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魅力的な「半隠遁」の勧め
本棚を整理していたら、「人生を<半分>降りる」(中島義道、ナカニシヤ出版)を見つけた。中島は、二人っきりで酒を飲みたくなるタイプではないが、本を通じて付き合うには、哲学独習者には有益、かつ、くたびれた中年会社員には刺激剤にもなるひねくれた人物だ。
パラパラめくってみたら、「いやはや、その通り」とうなずくことばかりで、独り言をつぶやきながらページをめくる手が止まらなくなった。
中島のいう半隠遁とは、社会のためになるような公職を離れて、残された時間を「自分のために使う」ことを意味する。
<半隠遁>は世間的にある程度のことをなしとげたあとは、あるいは自分の能力と仕事を見限った時に、あるいは出世ゲームが心底虚しく感じられたときに実践するのが一番いい。
<半隠遁>はひとつの積極的な生き方なのですから、老衰してぼろぼ
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