星空を楽しむ

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3月の星空情報です。

みなさんこんばんは! スコープテック代表の大沼です。
もう3月ですね。この前お正月だったのに時間が経つのがとても早く感じています。あとひと月もしないうちに桜が咲き始めるということで、寒い毎日、春を待ちわびてしまっています。
そうそう最近は、iPhoneにSpaceStationARというアプリを入れて、人工衛星や国際宇宙ステーション、ハッブル望遠鏡など地球のまわりを飛んでいる人工衛星を見たり撮影したりしています。このアプリやアイフォーンなどのスマートフォンで星を撮影したり、楽しむ方法も近々ご紹介したいなと考えています。

さてまずは、弊社の3月の営業日のお知らせです。
http://scopetown.jp/
右下営業日カレンダーを御覧ください。
各日営業時間: 13〜18時となっております。
電話の受付時間も上記に準じております。ご注意ください。

※ここからリンクを張っている星図の大部分は、アストロアーツの星空シミュレーションソフト ステラナビゲータ10を使用して画像を生成しています。画像はマス目になっていますが、マス目一つの角度は10度になります。

星を見つける事が慣れていない方は下記もごらんくださいね。

・見たい星の位置を調べ、実際の夜空で見つける
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/55331861.html



ステラナビゲーター10に関して詳しくは、下記リンク先をご覧ください。とても面白いシミュレーションソフトでオススメです!
http://www.astroarts.co.jp/products/stlnav10/index-j.shtml

〈目次〉
★はじめに
★3月の天文現象カレンダー
★ 3月の星空情報
★ 今月おすすめの本
★ 望遠鏡基本的な使い方の確認
 おわりに


はじめに

いよいよ春の星座のおとめ座の一等星スピカの近くにいる『木星』が観測シーズンに入りました。すこしだけ夜更かしすれば、木星が東の地平線から上がってきます。また昨年から、なんどもご案内している「金星」ですが、これから夕方の西空で急激に太陽に近づき、今まで高い位置に見えていましたが、どんどんと低くなっていきます。それとともに、地球に接近してくるので低倍率の双眼鏡でも楽に見えるくらい大きくみえます。そんなみどころいっぱいの3月です。


 3月の天文現象カレンダー

2月26日が新月だったので、3月3日くらいまでは、一晩中ほとんど月明かりの影響が無く星空が良く見える時期です。

3月3日(金)ひな祭り
3月5日(日)上弦の月 夕方に見える半月です。月の観察の好機です。クレーターがとても良く見えます!
3月6日(月)水星が外合 地球から見ると、太陽の反対側(向こう側)で太陽に近づき、観察がしばらくできません。
3月10日(金)エンケ彗星がその軌道を周回する中で太陽に1番近きます。

3月12日(日)満月です!
3月21日(火)下弦の月 明け方の半月です。クレーターがとても良く見えます!上弦の半月とは光の当たり方が逆なので、望遠鏡で覗いて見ましょう。真夜中に東の空から昇ってきます。

3月24日(金)から3月26日(日)乙女高原星空観望会
3月28日(火)新月 前後数日は、一晩中月明かりの影響が無く星空が良く見える時期です。

))

3月の星空情報

⚫︎金星が急降下!そして3月半ば過ぎには針金のように細くなる!
先月も案内をした夕方の西空ですばらしい明るさで輝いている金星。3月中もすこしだけ暗くなるとはいえ、1等星の100倍以上の明るさ(ピークの時は1等星の約170倍)でさんぜんと輝いています。今月は、先月には三日月のように欠けて見えるとお話ししましたが、今月中旬には針金のように細くなり見ものです!金星は今月どんどん見える高さが下がっていき、4月には夜明け前の朝焼けの空に見える「明けの明星」となります。

そして、前にも触れましたが、現在金星を回る軌道に入った日本の金星探査機「あかつき」が探査を続けています。地球からは肉眼では表面の模様を見ることは至難ですが、探査機から送られてくる画像をぜひご覧くださいね!
http://akatsuki.isas.jaxa.jp/

またこちらには動画や、ペーパークラフト(むずかしいのから簡単なのまで)あります。ぜひ楽しんで見てくださいね。

下の案内星図はもう一度クリックすると拡大できます。
イメージ 1

イメージ 2


イメージ 4

⚫︎3月 木星が観測シーズン入り!
2月中旬でラプトル60で木星を観察してみました。今年の木星は、昨年と比べて大分模様の様相が変わってきています。とく小型望遠鏡で見ると非常に目立つ二本の縞模様が見えますが、望遠鏡で天頂プリズムをつけずに見ると、下側の縞模様(北赤道縞)の北側から北極にかけての色がとても濃い状態のようです。また大赤斑は濃いのですが昨年より小さくなっているので、小型望遠鏡で大赤斑を見ようとしても、ちょっと見にくい状態です。
こうした変化を小型望遠鏡で追うのは楽しいものですね。来月には地球に近く『衝』という位置関係になります。来月のメールマガジンは木星やその衛星を特集する予定です。お楽しみに!

