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2017年1月の星空情報

みなさんこんばんは! スコープテック代表の大沼です。毎月のご愛読ありがとうございます。
ります。弊社は26日から冬期休暇に入りました。年明け1月10日までの少し長い冬休みになります。その間は電話サポートがありませんが、メールでの問い合わせも基本的には年明け1月11日からとなります。悪しからずご了承ください。

1月の営業日は、
http://scopetown.jp/
右下営業日カレンダーを御覧ください。
各日営業時間: 13〜18時となっております。
電話の受付時間も上記に準じております。ご注意ください。



ここからリンクを張っている星図は、アストロアーツの星空シミュレーションソフト ステラナビゲータ10を使用して画像を生成しAdobeイラストレーターで文字入れ、矢印入れなど行っています。画像はマス目になっていますが、マス目一つの角度は10度になります。

星を見つける事が慣れていない方は下記もごらんくださいね。

・見たい星の位置を調べ、実際の夜空で見つける
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/55331861.html



ステラナビゲーター10に関して詳しくは、下記リンク先をご覧ください。
http://www.astroarts.co.jp/products/stlnav10/index-j.shtml

〈目次〉
はじめに
★1月の天文現象カレンダー
★ 1月の星空情報
★ 今月おすすめの本
★ 望遠鏡基本的な使い方の確認
★おわりに


★はじめに
1月も引き続き金星が夕方の西空で観測の好機です。少しずつ大きく見えるようになり、それとともに今は半月状のかけ方もだんだんと深くなっていきます。形と大きさの変化は面白く、是非継続して観察してみてください。

また冬休み(正月休み)は、夕方の南西の空で月が見頃です。お子さんたちの起きている時間に観察できる時間帯に月が見えますから、これも毎日形を変えてゆく月を観察してみましょう。

さて、今年は新年早々から、金星と月の接近、三大流星群のひとつ「しぶんぎ座流星群」が見頃です。最高の条件で見えますのでお見逃しなく。


 ★1月の天文現象カレンダー

12月28日が新月だったので、1月4日くらいまでは、一晩中月明かりの影響が無く星空が良く見える時期です。

1月1日(日)元旦 夕方の西空で火星と海王星が大接近。1等星の明るさのある火星に8等星の明るさの海王星が大接近して見える。200倍を超える倍率でも同一の視野に入るほど近くので、普段海王星を探すのは大変だがこの日だけは簡単に見る事ができる。
1月2日(月)夕方の西空で月齢4.2の細い月と金星が2度弱まで近づいて見えます。正月早々の素晴らしい星景色。
1月3日(火)三大流星群のひとつ、しぶんぎ座流星群が極大(もっとも流れる)極大時間は23時ごろと予想されている。月明かりもなく最高の条件だ。お見逃しなく

1月6日(金)上弦の月 夕方に見える半月です。月の観察の好機です。クレーターがとても良く見えます!

1月7日(土)田奈星空観望会
1月9日(日)ヒアデス星団の星々が月に隠される。(星食)
1月10日(火)午前0時1分 おうし座の赤い1等星アルデバランが月に隠される。(星食)
1月12日(木)満月 金星が東方最大離角(地上から見て、太陽の左側に最も大きく離れる)
1月18日(水)小惑星ベスタが衝(太陽と反対方向に位置し地球にもっとも近いた状態)将来的に準惑星に分類される可能性がある小惑星の一つ。
))
1月19日(木)太陽系で一番太陽に近い軌道を約88日で公転する惑星である水星が西方最大離角。明るさはマイナス0.1等星。太陽の西側に大きく離れ明け方の東の低空で観測のチャンス、1月10日から20日の期間が観測しやすい。

1月20日(金)下弦の月 明け方の半月です。クレーターがとても良く見えます!上弦の半月とは光の当たり方が逆なので、望遠鏡で覗いて見ましょう。真夜中に東の空から昇ってきます。

1月25日(水)45P/本田・ムルコス・パイドゥシャーコヴァー彗星)が明るくなっています。観察には口径5センチ以上の双眼鏡や望遠鏡が必要。写真には写りやすい天体なので、一眼レフに50mm位のレンズをつけて撮影してみるのも良いでしょう。3月初旬までの新月期が観察しやすい。

