次史料 戦術関係

日本陸軍一次史料 砲兵関係

ソ連軍一次史料

この記事に

開くトラックバック(0)

三六八 機関銃小隊ハ機関銃ノ威力ニ依リ攻撃ノ為狙撃各部隊ニ迅速ナル前進ヲ促シ
 或ハ防禦ノ為頑強ナル陣地ノ指示ヲ確保シ得セシムルト共ニ敵ノ対戦車火器ニ射撃
 ヲ実施シツツ戦車ノ襲撃ヲ支援スルモノナリ
三六九 威力アル機関銃射撃ヲ以テ突撃間又ハ敵ノ突撃ヲ撃破スル際狙撃各部隊ヲ支
 援スルコトハ戦闘ノ成功ヲ得ル為ニ特別ナル意義ヲ有スルモノナリ
三七〇 敵ヲ撃破スルノ成功ハ殲滅的射撃ヲ以テ不意ニ敵ニ向ヒ殺到シテ最短時間ニ
 多大ノ損害ヲ与ヘ得ル如ク射撃時機ヲ巧ニ選択シ得ルコトニ依ツテ達成セラルルモ
 ノナリ此ノ成果ハ機関銃陣地ノ周密ナル偽装法、小隊長ノ正確ナル指揮、射撃ノ迅
 速ナル準備、全機関銃手ノ熟練ニシテ正確ナル動作等ニ依ツテ達成セラルルモノナ
 リ
三七一 機関銃小隊ハ狙撃部隊ヨリ後ルルコト無ク機関銃射撃ヲ以テ狙撃部隊ヲ支援
 スベク常ニ準備シアル時ニ於テノミ戦闘ノ本分ヲ完遂シ得ルモノナリ
三七二 機関銃小隊長ハ戦闘ノ為多クノ場合独立シテ行動スルモノトス此ガ為小隊長
 ハ常ニ配属セラレタルカ或ハ支援スベキ部隊ノ任務ヲ知得シ其ノ指揮官トノ連絡(目視、伝令)ヲ定ムベシ
三七三 任務ヲ受クルヤ機関銃小隊長ハ第一順序トシテ迅速ナル地形ノ偵察ヲ実施シ
 射撃陣地変換ニ当リテハ予メ新陣地ヲ偵察シ自己ノ観測所ノ場所、射撃陣地(主要
 陣地、予備陣地)、車輌(四頭曳機関銃)置場ヲ選定スルヲ要ス
三七四 機関銃小隊長ノ戦闘ノ為指揮法左ノ如シ
 (イ) 小隊ヲ集中配備シタル場合射撃陣地、観測所ノ位置ヨリ大ナラザル距離ニ
  在ルトキ号令ニテ指揮ス
  (ロ) 小隊ヲ分散配置シタル場合観測所ノ位置主要ナル射撃陣地ヨリ遠隔シアル
  トキハ信号、記号及逓伝ノ連絡ヲ経由シテ指揮ス
三七五 機関銃小隊ノ弾薬補給ハ中隊弾薬配給所ヨリ行フモノトス之ガ為小隊長ハ第
 二三七ニ依リ小隊弾薬配給所ヲ設置スルヲ要ス

この記事に

開くトラックバック(0)

[ すべて表示 ]

本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事