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埼玉の部落 歴史と生活

今回の一冊は、『埼玉の部落 歴史と生活』(埼玉県同和教育歴史教材編集委員会 編) です。私は、高校で人権委員を務めており、二学期のテーマが「同和問題」のため、委員会として3冊の書籍を読むこととなりました。
 
 
 
   発刊にあたって
 
 部落差別の問題を考えようとすると、「今どき差別なんてあるの」とか、「そっとしておけば解決するのでは」という声をよく聞きます。また、最近は部落の環境も改善され、露骨な差別はなくなってきたようにも見えます。しかし、結婚、就職、つきあいなどで、部落の人が差別される例はあとをたちません。部落差別はなくなっていないのです。また、そっとしておくことでは、この問題はいつまでも解決しません。
 いったい、部落差別は、いつごろ、どうして起こり、そのなかで部落の人たちはどう生きてきたのでしょうか。
 これまでは、部落の歴史を、「差別と貧困」という暗い面だけでとらえる傾向が強く見られました。その結果、「部落の人はかわいそう」とか、「部落に生まれなくてよかった」という感想を持つ生徒がずいぶんいたように思います。
 最近になって、埼玉の各地に残された資料を調べることで、部落の人たちは、産業や文化のうえで社会的に重要な役割を果たし、また差別とのたたかいや農民運動への参加をとおして、日本の民主主義と人権確立のために活躍してきたことが明らかになりました。そこで、私たちは、差別がいかに根拠がないものかということを中心にすえながら、部落の人びとがいかに社会の発展に貢献してきたのかということに重点をおいて、この本を作成しました。
 この本では、原則的に具体的な地名や人名を掲載しました。それは、具体的な地名や人名がない歴史学習は、説得力を持たず、学習がなりたたないからであり、また、誇りを持って部落の歴史や生活を子どもたちに伝えたいという思いを込めて、この本を作成したからです。この本を読めば、その意味を理解していただけると思います。
 部落の人びとは、生産的な産業をにない、人びとの生活を支え、文化を育て、社会の発展に大きな役割を果たしてきました。また、差別をはねかえし、たくましく生活を営んできました。指導にあたる先生には、自信を持って部落の歴史学習にとりくみ、地名を語り、人名を語る指導をお願いしたいと思います。地名や人名を隠しても、問題は何ひとつ解決しません。
 読者の皆さんには、この本を通じて、人間の自由を束縛し、人権を侵害するものが何であるかを正しく学んで欲しいと思います。そして、自分たちの住む地域社会のなかに、不当な差別があることに気づき、差別を許さない態度を育てて欲しいと願ってやみません。
                                埼玉県同和教育歴史教材編集委員会
                                     (冒頭「◆発刊にあたって◆」より引用)
 
 
部落差別は「見えない差別」といわれることがしばしばあります。このゆえんは、私たちが部落問題を見ないようにしていることが原因であると私は考えます。
 
他の差別もまた同じです。まず、知らなければ進展を望むことなどできません。
 
本書は埼玉県に限定をしたものではありますが(私は埼玉県在住です)、豊富な資料がありたいへんわかりやすいものでした。おそらく、各都道府県ごとに同様の書籍が出版されていることと思います。
 
もし少しでも興味があるならば、ぜひ一歩を踏み出してみてください。その勇気ある一歩が、差別の解決へつながると私は信じています。

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