1月28日(土)新月 前後数日は、一晩中月明かりの影響が無く星空が良く見える時期です。

★1月の星空情報

⚫︎1月1日元旦の夕方の西空で、月と金星と火星が並んでいるのが見えます。そして肉眼では見えませんが、望遠鏡で覗くと火星の直ぐ近くに海王星が大接近して見えます。普段海王星を探すのはなかなか大変ですが、1等星の明るさで輝く火星を望遠鏡の視野に入れれば、同じ視野の中に海王星がいるので見つけるのは簡単だ。海王星は、太陽の周りを公転する惑星の中で、最も外側を回る惑星です。今まで海王星を見た事がない方は、ぜひ見て欲しい。弊社の望遠鏡で一番小さなラプトル50でも見る事ができるでしょう。


イメージ 1


それでは、月と金星と火星と海王星とそれらを照らしている太陽の事を説明しておきましょう。
まずは大きさ(直径)から、月は地球の1/4の大きさ、金星は地球とほぼ同じ大きさ、火星は地球の1/2の大きさになります。海王星は、地球の4倍の直径になります。そして太陽の直径は、地球の109倍の大きさ。太陽は並はずれておおきい。
次は夜空で見えているそれぞれの明るさです。金星は1等星の128倍の明るさ。火星はその金星の1/117の明るさ、ほぼ1等星の明るさですね。海王星は、その火星の約1/250の明るさ。夜空の綺麗な場所でぎりぎり肉眼で見えるのが6等星ですが、それは1等星の1/100の明るさですから、海王星の明るさは、その1/5.7の明るさしかないのです。
海王星は、火星や金星に比べるとかなり大きいのに、なぜそんなに暗いのか、それは太陽から遠く離れている上にとても遠いからです。

それでは、どのくらい離れているか、月は飛行機のスピード、時速800kmで約20日間の距離、金星は、飛行機のスピードで16年、火星は34年、海王星は640年!!ちなみに太陽は飛行機のスピードで21年ほどですから、海王星はめちゃめちゃ遠い…とは言っても太陽系の中ですから、星座を構成している夜空に輝いている星たちは、一番近いものでも飛行機のスピードで行くと600万年位かかりますから、まあ太陽系の惑星なんて宇宙スケールで考えると庭先のようなものですね。



見る前に海王星や火星の事をちょっと調べておくと、実際見た時により感慨深いでしょう。

海王星(wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%B5%B7%E7%8E%8B%E6%98%9F

火星(wikipedia)
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%AB%E6%98%9F

1月1日に海王星を見るための観測案内マップ

イメージ 2


⚫︎年明け早々の1月2日夕方の西空で月と金星が近づいて見えます。晴れればとても美しい星景色になりそう。夕焼けの茜色が残るうちに見ましょう。望遠鏡なしで、コンパクトデジカメやスマートフォンでも綺麗に写ります。ズームできるカメラであれば少しズームして写して見ましょう。
こんな感じに近づいて見えます。

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⚫︎1月3日 月と火星の大接近

昨日の月と金星の接近に続き、1月3日は、月と火星が昨日の月と金星の接近以上に近くまで、近づいて見えます!
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⚫︎1月3日しぶんぎ座流星群
三大流星群のひとつのしぶんぎ座流星群ですが、今年は月明かりにじゃまされることなく、沢山の流れ星を見ることができるでしょう。星が良く見える山や海なら1時間あたり数十個以上の流れ星を見ることができるでしょう。今年は月明かりに邪魔されないだけでなく、1月3日23時ごろがピークになり、前後2から3時間はかなりの流れ星がみられます。ふたご座流星群やペルセウス座流星群は、ピークの前後2から3日はかなりの流れ星が見られますが、しぶんぎ座流星群は、ピークが鋭く、6時間ずれてしまうとかなり数が減ってしまいます。輻射点が低いので、打ち上げ花火のように北の空から、空の天頂に向かって打ち上げ花火のような流れ星も沢山流れます。空を横切るような長経路の見事なものも見られるかもしれません。1月3日21時ごろからピークの23時、夜中の2時くらいが見頃になります。

