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昼間に図書館で居眠りこいていたら夢を見た。
学校だろうか、良い仲になった女、風間ゆみあるいは安めぐみと「ちょっとやらない?」ってことになり、教室を抜け出して人気のない保健室に入る。白いシーツを張ったベッドの上、私が下半身を脱ぐと彼女はいきった一物をいとおしげに見つめ、咥える。
「今日はこれからは予定はないの?」と聞くと、
「うん、後は夕方から脚本担当の人とインタビューがあるくらいで、もうないかな」「そっか」
これからたっぷりと時間を使って楽しめることに、心が躍る。
彼女は亀頭を美味しそうに噛む。噛むので少し驚いた。そして齧り取ったかのようにそれを軽く咀嚼して、外に吐き出す。もちろん実際に食べているわけではない。くりかえし、くりかえし。それがなかなかに気持ちよく、私はその彼女の表情を楽しみんでいると気もそそってくる。
しかし、何度か繰り返しているうちに、亀頭の裏の筋先に血が滲み始める。
「あれ?どうしたのかな」彼女が怪訝な顔をする。
「何?気にしないで続けてよ」
「でも、これどうしたの?」
「…ああ、血が出てるね」
「何でこうなってるのかな…」
彼女は疑わしそうな顔を私に向ける。流れ出た血は、いつの間にか赤色から流動状のセメント材のような灰白色となって固まっていく。
「毎日しすぎてるから?」「え?」「毎日こきすぎてるとか」
そう言った瞬間、彼女の顔が怒気を帯びる。
「あのねえ…」私を睨み付けて、
「会話でもぎりぎりまで気を使うものでしょ?何でそういうこと言うの?」
まずいことを言ってしまったようだ。
「今日はもう時間ぎりぎりまでで帰らせてもらっていいでしょうか?」
その迫力に気圧されて、私も「は、はい」と言うしかない。
「私も普段から気を張り詰めて話しているんだよ。君はいつもそう。適当なところで曖昧にして、やっていいことといけないことの判断もしないまま、無責任に物事にかかわろうとする。そういうところ、直したほうがいいよ。聞いてるの?」
そこはすでに教室の端っこの机で、彼女は立って私を見下ろしている。
私は萎縮してしまい、彼女を上目遣いに、しかししっかりと聞いている、というように彼女を正面から見つめようとする。
彼女としけこむ、なんてこともこれからはもうないんだろうな、そうふと感じる。
彼女の説教は続く。語調は威圧的に、厳しくなっていく。
「分かった?」
「はい、分かりました。二度とこういうことはしません。すみませんでした」
「じゃあ私もう帰るね。今日はもう終わり」
彼女は私の目の前に座る。
気がつくと座布団顔でごま塩頭、皴だらけの眼鏡を掛けたいかめしい老人が彼女の代わりに座っていた。
「のう、儂の言うたことちゃんと考えなあかんど。何遍も言うとることだろうに」
私は半ば好感を持ちながら、「は、申し訳ありませんでした」と一礼すると、その老人は笑っているのか怒っているのか、その皴だらけの顔をむにゃむにゃさせる。
私はその席を立った。
この夢は私にとってあまりにリアルだった。
リアルを通り越して象徴的ですらあった。私の中の何かが変化していくようだ。すべてが別の意味を持っているように感じられる。
それから一瞬一瞬の夢を見る。
とよ田みのるの絵柄で男女がすれ違うシーン、クレヨンしんちゃんのワンシーンなどなど…何かしらの意味を含んでいるように私の中を去来していく。
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