思いのしずく

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名古屋三越 岡本光平展 1 ケータイ投稿記事

高松に続き名古屋三越で開催
開幕迫る。
 
 
 
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金環日食 932年ぶりで空前の盛り上がり。
その10倍、1万年前の人類が、未来のわれわれに託したメッセージ。
それを受け止める時が来ました。
 
岡本光平展
「人類1万年の祈り」
 
 
 
岡本光平は、この10年間ひたすら1万年前の『岩画 (がんが )追い続けている漢字のさらなる起源だというひらめきにも似た仮説のもとに、中国アルタイ、モンゴル、ロシアの荒野に足を運び、数万キロを踏破して『岩画』調査をライフワークとしてきた。
それは、日本の縄文時代を飛び出し、ユーラシア大陸に展開していたさらにスケールの大きい「岩画時代」を発掘発見しようとする、岡本の前人未到の歴史展望への挑戦でもある。
1万年前の厳しい大自然のなかで生存の闘いを繰り広げた古代人の“祈りのかたち”が岩画である。その感動のメッセージを今、岡本が墨と線のアートで現代に結実させようとしている。
 
 
   ■会期 5月30日(水)〜6月5日(火)
 
   ■会場 名古屋三越 7階 特選画廊
 
   ■書のリクエスト・ライブ 5月30日〜6月4日の毎日午後1時〜6時
 
   ■ギャラリー・トーク 6月2日(土) 「1万年前の世界」 午後1時30分〜
 
ご来場 こころよりお待ちしています。
 
 

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古山拓展 in 銀座 ケータイ投稿記事

素晴らしいアーティストが東京・銀座にやって来ます。
ハートフルな作品をずしりと携えて、東北からやって来ます。

そこに描かれた風景には風土や歴史は勿論のこと、そこで暮らしを営む人々のあたたかい吐息に加え、音楽や詩も奏でます。

だからその作品は、見る者の心に豊饒なる優しい世界を映し出してくれるのだと思います。

世界各地の街角を歩き、行き会う人々と語り合って感じたあふれるままの思い、それが深くにじんだ作品は多くの人に愛されています。

今回久しぶりの東京展、古山さんのピュアな心に生で触れることの出来る一週間。
こんなチャンスは滅多になく、東京周辺の一人でも多くの方に味わっていただきたい――心からの願いです。

古山さんが描いた今回の作品は、それが外国の美しい風景であっても、すべて3.11以来の魂の軌跡です。

あの大震災に遭遇した作家が、生身で掻い潜った日々の中で、描かずには居れなかった普遍なる美しき時への祈り、その息づかいを感じてください。

どこを開いても、いつも感動が溢れている古山さんのブログの中から、或1日を……。
以下、なんとも美しい古山拓さんのブログ転載。
 
 
年齢がひとまわり上の友人にWさんという方がいます。
1997年の初個展にいらしてくださった事が縁で、時折、一献ご一緒する中になりました。
そんなWさんから封筒がとどいた。
「東京個展の制作BGMになれば」
と 気持ちいい音楽CDが2枚。
添えられていたメモには「東京個展が終わったら、一杯やりましょう」
とも。

このかたは私の住む町の隣町に住んでいますが、震災直後の物資が無かったとき、「ラッキーにも二つだけ買えましたよ、お弁当。古山さんには育ち盛りのこどもさんがいらっしゃるから〜」
と、弁当を届けてくれたこともありました。

最終額装まであと一週間。
いろんな方のいろんなかたちの支えで、今回も気持ちがキープできています。
感謝です!