流星の放射点(そこを中心に四方八方に飛びます)はりゅう座とうしかい座の境界付近です。下のリンク先の図版で放射点の場所を把握しておいてください。リクライニングする椅子を北から北東に向けて座ってみるのがオススメです。
できれば、少し郊外まで移動して市街地で見るのであれば、街灯の光が直接目に入らない場所で観察しましょう。

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⚫︎1月9日から10日にかけて、ヒアデス星団の星々が次々に月に隠されます。夜中の0時ごろには、おうし座の赤い一等星のアルデバランが月に飲み込まれます。アルデバランを含むV字型の星の並びが散開星団のヒアデス星団。ヒアデス星団の前を横切る月が最後にアルデバランを飲みこむ天文現象です。双眼鏡や望遠鏡で観察するのがオススメです。

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⚫︎1月12日 金星が東方最大離角。地球の一つ内側をまわる金星が、地球から東側にもっとも離れて見えます。夕暮れ後、南西の空高く輝いて見えます。この後、金星は太陽と地球の間に割って入るように動いていき、3月にかけて地球にぐぐっと近づいてきます。それに従い、天体望遠鏡で観察するとどんどん大きく見えるようになり、三日月のように細く欠けた姿を観察できます。形の変化を毎週追ってみましょう。


⚫︎1月19日 水星が明け方の東の空で見頃!西方最大離角
11月上旬から中旬にかけ、太陽に一番近い軌道を公転する水星が日の出前の東の空で見やすくなります。水星は太陽に近い軌道を回るため、太陽からあまり離れてくれません。日の出前の東の空に見える西方最大離角でも少しするとすぐに日の出になってしまい見えなくなってしまいます。そのため日の出まえの短い時間で見つけ出さないといけません。夕方の西空で素晴らしい輝きを見せている金星と比べると数十分の1ほどの明るさしかないので探すのは少し大変です。
またこの時期は、太平洋側では大気中の水蒸気が少なくなるので、透明度が上がり他の季節より一段と水星を見つけやすいというのも事実です。ぜひ頑張って探して頂きたいと思います。水星の近くに土星もいます。地平線からの高度が低すぎて望遠鏡で見てもリングが綺麗には見えませんが、合わせて観察してみましょう。あと3ヶ月ほどすると、もっと夜半の見易い時間に好条件で見えるようになります。

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⚫︎1月20日地球に最も近づいてくる小惑星ベスタ。明るさは6等星の明るさで見えています。観察は少し難しいですが、望遠鏡より視野の広い双眼鏡なら見つかる明るさです。ふたご座とかに座の間をいったりきたりするので、普段とくらべると見つけやすい筈です。少し星空観察に慣れてきた人ならチャレンジしがいのある対象です。


⚫︎冬の星座たちが見頃です。
冬の星空は夏とは逆に、天の川銀河の中心と反対方向を見ていることになります。そのため冬の天の川は、夏の天の川ほど濃くは見えません。しかし多くの1等星が散りばめられた冬の星座の中を横断しているので、星空のきれいな場所であれば淡いながら見つけるのはかんたんでしょう。

今月は12月に天体望遠鏡をクリスマスプレゼントで貰った方も多いと思うので先月の記事を再掲します。『番外編』冬の星座のさがし方
冬の星空は一年中でもっとも1等星が多くきらびやかで、太平洋側では空気も澄んで星座観察にはとても適した季節です。冬の星座さがしは、まず「オリオン座」を見つけます。オリオン座の左上に輝く赤い1等星ベテルギウス、全天で一番明るい恒星の「おおいぬ座」のシリウス、「こいぬ座」の黄色みがかった1等星プロキオンを結ぶと、大きな逆正三角形ができます。これが「冬の大三角」です。冬の大三角を目印にさらに大きな「冬の大六角形(別名:冬のダイヤモンド)」を見つけ、それぞれの1等星を含む星座をひとつひとつたどってみましょう視界の開けた場所で夜空に輝く大きな六角形を是非見てください。冬のダイアモンドを見つければ、冬の代表的な星座を見つけるのは簡単です。またこの周辺は、沢山の星雲や星団があり、双眼鏡や低倍率にした望遠鏡で覗くととても興味深いものです。