そして、木星には現在、アメリカ合衆国のNASAの木星探査機『ジュノー』が木星の周回軌道をまわりながら、信じられないような沢山の模様が映った木星の写真を送ってきています。

英語のページですが写真だけでも楽しめます!ぜひごらんください。
https://www.nasa.gov/mission_pages/juno/main/

3月15日には、月が木星の近くに来るのでとても見つけやすくなります。

 
下の案内星図はもう一度クリックすると拡大できます。

イメージ 3


⚫︎春の星座が夜半に東の空に昇ってきます。

冬の星座で黄道十二星座のひとつであるふたご座の東側には、同じく十二星座かに座がいます。かに座を含めかに座の東側が春の星座ということになります。春の星座を見つけるには、まずおおぐま座の尾っぽの部分にあたる北斗七星を見つけましょう。北斗七星のひしゃくの柄(え)の部分の曲がり具合そのままに、ずーっと伸ばしていくと、うしかい座のオレンジ色の0等星アークトゥルスが見つかります。さらにその曲線を伸ばしていくと、おとめ座の白い1等星、スピカが見つかります。。おとめ座のスピカが近くに輝いており、アークトゥルスのオレンジ色とスピカの青白い色の対比から、アークトゥルスとスピカは夫婦星としても知られ、アークトゥルスが男性、スピカが女性とされています。

またアークトゥルスはアークトゥルスは、固有運動が大きい高速度星として知られる。18世紀の天文学者エドモンド ハーレーは、自身が観察したアークトゥルスの位置が、古代ギリシャで観測された位置と比較すると約1度(地上から見える月の直径で2個分)ずれていることを発見した。それはそれまで星座を構成する星は、動かないと思われていたので当時としては驚くべき発見でした。アークトゥルスは、今もおとめ座のスピカの方向に移動していて、数万年後には、アークトゥルスとスピカが非常に接近して輝くと言われています。
アークトゥルスとスピカにしし座の尾にある2等星のデネボラ(β星)を加えると大きなほぼ正三角形ができる。この3星を結んだ三角形を春の大三角といい。春の大三角の3つの星、アークトゥルス・スピカ・デネボラに、さらにりょうけん座のα星(りょうけん座で1番明るい星)3等星のコル・カロリを加えて結んだひし形を乙女座のダイヤモンドといいます。このコル・カロリは肉眼で見ると一つの星にしか見えませんが、望遠鏡で覗くと連星で二つの星が連なって見えます。やや暗めの星で市街地でなんとか見える明るさですが、春の大三角を見つければ、すぐに見つかります。


下のリンクは案内星図、開いた星図をクリック、そしてもう一度クリックすると拡大して見やすくなります。
イメージ 5






今月おすすめの本
今月のオススメは、『ガリレオ-望遠鏡が発見した宇宙』伊藤和行著 中公新書
昨年の9月に、イタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイが400年以上前に、ガリレオ自身で作った、天体望遠鏡で成し遂げた発見を綴り出版した「星界の報告」を「今月おすすめの本」として紹介させて頂きましたが、この本は、ガリレオの生い立ちや彼の人生に焦点を当て、没落した名門貴族の末裔であったガリレオが、途中は父親の意向で大学で医学を勉強していたにも関わらず、自らの意思で退学し、数学者の道を歩んだのか。そして持ち前の器用さを生かし、当時まだ2−3倍に過ぎなかった望遠鏡を、自らの工房でのレンズ研磨を行い、ついに倍率が20倍を超える世界初の小さな「天体望遠鏡」を作りあげ、そしてその望遠鏡をもって、人類初の望遠鏡を使った「天体観測」を行い、持ち前のその素晴らしい洞察力と粘り強い観測から得られた全く新しい知見を、「星界の報告」で世に発表したのです。しかし当時のカソリックをベースとする神学界からは激しく反発があり裁判にかけられてしまうのです。また、彼の宇宙観に賛同しない研究者の提示する従来の宇宙観(地球が宇宙の中心である天動説)に沿った観測結果に対する解釈も、それはそれで大変面白いものでした。それらの話を詳しくまとめ、ガリレオ自身が観測から推論した宇宙の姿がどんなであったか、そしてなぜ彼の望遠鏡での詳細な天体観測から導かれた地動説が、当時の人々になかなか受け入れられないものであったのか。とても興味深い内容の本です。『星界の報告』とともにお読み頂くことをおすすめします。
この本は、あまりに面白く一気に読んでしまいました!
新書: 212ページ
出版社: 中央公論新社 (2013/10/22)
言語: 日本語
ISBN-10: 4121022394
ISBN-13: 978-4121022394

