教科書では教えてくれない!?ターラ菩薩解説その1
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(* ̄▽ ̄)ノコンニチハ。
ワタクシ、少々興奮しております。 何故なら最高峰のターラさんが長い旅路を終えてパサルにやってきたからです!
以前のエントリーで
「素晴しいターラさんが当店のお客様のもとへ旅立つことになる」ということを 書いたかと思いますが、遂に日本で再会を果たしました。 このターラさん…なんという威風堂々たる舞踊ポーズ、妖艶ともいえる体のラインと 美しさの中に芯を感じるお顔なのでしょうか。 惚れ惚れ…もうこのまま吸い込まれてしまいたい。 ちなみに最高の角度は上から斜め45度!この角度の表情がたまりません。 このターラさん、ワタクシが少しでもご縁を繋ぐことができ、 当店のお客さまに引き取られていく事になって本当に良かった! 心からそう思います。 このターラさんと主さまの物語は次回のメルマガ(10月31日発行) で紹介しますのでお楽しみに。
※このターラ立像は主さまのご好意で11月末頃までパサルに滞在します。
是非とも興味のある方は見にいらしてください。 現役最高クラスの仏師の腕前と ターラ像が放つオーラさえも感じることが出来ると思います。
ところで最近、「ターラ菩薩のことをもっと知りたい」というお声を
何名かのお客様から頂きました。 ということでウェブ検索では見つからない!? スパイキー流ターラ菩薩大特集をしちゃいます!何故ターラ菩薩は日本で信仰の対象となっていないのでしょう?最近仏像観賞が流行っておりますが、 国宝となっている仏像や有名な仏像にターラ菩薩像はあまり無いですよね。
もともと男性優位であった過去の日本社会において、
女性神やタントラが異質であったこともあるかと思いますが、 日本に伝わった密教がターラ隆盛前の中期密教であることも原因の一つです。 日本に伝わった密教は唐の時代、中国からの輸入です。 儒教色の強い当時の中国では後期密教の女性神や男女混合像が受け入れられませんでした。 結果として日本にターラさんが伝わることもなかったのかもしれません。
いずれにせよターラは日本の仏教界において大きく組み込まれることがありませんでした。
近年のチベットやインド・ネパールなどのアジアブームや神秘主義的思考の認知が 広まるにつれ、日本でもその存在が知られるようになりました。 またオラクルカードなどにターラ女神が登場するなど、 スピリチュアルなブームがターラさんを後押ししている側面もあると思います。 しかしチベット・ネパールの密教仏教においては 絶大な人気と力のある菩薩さまとして今でも厚く信仰されております。
このターラさん、もちろんまず気になるのは女性神であるということです。
例えば日本でも多くみる如来さまや菩薩さま…あの方達は男性なのでしょうか? 答えはYes and Noです。 ワタクシの理解も含みますが、如来様や菩薩様は、 「男性を超越した性の無い存在」ではないでしょうか。 例えばお釈迦さま(釈迦如来)はゴータマシッダールタという史実に登場する 王子様です。 彼が修行をしてやがてブッタ(覚醒者)となるわけですが、 恐らくこの覚醒者となった時点で性が超越されるのではないかと思います。 ↑この辺りはターラとは別の機会に解説します。
ですので多くの如来像・菩薩像は、お釈迦様になぞらえて
中性的ではありますが体つきなどは男性の姿になっております。 しかしこのターラ尼菩薩は、しなやかな曲線美や胸のふくらみ、優しいお顔立などから 明らかに女性であると判断できます。 何故ターラさんは女性なのでしょうか?
今では本場はチベットへと移りましたが、密教が発展したのはインドです。
6-7世紀ごろに盛んになったのですが(後期密教) インドは古来からヒンドゥー文化が根付いております。 ヒンドゥにおいては美しい姿の女性神が多く存在し 男性の神々同様に信仰され、女性ならではの力(シャクティ)を発揮します。 次第にそれら女性の神々が仏教に取り込まれていったと考えられます。 密教の伝播に乗ってチベット・ヒマラヤ地域にもターラ菩薩が紹介されました。 ターラ菩薩はヒンドゥの美しい女神達:ラクシュミやサラスバティ、パールバティ神 が元になったのではないかと考えられています。 この地においては、女性神も当然のように受け入れられていったのでしょう。
またターラ菩薩に関するこんな神話があります。
遥か昔、我々の世界とは違う世界にダワという名前の王女様がいました。
王女さまは仏の道に目覚め、悟りを探求し日々精進しておりました。 その噂を聞きつけた僧がある日、彼女を訪れ、諭しました。 「あなたは今、境地に近い場所にいる。 より高みに至る為に、来世で男性に生まれ変わることを望み、祈りなさい」 その話を聞いた王女さまはとても悲しく思いました。 女性であることは覚醒に至る為の足枷ではないことを実践すべく 境地に至るまで女性として輪廻転生を繰り返すことを誓いました。 転生が最後に至り菩薩となったときも、私は女性であるでしょう、と。
その後女王さまは部屋に篭り、何百何千何万年と瞑想を行いました。
彼女の瞑想の力は幾千幾万の生命を苦しみから解放しました。 その行為を受け止めたブッタ(女王の世界を統治するブッタ)は彼女にこう告げました。 「あなたは来たるべき次の世界(我々の世界も含む)において最高の女性神、 つまりターラとして生まれ変わることになるでしょう」 ※英文wikipedia参照・翻訳
このターラ誕生神話は、後付け的要素もあると思いますが、
仏教が6世紀頃には男女平等であるということを説いていたということの逸話でもあります。
このようにして7世紀ごろにはすでに
女性神であるターラ菩薩への信仰が盛んになっていきました。
と、ここまで書いたら結構長くなってしまいましたので、2編に分けることにしました。
続きはまた後日ということで…。 次回は白ターラ・緑ターラに具体的に迫ります。
ここで、26日月曜日アップ予定の銅製ターラさんもご紹介〜(≧ω≦)b
結構大きいですが、大きすぎるわけではありません。 どうです、みなさま、思い切って仏像コレクションしちゃいませんか?
こちらが白ターラさん。
銅製なので、色はわかりませんけどね。 一般的なタイプの仏像です。
こちらが緑ターラさん。
最強仏師の作品ではございませんが、女性らしい柔らかい曲線や 優和な表情が素敵です。 スパイキーネパールのHPへはこちらから■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□ひとつひとつに懸ける、こだわり 第六感を刺激する!スパイキーネパール http://www.spikynepal.com/
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