下のリンクは案内星図、開いた星図をもう一度クリックすると拡大して見やすくなります。

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★今月おすすめの本

今月のオススメは、月刊天文雑誌『星ナビ』と『天文ガイド』です。

長年にわたり天文雑誌の天文普及へ果たして役割はとても大きいと思っています。。ネットから情報を取る今の時代になってもそれは変わりません。さまざまな天文現象を毎月紹介するだけでなく、雑誌には星空を趣味として楽しむ人たちが紹介されていたり、天文学者の連載があったり、また私たちのように天体望遠鏡に関わる人たちや科学館の先生の記事があったり、プラネタリウムの映像や音楽を作る業界を構成する内情が垣間見えたり。編集者のセンスで毎月バランス良く様々な記事で構成されています。ネットで情報を拾い読みするのと雑誌で丁寧に整えられた情報を読むのはまったく違う行為です。自分で情報拾っているとやっぱり偏りますからね。二つの雑誌には、それぞれ個性があり、どちらが好みか、また二誌とも読むかは、人それぞれですが、この優秀な二つの天文雑誌の競争のおかげで星空の楽しみ方の多様性が広がったのは紛れもない事実であると僕は思うのです。
人の野次馬根性と覗き趣味を満たすだけの週刊誌を読んでも、普段の生活や趣味や余暇の充実になんの役にも立たないものですが、つくづく趣味の雑誌というものは良いものだと思うのです!心が豊かになる!そして知的好奇心も満たされる!特にこの二誌「天文ガイド」と「星ナビ」があったから、読み続けてきたから僕の人生は、天体望遠鏡人生になったのだから、感謝しても感謝しきれません。

月刊星ナビも天文ガイドも12月5日に発売された、2017年1月号は、これから見られる2017年の天文現象を総まとめしてあってとても便利。最初に手にする一冊としてとてもオススメであります。この二誌は、普通の本屋さんでも普通に売って手に入り易いのでアマゾンでなくても買えますが、月末で売り切れているみたいなので、一応アマゾンもリンクを貼っておきます。

両誌とも毎月5日発売です。


月刊星ナビ
https://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss_1?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%E6%98%9F%E3%83%8A%E3%83%93&rh=n%3A465392%2Ck%3A%E6%98%9F%E3%83%8A%E3%83%93
月刊天文ガイド
https://www.amazon.co.jp/s/ref=nb_sb_noss?__mk_ja_JP=%E3%82%AB%E3%82%BF%E3%82%AB%E3%83%8A&url=search-alias%3Dstripbooks&field-keywords=%E5%A4%A9%E6%96%87%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89&rh=n%3A465392%2Ck%3A%E5%A4%A9%E6%96%87%E3%82%AC%E3%82%A4%E3%83%89




望遠鏡基本的な使い方の確認

最近望遠鏡を買ったのだけれど、見たい天体を見つけ視野に入れるのが苦手な方、またピント合わせの極意を学びたい方は、私のブログの下記ページをごらんくださいな。スムーズにできると星空観察がもっと楽しくなりますよ。

・見たい星の位置を調べ、実際の夜空で見つける
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/55331861.html

・天体望遠鏡の視野に星を導く
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/55331775.html

・ピント合わせの極意
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/55331845.html

・私のブログでは他にも、星の話題を中心に色々と書いていますので、ぜひごらんくださいね。
http://blogs.yahoo.co.jp/solunarneo/GALLERY/gallery.html?fid=0&p=1


★ おわりに
今年最後の星空情報メールマガジン発行します!ここ最近は、毎月100人から200人読者が増えています。総読者数は、2万2000人を間もなく超えそうな勢いです。ここで紹介するとアマゾンで売り切れる本もあったり。うちは儲かりませんが(^^;)
今年も私の長文情報メールに最後までお付合い頂き本当にありがとうございます。どうか来年もよろしくお願い申し上げます。良いお年を!
この星空メールで一人でも多くの人が、肉眼や双眼鏡や望遠鏡で星空を眺めますように!それが僕の情熱の源です!

メールマガジンご意見などございましたら、下記のメールアドレス宛に感想など頂けると幸いです。

webmaster@scopetown.jp

よろしくお願い申し上げます!

2016年12月31日   (株)スコープテック 代表取締役社長 大沼 崇



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