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Trademark of the maker of the vehicle : HONDA
Model : DBA-RT2
Engine model : R18A
Maker's serial number : RT2-1000XXX
Specification No. 15673
Classfication No. 0001
The Brand is CROSSROAD
2007年2月23日発売、2010年8月販売終了、累計販売台数は3万3千台超。
たった一度のマイナーチェンジも無く、市場から消えたクルマ。
このメーカーがCROSSROADというブランドを使ったのは、このクルマが2代目となる。
ちなみに初代はBL時代のランドローバー・ディスカバリーだ。
私を知る人が聞くと信じてもらえないのだが、このクルマは私が生まれて初めて買った新車だ。
二輪には見事に嵌ったが、四輪にはそれほど興味を持てなかった。
しかしこのクルマ、「クロスロード」は発売前の資料を見せてもらった瞬間に購入を決めた。
車台番号は3ケタ台、発売日から3週間後には登録されて私のもとへとやってきた。
毎日の通勤、業務での移動、そして休日、余暇を楽しむためにほぼ毎日運転していた。
初度登録年から五年目を迎える今年、総走行距離は既に11万キロを超えていた。
そんな私の愛車だが、年が明けて間もなく大事故に巻き込まれて大破した。
高速道路上の事故で、大型トラックを含めた合計4台が絡んだ大事故だった。
渋滞もないほぼ直線の道路、全車最低でも時速80キロ以上で走行中の事故だった。
大型トラックを除く3台の乗用車はすべて大破、自力走行不能となり、その処理のため一時的に高速道路を通行止めにしてしまったほどだ。
私のクルマは前後を2台に挟まれたような形になり、運転者である私は生まれて初めてエアバッグが作動する瞬間を見た。
実は昨年末には私の親父が病気で死にかけた。
親父が九死に一生を得たかと思うと、今度は年明けに私が死にかけた。
親子共々「死に損ない」だ。
過失割合の裁定には時間がかかったが、私の過失がゼロであることは当然のごとく認められた。
ただし私は万が一のために弁護士と一度相談していた。訴訟の心構えはできていたのだ。
愛車の修理見積もりは、概算で180万円を超え、最終的には200万円を超えた。
もちろん5年落ち、国産ミドルクラス、走行距離過多である私の愛車は時価額を大幅に上回る修理費を要することになるので「経済的全損」と認定された。
普通なら乗り換えを考える状況なのだが、修理して乗り続けることを決意するには時間がかからなかった。
私が想像していたよりもこのクルマは丈夫だった。
ボディの高張力鋼板は素晴らしいほどその役目を果たした。
シャシの損傷は最小限に止まり、クラッシャブルゾーンは運転席を確実に保護してくれた。
人生初めて経験したエアバッグ、ELR機構のシートベルトのおかげでは私を軽度のむち打ちで事を得た。
そもそもこのクルマ、私にとっては決して100点満点では無いのだが、まだ「飽きて」はいなかった。
もっと乗り続けたい、という強い欲求と、私の命を守ってくれたのだという感謝と慈しみを抱いたのだ。
側面のウィンドウは、このメーカーが北米で販売、高評価を得たライト・トラック、Ridgelineのデザインを踏襲している。
コンパクトなボディサイズ、昨今流行りの「クロスオーバー車」のデザインに真っ向から逆らったデザインは私のお気に入りだ。
だがこのクルマが背負った不幸は「なんでも出来るは何も出来ないに等しい」という言葉で全てを表す事ができる。
ミニバン+SUV÷クロスオーバ ー→ 新しい価値観を持つファミリーカー??
曖昧なキャラクター設定は、ついに消費者の評価を得ることは無かった。
しかし皮肉なことに、販売が終了したとたん、その希少性から中古車市場での価格は上昇していった。
このメーカーの不人気車種は、時に同様の傾向が見られる。
私が一時購入を検討したELEMENTもそうだった。
11万キロも乗っていると、大袈裟ではなく体の器官と繋がっているような気がしてくる。
着こんで馴染んでくるジャケットやジーンズ、使い込んだナイフやハンマー、まさに身体の一部となってくれたかのような「道具感」…
このクルマはまさに道具であり私の身体の延長、いや、逆に私がこのクルマの一部品になっていってるのかも知れない。
1.8リッターだからといって舐めてはいけない。
ATをSモードに、アクセルを踏み込み3500rpmを超えたところで、このクルマはもうひとつの顔を見せてくれる。
少々のことでは「走り」は破綻しない。
舵角をしっかりと意識したハンドル操作、タイヤとサスペンションを信頼して更に踏み込むと、ワインディングをそれなりに楽しむ事ができる。
そんな時は悪路でなくとも4WDを体感できる瞬間がある。
箕面から能勢へ向かう山道では、2〜3リッタークラスのクルマとも張り合える。でもWRXには負けた(笑)
陳腐な表現だが思い出もたくさん積み込んでしまった。
幼稚園児だった長男も今や小学高学年、そして次男が生まれ、幼稚園児へと。
そして素晴らしい人たちとの出会い。
遠出もした。
能勢、近畿2府4県、中部東海から信州、房総半島・・・日本は広い。
まだ知らぬ土地、走り抜けたい道、行ってみたいところはいっぱいある。
20万キロまで乗れるかな?
もちろんそれなりの経費は年々嵩んでくるのだけど。
次の車検はサードシートを取っ払って、5人乗りに構造変更しようか?
このサードシート、納車以来誰一人座ったことは無いのだが(笑)
5人乗りにしてK20型エンジンを搭載しておけば、エクストレイルと市場でいい勝負ができたのに。
中途半端なクルマだが、そこは私と同じ、お似合いだ。
「クロスロード」といえばやっぱりこれだな・・・
なぁおっさん、「悪魔に魂を売り渡す」ってどんな気持ちよ?
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