以下の動画は、今朝フェイスブック通じて知ったもの。
本来、芸術の力って、こういうことなのかもな〜、なんて思いました。



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Yahoo!\֥å¯\ޡ¼\¯
 
 
古山 拓 水彩画展
「東北とケルティックランド」
会場/ギャラリー喜久田
   東京都中央区銀座6-5-12 アートマスターズビル1F
   (外堀通り沿い・リクルート斜め向かい)
   電話03-3574-7717
会期/5/28(月)〜6/3(日)最終日は午後4時半終了
●会期中は全日会場におりますので、お近くへお越しの際はぜひお立ち寄り下さい。

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偉大な作品 ケータイ投稿記事

前回の項に対して、こんなメールをいただいた。

「楽毅拝読。
楽毅のことは詳しくありませんが、光明皇后楽毅論は良く臨書します。
線の終筆部分に筆圧をかけ、その圧力で次の線を引く、その繰り返しで書いていると、鬱々となります。
粘り強い性格の女人だったに違いありません。…」

書をする事のない自分にとっては、大変興味津々なことであった。

もし光明皇后が淡白な書の人だったら、正倉院の御物は今日、我々を楽しませることが出来なかったかも知れない。


仙台を中心に活躍するフリーアナウンサーの黒田さんのブログ 「黒田弘子の朗読日和」 を愛読させていただいているが、その中で宝石のような輝きを放つ一文に出会い、噛みしめた。

「偉大な作品は、音楽でも文学でも絵画でも、後世の人々に分析され尽くしてもなお、新たな発見があるものだと思います。」
http://hiroko-roudoku.seesaa.net/

名作とは何か、作品を朗読のために読み込むプロフェッショナルならではの名言だと思った。

光明皇后の書から伺える人物像のように、「分析」 と 「新たな発見」 の楽しみを教えられた。

偉大な作品、それは枯れることのない泉。
こんこんと湧きいずる泉は、汲む人によって様々な味わいで魅了する。

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素心の人 楽毅 ケータイ投稿記事

古代日本の最高権力者、藤原不比等の三女で、聖武天皇の后となった光明皇后とはどんな人だったのだろうか。

聖武天皇は不比等の長女と文武天皇の子、つまり聖武天皇にとって光明皇后は叔母の関係となる。

不比等が藤原氏の権力を独占するために、天皇家をがんじがらめにしていく様が、この血縁関係からも如実に見てとれる。

光明皇后が夫・聖武天皇の遺品を後世に残したのが正倉院の御物である。

昨秋の正倉院展で、光明皇后が書いた 「楽毅論」 を見た。

最高権力者を父に持ち、日本史に燦然と輝く天平文化の華を開かせた聖武の后であった人の肉筆を見て、この女人が筆写した中国の英傑 「楽毅」 とはどんな人なのだろうと興味が湧いた。

宮城谷昌光 「楽毅」 を読み終えた。

「家族だけのことを考えて生きてゆけば、おだやかでよいかもしれぬ。
しかし、それだけの人生だ。
他人をおもいやり、他人の心を容れて、他人のために尽くせば、自分だけではけっして遭うことのできぬ自分に遇える。
どちらがほんとうの自分か、ということではなく、どちらも自分であり、あえていえば、自分と自分との間にあるすべてが自分である。
なんじも、そこまできた」

「身はひとつである。
その身を一身と表現するか渾身と表現するか。
ちがいは大いにある。」

約2000ページの末尾で、この二つの言葉に出会った。

文庫解説の秋山駿氏は、
「楽毅、とは何者か。どういう人物か。あの 『三国志』 の諸葛孔明、われわれが中国における最高の戦争の天才であったと思う孔明が、敬慕した名将、名将のなかの名将なのだという」
と書く。

また本文によれば、漢王朝の創始者である劉邦も、信陵君 (魏公子無忌) についで楽毅を尊敬していたとある。

王羲之の 『楽毅論』 を筆写する光明皇后の胸の裡を、ほんの少し覗いた気がした。

司馬遷 『史記』 の中では僅か1ページの記述に過ぎない記事から、2000ページの英雄譚を紡ぎ出す宮城谷さんの筆力にはいつもながら圧倒される。

では、自分にとって楽毅はどんな人かというと、「素心」 の人であった。

次は、楽毅が敬慕した孟嘗君を読まねばならない。
 
日本に待望されるのも、このような名宰相だ。

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白隠さんの呼吸法 ケータイ投稿記事

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                              正宗寺蔵「達磨像」
 

