すた・ばにら

ブログは書き散らすメモ帳、ホームページは遺したい記事のための書庫…今後は棲み分けます。

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申し訳ないけど、確かに質的低下を否めませんでした。

うちのブログでも時折単発的に記事を紹介している GIGAZINE が、本腰を入れて編集部員を募集しているようです。
 
「【求人募集】GIGAZINEのために働いてくれる記者・編集を募集します」
 
これだけでは単純な募集記事なのですが、特に振るっているのは、編集長自らが今回の募集に至った経緯をとつとつと述べている点です。
 
以前にも編集に係る人員を募集する記事を見たことがあり、その当時はまた今とは違った雰囲気でした。失礼ながら当時はまだ GIGAZINE は今ほどの知名度は持たず、切り口が斬新な記事を配信している小さな会社だろうかと感じていた程度でした。
 
しかし構成される記事のバランスの良さと、一般のニュースサイトではなかなか取り上げてくれないような内容に惹かれ、ブックマークして日々閲覧していました。
 
今回、編集長自ら”今までの募集方針は誤りだった”の如く認め、方針転換しているようですが、確かにある時期からの記事内容の変化を感じざるを得ませんでした。
 
一番大きく感じ、かつ不快にも思ったのは、配信記事ジャンルの異常なほどの偏りでした。
 
それまでは政治から自然分野、ネットの話題や海外のニュースなど幅広く取り上げていたのに、事実としてある時期を境に、やたらといわゆる”オタク”ぽいと目されるネタばかりに終始するようになりました。
 
まあ、ハッキリ言えば、
 
アニメ・ゲーム・漫画・イベント・コミケ…
 
こういうネタばっかりだったんですよね。
 
 
誕生したときから一貫してそういうジャンルを限定配信するなら、それも良いと思うんですよ。だけど間違いなく以前は幅広いジャンルから記事を配信するサイトだったんです。多くの読者がそういう目で観ていたはず。
 
それがある時期から突然、若者ウケするようなネタばっかり。酷い日には、一日に十数件近い新着記事が載るものの、その全部が例外なくオタネタ。
 
 
もうガッカリと言うか、ゲッソリと言うか…
 
 
すっかり嫌になって、ブックマークを削除して何週間か観るの止めました。オタ系は喜ぶだろうけど、あんな頽廃文化を摂取していたら病気になっちまうよ…
 
 
私がアニメを初めとするオタ系文化をどれほど避けて(と言うか明白に言えば「嫌悪して」)いるかは想像つくでしょう。
”嫌なら観るな!”と言うのは簡単だけど、当初は幅広いジャンルで配信していながら、途中から勝手に路線転換すれば、一部の読者から質が落ちたなどと陰口を叩かれるのも仕方のないことです。
 
この種のジャンルは載せるなという訳ではない…必要なのは、バランス感覚です。今までの記事配信が如何に偏っていたかは、過去の配信履歴を眺めてみれば分かります。個人的には GIGAZINE も私物化されちまったなーと感じたくらい。
 
私のやってる如き一個人のブログで、ある日突然方針転換し、バラエティーからローカル系のコアネタばっかりやっている…というのとは違うんです。曲がりなりにも GIGAZINE、今や押しも押されもせぬ有名ドコロの記事配信主体のはず。
 
 
クビを切ったと明言している編集部員が今までの質的低下とジャンルの偏りの遠因になっていたか否かは分かりませんが、現状を観てどこか違うと感じ、編集長自ら英断したことは評価しています。そして是非とも今後は、かつてのように幅広いジャンルから興味深いニュースを届けて欲しいし、それが出来る人間を掘り起こして頂きたいと思います。間違ってもサラリーマン感覚な人間を雇っちゃイケナイよ。
それにしても GIGAZINE の名においてロクな記事書かないくせにカネカネほざく編集員ってのも何だかなあ…さすがゆとり脳世代だと言うことなのだろうか…w
 
 
あと、大手さんとは一線を画しつつ、自分の言葉で語れるプロ意識の強い記者がいい。これは記事の信憑性と価値を高める大きな要素となると思います。
 
こんなことを言うのも、大手ネット記事配信会社のニュース記事が、なべて「自分の言葉で語っていない」から。
適当に他人のブログから引用し、適当な文献を参照し、最後にチョロッと自分の所感を述べて終わり。意味は分かるし、まあ内容的にも賛同できる。しかし全然熱くなれない。どこか他人事めいてて、鋳型に流し込んで取り出したような構成で、悪くすれば”これって参考文献の販促目当て?”って思ったりも…
 
 
大手配信社が真似できないような、斬新でバランス感覚あふれる今後の記事配信に期待しています。
 
 
 
【追記】(18:15)
 
改めて件の記事を読み直して気付いたことをいくつか…
 
まず、現在の記事配信頻度と質的状況を鑑みて、編集部員10人は多すぎです。厳しいかも知れないけど、部員10人も抱えながら現在のような量と質の記事配信では台所事情が厳しくなるのは当然ではないかと。
 
それだけに以前よりは厳しい条件を設定した募集内容にせざるを得ないのだろうけど、果たしてそれでどの程度の応募があるか、更には現に応募があったとして意向に沿う人材がどれほど集められるかは甚だ疑問です。
 
思うに、ネット上の記事配信という、各自の居住地などによる物理的な制約を受けない特性を持つ業務でありながら、その良さが生かされていない気がします。換言すれば、必ずしも編集部員を GIGAZINE という事務所へ一堂に会させる必要はない…
意思疎通さえ確実に取れれば全国各地へ編集部員が散らばり、記事データ配信させる業務形態を考えても良いのではないかと思います。
 
この考え方を更に推し進めれば、例えば編集長自らが業務委託の形で編集部員を募り、出稿に応じた報酬を提示する方法も検討できるはず。ただし、そこまでやればもはや”単一のGIGAZINEではない”という見方も可能で、このあたりは編集長の方針次第でしょう。
 
それから、募集に先だってGIGAZINE自体の今後の方向性を明示することが必要かと。私自身は当初のような”多彩なジャンルの記事を配信する”ことを期待していますが、そうではない読者もあるだろうし、中には今まで通りで良いじゃないかという声もあると思います。それにどう応えるのか…
 
誕生した当初の路線に戻したいのか、記事は少ないけれども濃くしたいのか、やや軽めだけど賑やかにしたいのか、シリアス路線か、おちゃらけ路線か、大手ニュース配信社の補完的役割に終始するのか…そのあたりのベクトルをハッキリさせておかないと、雇用当初は良くてもどこかでギャップが生じてくる恐れがあります。最終的には、編集長がGIGAZINEをどうしたいかにかかっているでしょう。

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