https://www.amazon.co.jp/ガリレオ――望遠鏡が発見した宇宙-中公新書-伊藤-和行/dp/4121022394

昨年メールマガジンで紹介したのですが、ガリレオ・ガリレイの「星界の報告」も再掲載しておきますね。

『星界の報告』は、イタリアの天文学者ガリレオ・ガリレイが、400年以上前に記した本です!
1610年3月12日に出版されました。

オランダで発明された望遠鏡、数倍程度の性能の低いものでしたが、ガリレオ・ガリレイは、翌年には独自の工夫と知恵で世界で初めての天体望遠鏡(30倍)を作り上げ、人類ではじめて肉眼を大幅に超える視界で宇宙を観測したのです。
それまで人類が見たことも想像したこともない驚くべき宇宙の真の姿を目撃したガリレオ・ガリレイが世の中にその素晴らしい宇宙の姿を彼自身の言葉で綴っている書籍なのです。
それまで、ツルツルだと思われていたつきの表面が、山脈のような起伏や谷、クレーターで覆われた世界であること。木星の周りに回る四つの衛星を発見。天の川が雲ではなく小さな星の集まりであること。金星が満ち欠けすること。太陽の表面には黒い点が点在し、形を変え増減していることなど数々の大発見をしたばかりでなく、それらの観測結果から、地動説の有力な証拠として世に提示したのです。
その科学的な考察力の素晴らしさはもちろんですが、文章力、表現力には舌を巻いてしまいます。
原書はラテン語で書かれていますが、岩波文庫から日本語訳が出ています。
人類がはじめて天体望遠鏡を使って宇宙を観察した興奮と驚きを現代に伝える本なのです。ぜひご一読をお勧めします。

岩波文庫 税込713円

https://www.amazon.co.jp/星界の報告-他一編-岩波文庫-ガリレオ-ガリレイ/dp/4003390652/ref=sr_1_1?s=books&ie=UTF8&qid=1488263552&sr=1-1&keywords=星界の報告

また子供向けですが、ガリレオ・ガリレイの伝記が出ています。これも読んでみましたが天動説や地動説に関してもわかりやすく書かれており、お子様むけに特にオススメです。

https://www.amazon.co.jp/ガリレオ-ガリレイ-それでも地球は動く-といった物理学の父-学習漫画-世界の伝記-堀ノ内-雅一/dp/4082400265/ref=sr_1_3?s=books&ie=UTF8&qid=1488263587&sr=1-3&keywords=ガリレオ



望遠鏡基本的な使い方の確認

最近望遠鏡を買ったのだけれど、見たい天体を見つけ視野に入れるのが苦手な方、またピント合わせの極意を学びたい方は、私のブログの下記ページをごらんくださいな。スムーズにできると星空観察がもっと楽しくなりますよ。

・見たい星の位置を調べ、実際の夜空で見つける
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/55331861.html

・天体望遠鏡の視野に星を導く
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/55331775.html

・ピント合わせの極意
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/55331845.html

・私のブログでは他にも、星の話題を中心に色々と書いていますので、ぜひごらんくださいね。
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/GALLERY/gallery.html?fid=0&p=1


★ おわりに
そろそろ、杉の花粉が飛び始める時期です。また春になると大気中の水蒸気も増えやや星空が霞がちの日も増えてきます。

メールマガジンご意見などございましたら、下記のメールアドレス宛に感想など頂けると幸いです。

webmaster@scopetown.jp

よろしくお願い申し上げます!

2017年2月28日午後6時   (株)スコープテック 代表取締役社長 大沼 崇


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株式会社スコープテック 代表取締役社長 大沼崇のフェイスブックアカウント
https://www.facebook.com/takashi.onuma.7
天文情報、観望会情報ほか、写真、天気、食べ物、など色々情報を流しています。
ぜひお友達申請もしくはフォローしてみてください。

・星空と天体観測のブログ
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo
さまざまな天文現象のお知らせや解説。自身で撮影した天体写真などや、おすすめの本など紹介しています。星空情報メールでは案内しないマニアックな天文現象も紹介しています!

・乙女高原星空観望会
http://otome.sblo.jp/
山梨市牧丘町柳平で毎年10回開催している星空観望会のご案内です。天の川の見える最高の環境と豊かな自然に恵まれた場所でくつろぎながらみんなで星を見ませんか?
次回は3月24(金)から3月26日(日)になります。1日だけの参加ももちろん可能です!

また弊社の近くの田奈でも観望会が行われています。どなたでも参加できます。
毎回30人以上の方が参加されています。
くわしくは下のリンク先をごらんください。
http://scopetown.jp/kanbokai.html


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