「駿河には過ぎたるものが二つあり、富士の白嶺と原の白隠」

4月29日、静岡県沼津市原にある 「白隠さんゆかりの松蔭寺」 を訪ねた。
恒例となっている年に一度の、所蔵の書画が虫干しを兼ねて一般公開される日なのだ。
この日、岡本光平先生の白隠禅師の名蹟を訪ねるバスツアーに34名が集った。

禅がなかったら、今の日本文化、懐石料理も活け花もなく、利休も、芭蕉も、武蔵もいなかった。
京都に禅寺や枯山水がなかったら、どんなに寂しいことか。
日本人にとって、禅は空気や水のように身近にあるのだが、いざとなると分かりにくい……。(岡本)

バスの中では岡本先生のレクチャーが行われ、インドから達磨によって中国へ、そして日本に伝わった禅にまつわる歴史を体系的に学ぶことが出来た。
 
 
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                             座禅堂
 
 
白隠さんが修行し、眠る松蔭寺で、ところ狭しと飾られた書画を拝見した。
84歳で亡くなるまでの晩年に書かれた作品は、野太い線が異様なくらい迫力満点。

「筆の遊びは線自体を深刻さから救い、軽妙で奔放な造形へと向かわせる。そこにユーモラスな白隠画が生まれてくる」 とは、近世日本絵画にくわしい安村敏信・板橋区立美術館館長。

大著 「一遍」 や 「一休」 では手ごわかった栗田勇氏だが、「謎の禅師、白隠の読み方」 は、タイトルからもわかるように、大変読み易く面白かった。

書と画がずば抜けて有名な白隠さんだが、心身の健康法についても偉大な研究者だったことをこの本で知った。

今回、白隠さんの丹田呼吸法を読んだ後で、 「動中の工夫は静中に勝ること百千億倍」 この書を見たら、それまでユニークなデザインだなとしか感じなかった掛軸が俄然、深遠なる世界に見えて来た。

「丹田、つまり下腹部に力を込めて、足を踏みしめて腹式呼吸をする。その時に足は大地につながり、吐く息は口から宇宙へ広がり、吸う息はむしろ踵が大地から吸い上げるというイマジネーション……」(栗田)

「中」 の野太い線が、足の裏から吸い込んだ息を丹田まで、ずう―っと吸い上げて、宇宙までつなげている感じに見えて来た。

白隠さんの太い線で書かれた書や画は、丹田呼吸法によって表現された宇宙エネルギーの波動なのである。

ここで一番驚き面白かったのは、臍下丹田呼吸法では足の裏から息を吸って、口から吐き出すということ、やってみると妙に納得出来る。
 
 
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                            龍澤寺蔵 「中」 字


栗田勇氏の次の指摘には、さらに興味が湧いた。

「人間は死ぬまでに自動的に呼吸を続けている。
人間の身体には意識で制御できる部分と制御できない部分がある。
ところが、無意識にいつも勝手に運動しつづけていて、しかもそれを意識で止めたりコントロールできるものは呼吸しかない。
ということは呼吸というものが、意外にも人間の身体とそれ以外のものとをつなげる糸口ではないか……」

「丹田」 について白隠さんが記した 「夜船閑話」 の中に見つけたスーパー禅僧のエッセンスを、栗田氏の現代語訳で最後に紹介させていただく。

丹というものは、生命の磁場のように宇宙に偏在していて、それが神、すなわち無意識の意識、自己暗示と体の呼吸の操作によって、自らのうちに凝集し、気海丹田を充たすということなのです。
丹は、個人的な体の中に蓄えられているものではない。
ひたすら意識を腹に下ろして、丹田に置くことをつとめることだ。
気は個人の皮膚、体を通して宇宙全体に偏在し、流通している。
それを丹田に集中凝集することだ。
大気、天気など、「気」 は宇宙の無に充満している生命エネルギーそのものなのではないでしょうか。


出かけるまで、ほとんど理解していなかった禅の逆説的哲学が、白隠さんの書画と呼吸法によって、朧気ながら垣間見えて来たような気がする。
 
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          「君が代」 にも詠われている “さざれ石” が松蔭寺の境内に奉納されていた。
 

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開設日: 2009/4/28(火)


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