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ののの、ののの。

濱口桂一郎,2009,『新しい労働社会――雇用システムの再構築へ』岩波書店.
住宅政策のおべんきょうとして②

「これに対して、日本型雇用システムの特徴は、職務という概念が希薄なことにあります。」3

「雇用契約それ自体の中には具体的な職務は定められておらず、いわばそのつど職務が書き込まれるべき空白の石板であるという点が、日本型雇用システムの最も重要な本質なのです。こういう雇用契約の法的性格は、一種の地位設定契約あるいはメンバーシップ契約と考えることができます。日本型雇用システムにおける雇用とは、職務ではなくてメンバーシップなのです。」4

「この両者が入り混じってきたのは、戦時下にブルーカラーの工員にも月給制が適用され、その際月給制であるにもかかわらず残業手当が支払われることとされたことが原因です。一方でホワイトカラー労働者の給与にも残業手当を支給するよう指導が行われました。職員も工員も陛下の赤子たる産業戦士であるというこの戦時体制の産物が、敗戦後の活発な労働運動によって工職身分差別撤廃闘争として展開され、多くのホワイトカラー労働者とブルーカラー労働者が残業代のつく月給制という仕組みの下におかれることとなったのです。」37

「当時、占領軍や国際労働運動が年功賃金制度を痛烈に批判していたにもかかわらず、労働側は同一労働同一賃金原則を拒否し、生活給原則を守り抜いたのです。」119

「1960年代末には日経連が「能力主義管理」を発表して、職能給と呼ばれるヒト基準の賃金制度が定着するに至ります。」120

「この問題意識は、政府が流動的な外部労働市場や同一労働同一賃金に基づく職務給を唱道していた高度成長期には政府部内に存在していました。それが政策として明確に示されているのが、高度成長期の最後に書かれた1974年の労働白書です。労働経済課長になったばかりの若き田中博秀氏の下でとりまとめられたこの白書は、どの国でもライフサイクルによる家計消費支出は似通っているにもかかわらず、年齢別賃金構造は大きく異なることを示し、欧州諸国ではそのギャップは児童手当や住宅手当などの公的な制度によって支えられていると指摘しています。」150

読んだほうがいいもの
『国民所得倍増計画』
経済審議会「人的能力政策に関する答申」
『労働白書』1974年版

(基本的に引用だけにするつもりだったけど、次に読み返したときのための)メモ
・前回読んだときよりも、この本て難しいんだなって思った
・とはいえ、そもそも住宅政策を考える上でインプリケーションがあると思ったから読んだので、読んでみてその思いそれ自体は間違ってないとも思った
・けど、なんか難しかった(最初の感想に戻る)

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