無題
ドロップアウト
私は警備員になった。
平日は大学へ行き、休日は駐車場で警備をした。
そのうち、大学を辞め、平日も警備をやることになった。
大学を辞めたのは、ひとつは、自主性を要求される大学の勉強というものに対応できず、
まったく自主的な努力というものをやらずにフラフラしていたら、単位が足りなくなったのだ。
でも、常識で考えてなんとか卒業ぐらいはできたろう。
決定的な理由というわけではない。
決定的な理由というのは、ゼミで友達を作りそこねたことだ。
ゼミに入って、私は誰からも声を掛けられなかった。
自分から掛けたらよいようなものだが、そんなことは思いつきもしない。
のんびりと過ごしていたら、知らぬまに私以外のみんなで携帯番号などを交換していたらしい。
「ま、いっか・・・」
とかなんとか思っているうち
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