Ashley事件から生命倫理を考える

世の中は想像していたより、はるかにコワイ・・・

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英国保健医薬品監視局(MHPRA)の局長は3月6日、
自社製品の危険性については消費者に警告する倫理上の義務があることを自覚せよと
国内の製薬会社に訴えたとのこと。

なぜ「倫理上の義務」が強調されることになったかというと、
要するに法的な規制ではラチがあかないのが現状だと
MHPRAですら認識せざるを得ないから。



英国では抗ウツ薬Seroxatの影響で子どもたちの自殺が相次いだことから
国内最大の製薬会社GlaxoSmithKline(GSK)による臨床実験データ隠蔽が判明したものの、
法律の不備によって起訴に持ち込むことができないばかりか、
GSKものらりくらりと言い逃れをしている状態。

今回のケースで明らかになった法規制の抜け穴については
今後修正されることになりますが、

一方には、
臨床実験の急速な複雑化にMHPRAのスタッフの知識が追いつかず
製薬会社から提供される情報に依存せざるをえない現状も。

そうした状況の中で、MHPRAの局長は
「マーケッティングの配慮と医薬品を作るという行為の倫理面との間に
緊張が生じていると思う。
そのことをMHPRAはもう一度見直さなければならないし、
製薬会社もそのことを見直さなければならない。
徹底的にデータをとるのはやめようとする積極的な動きがある
とすら言ってもいい」

その危機感が「倫理観を持て」との訴えとなったものですが、

製薬会社が充分に監視されることはもちろん必要ですが、
子どもに安易に抗ウツ薬を処方する医師や
何でもお手軽にテクニカルに解決しようとする
貴国の「薬・科学・テクノロジー万歳」文化にも問題があるのでは──?

と、いいたい。

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