泰平寺 天正十九年銘 有頚五輪塔
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1591.02.日 天正十九年二月日
鹿児島県川内市大小路町 泰平寺境内 凝灰岩
塔高;166.0センチ
基壇幅;93.0 基壇(セメント埋め込み)高;20.5 地輪幅;61.0 地輪側面高;39.5 地輪上部造り出し反花下部径;57.0 蓮肉上部径;42.0 反花部高;6.0 地輪高;46.5 水輪径;57.5 水輪下部径;38.0 水輪軸部高;38.5 首部径;32.5 首部高;2.0 水輪部高;40.5 火輪軒上部幅;55.5 火輪軒下部幅;57.0 火輪軒中央部厚;9.0 火輪軒端厚;10.5 火輪下部幅;36.5 火輪上部幅;24.0 火輪高;37.0 火輪上部造り出し露盤幅;23.0 露盤高;2.5 火輪部高;39.5 風輪径;35.5 風輪下部径;20.0 風輪高;13.5 円座径;27.5 円座高;3.5 空輪径;36.5 空輪下部径;25.5 空輪高;22.5
基壇は下部をセメントに埋め込んでいるため、高さは不明。
地輪は、上辺の角を1.5センチほど面を取っている。上に蓮肉坐つくの反花を造り出す。蓮弁は、弁に縁取りを加えた単弁12葉で、間弁を加える。
水輪は上部で肩が張り下部をすぼめた壺形で、背が低いため、押しつぶされたように見える。上部に首部を加える。
火輪は、軒上辺に平行部を造らず、端に向かって大きく反り上がる。幅の割に厚めの軒を造り、さらに下に2.5センチ厚の垂木型を加えているので、軒厚が随分厚く見える。軒裏は、垂木型の下から膨らみを造り、隅垂木に当たるところは、角を立てて稜線を造り出す。上部には薄い露盤を造り出す。
風輪は、深鉢状で、側面に単弁を大きく彫り出し、二重の大きめの間弁を加える。
空輪は、風輪の上部に円座を設け、側面を直線的な弱い曲線でつないで、上部の角が張った形を造り出す。最大径部から上部は、押しつぶしたように低く造り、頂部を尖らしている。
各輪正面に、五輪塔五大種字のうち、発心門の梵字「ア・バ・ラ・カ・キャ」を小さい字で配している。
地輪上部の反花座、水輪の首部、火輪の露盤、風輪側面の蓮弁、風輪と空輪の間の円座等、五輪塔の構成要素ではないものを多く加えてはいるが、造立した者に五輪塔に宝塔の要素を加え、理論的に新種の石塔を造る意思があったとは思えず、五輪塔五大の梵字を配し、基本的には五輪塔の要素を主体として造立されていると思われるので、五輪塔として紹介する。無理やり形体別に分類するとすれば、有頚(宝塔でいう首部)五輪塔となると思われるので、一応表題にはこの名称を使用した。
1976.11.23調査
参考文献;川内市史石塔編 川内市郷土史編さん委員会 昭和49年
この項未稿
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2009/10/18(日) 午後 7:32 [ カミタク(リンク先は「泰平寺訪問記」) ]