|
小泉首相の靖国参拝について、日本テレビの実施した世論調査の結果が発表された。
靖国参拝に関して「賛成」と回答した人が39.9%だったのに対し、「反対」と回答した人が46.2%と「賛成」を上回った。
「反対」理由は、「中国や韓国などとの関係に配慮すべきだから」が約57%、「A級戦犯がまつられているから」が約17%となっている。
安易に発想してはいけないが、確実に言えることは、日本国内が靖国参拝に疑問符を投げかけ始めたのは確かだ。
そもそも、靖国参拝には何の大義名分があるのだろう。
まず、戦没者やその遺族・戦勝被害者に対し首相の謝罪の姿を見せること。
また、世界に対して二度と同じ過ちを犯さないと誓うためでもあると言う。
この裏には、こんな狙いがあることが伺える。
1.戦没者遺族に対して真摯な姿を印象付け、次期選挙の票数を増加させたい。
2.国内外に対して、日本という国(小泉)は他国に影響を受けない強い国だと印象付けたい。
3.これを期に、(戦争ではなく)靖国の正当性を訴えかけたい。
首相の狙いは、大まかにこの3つであると考えられる。
しかしながら、「二度と戦争を起こさないための誓い(以下、不戦の誓い)」を立てに行くと言われる以上は、正常な日本人としてはこれを簡単に阻止できないのである。
そこがまた、小泉首相の狙いでもあるのだろう。
では中国・韓国が「謝罪せよ」と主張するのなら、靖国での首相の「不戦の誓い」はなぜ評価されないのか。
それには、靖国神社に祭られているA級戦犯の存在がある。
彼らは最も重い戦争犯罪者として戦後間もなく裁かれた。
しかし、ここで注意しなければならないのは、A級戦犯とは国際法上での犯罪者であり、日本の法律上ではあくまで犯罪者ではないのだ。
これは、太平洋戦争の終着をA級戦犯という犯罪者を国際法に則り裁き立てることで、明確にさせたことでもある。
その、A級戦犯が奉られている靖国神社に「一国の首相が参拝するのは、過去を正当化することだ」と中国・韓国は主張しているのである。
ここで難しいのが、小泉首相が「過去を反省」しに行くと言うのに対して、「過去を正当化」と結論を出すところである。
例え小泉首相のそれがフェイクであったとしても、公的な立場でここまで矛盾した発言は中々できないだろう。
日本国民でさえ、首相に「過去を反省」するために参拝すると言われては、賛成する他ないだけに、この中国と韓国の反応には理解できないというのが国民の大半だろう。
「靖国参拝=過去の正当化」というとても安易な発想が困るものではある。
つまりはこうである。
「靖国神社に行かなくても、謝罪はできるし不戦の誓いも立てられるだろう」と。
確かにそうだとは思う。中国や韓国には珍しい合理的な考え方でもある。
しかし、これは日本人の伝統や精神論、宗教的な習慣が含まれている問題である。
とかく、この国は先祖に対しての義理を非常に大切にする国なのである。
そう考えると、靖国神社へ直接参拝することは、その心の現われであるような気がする。
個人的には、靖国参拝は「反対」である。
ただし、紋付袴での参拝ではなく、今のようなノーネクタイのラフな格好でならどんどん行けばいい。
また、終戦記念日ではなく、普通の日の仕事帰りなどにお供も連れずに行くのなら日本国民は納得するだろう。
どの道「靖国参拝」を中止したところで、お約束の「謝罪せよ。謝罪が足りない」と言うのは変わらないのだから。
最後に。
私達日本人が、常々頭に入れておかなければならない事実がある。
それは「日本は中国・韓国に対して既に賠償義務を果たし終えている」ことだ。
これは、*戦後の様々な条約に於いて― 証明されている事実であり、日本が中国や韓国以外から批判を受けない理由でもある。
*日韓基本条約 日華平和条約 サンフランシスコ平和条約等
つまり、「謝罪は済んでいる」のである。
忘れてはならない。私達日本人は今を堂々と生きなければならない。
|
そのとおり、矛盾点や不思議な点はいっぱいあると思います。表面的に言いますと、「不戦の誓い」と言いながら、米国へのイラク攻撃には、真っ先に賛同表明した。「死後の魂は、平等崇拝」というならば、英霊として、他の霊魂と区別するのはおかしい。いつも、テレビのコメンテーターの人の意見を聞きながら、思ってしまいます。
2005/6/13(月) 午前 10:28
「A級戦犯とは国際法上での犯罪者」 ↑ 「国際法上」ではありませんよ。 この部分を日本国内だけ(中国、韓国も)で盛り上がっていますが、欧米などでは所謂『「東京裁判」は誤りだった』という認識のようです。
2005/6/13(月) 午後 2:01 [ 通りすがり ]
日本軍は中国などアジア各国で多くの虐殺や強姦殺人をした。強姦虐殺というのは女性の死に方として最悪ではないだろうか?靖国神社に祀られている人の中にもその犯人がいる。それを単に「国のために戦死した英霊」と奉ってよいのか?国として靖国神社に祀られている人達に殺された人々に対する慰霊を考えるべきだ。
2005/6/13(月) 午後 4:07 [ トド ]
皆様、コメント有難うございます。私は、A級戦犯は極東軍事裁判、つまり国際法で裁かれた戦争犯罪者だと認識しています。 靖国神社は、「国のために戦死した英霊を奉り崇拝するもの」としてではなく、「先の戦争で戦死した人物を供養するためのもの」としてあるものだと考えます。
2005/6/13(月) 午後 6:47 [ KAI ]
この神社は、戦争で死んでしまった日本人をはじめ、戦争に登用されていった朝鮮人や東南アジア人などが多く奉られています。 もし、日本が戦争で被害に遭った他国の国民に対して慰霊をするのであれば、大いに賛成であるし、国ごとに慰霊碑を建てるべきではないかと思います。 しかし、疑問に思います。 ベトナム戦争や朝鮮戦争、イラク戦争など、第二次大戦後も多くの悲劇がありましたが、それらに対して慰霊などされたでしょうか?
2005/6/13(月) 午後 6:47 [ KAI ]
不戦、非戦、反戦の誓いを全世界のものにする為に、これから各国で戦争の反省を込めて他国民をも慰霊するようにしましょう。
2005/6/13(月) 午後 8:21 [ マーヤ ]
靖国神社のいかがわしさは強姦殺人犯も略奪泥棒も市民・農民殺人犯もそんな戦争を指導した人も罪をチャラにしてみんな「国のために戦死した英霊」にすること。彼等は戦死するまで何人の外国女性を強姦し殺したかは問われない。そこに国民的反省はないから被害国が怒る。また靖国に祀られる事を遺族は拒否できない。それは靖国が決める。そんなのは厭だと裁判を起こした韓国人遺族やキリスト教徒自衛官遺族もいた。被害者が加害者のルールで加害者と共に祀らても納得しない
2005/6/13(月) 午後 11:38 [ トド ]