お気楽主婦の乳がん闘病記

乳がん肺転移より10年8か月、骨転移より1年10か月経ちました。

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ご家族や友人ががんになったら

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ここでは、もし、ご家族やお知り合いががんになったら、
がん患者としてどう接して欲しいか、どう考えて欲しいかを
書いていこうと思います。

乳がん転移した私の感じたこと、思ったことを書いていきますので
普通の(?)がん患者さんともまた全然違うと思います。
また、全く違う感想をお持ちの方もいると思います。
どんどんコメントお寄せ下さい。

いろいろな意見があった方がより参考になると思います。

がんはもう特別な病気ではありません。
三人に一人はがんで亡くなっている世の中です。

がんと診断されても、慢性病に近いがんもありますし
本当は何もしなくても、気づかず治ってしまうがんもどきもあるそうです。
(「患者よ、がんと闘うな/近藤誠著」より。
下に私が書いた近藤先生の「再発・転移の話をしよう。」の記事をトラバしました。)

決して、変な同情は止めて下さい。
がんになった方を哀れむのは止めて下さい。
「かわいそう」「気の毒」などと必要以上に思わないで!

たまたまその人がなってしまっただけですから。
自分は、今のところセーフなだけかも知れないですから。
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必要以上に励まされるのも私は嫌いです。
「がんばって。」って、一体何をがんばるのか?
「がんばって、嫌でも治療を受けなさい。」??

がんばって治療して治るものならやりますよ。
でも私の様に転移したものは完治しないのです。
延命効果はありますよ、どんどん良いお薬が出てきて。

私の病院のお友達で一度影が無くなったっていう人が
何人かいらっしゃいますが、皆さんまた出てきてます。
治らない病気なんですね。
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では私が絶望的になっているか、人生をあきらめているか?
全然そうではないです。むしろ逆です。

この病気はたたいてもたたききれないのだけど
今、この状態であれば、普通に生活できているわけですよ、
がんが肺にあってもですよ。

ですから私は大きくならないことだけ、転移しないことだけを考えて

がんをこの体から消そうとは思っていません。


消すことが出来ないのだったら、抗がん剤もそこそこです。
むだな治療をしてもしょうがないですよね。
それこそ正常な細胞をなるべく健康に保とうと思っています。
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私のがんはハーセプチンが全く効かないくらいの
たちが悪くないがんのようで、進行も遅いようです。

もし進行の早いがんであったら私だったら
治療はやっぱりそこそこにして、好きなことをしたいですね。
つらいだけの治療はしないと思います。(それでも薬が効けば良いですが。)

それよりも元気なうちに家族と旅行へ行ったり
美味しいものを食べたり、好きなことを存分にしたいです。
そういう方面に時間もお金も費やしたい、「がんばりたい」ですね。
逆に愉しいことばかりやっていたら、免疫力も上がるんじゃないでしょうか?

ですから、ご家族、ご友人の方、

どうか患者さんのやりたいようにさせてあげて下さい。

彼の、彼女の人生なんです・・。

でももし助けを求められたら
情報を取ってあげるとか、いろいろ調べてあげたり
お手伝いをしてあげて欲しいなと思います。
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いつかテレビを見ていたら
60歳くらいのご主人はつらいので抗がん剤治療を止めたいと
言っているのに、奥さんが「なんでそう言うこと言うのよ。」
て泣きながら言っていました。

奥さんの気持ちもわからなくはないですよ、もちろん。
でもご主人はご主人の人生をどの様に生きたいか
選択もできないのでしょうか?

60歳でもう十分だ、と思っているかも知れない。
副作用でつらい思いをするなら、人生の最後はゆっくりと
枯れて行きたいと思っているかもしれません。
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ご家族やご友人がなんとか少しでも長く生きて欲しいと思うのは
もしかしたら自分たちのエゴなのかも・・。

「(自分が)悲しみたくない、(自分が)寂しくなりたくない、(自分が)喪失感を味わいたくない。」
もしかしたらそうではありませんか?

もちろん患者さん自身が
「積極的な治療をしてもらって、一日でも長く生きたい。」
と言うのであれば構いませんが

実際は一日でも長く生きられるかどうかわからないですよね。
抗がん剤の場合、したのとしないのと比べると
しない方が長生きしているという結果も出ているのです。(下のトラバ参照)

体が衰弱して、もしかしたら最後は抗がん剤の副作用のために
歩けなくなったり、話せなくなったりするかも知れません。
病気で体が悪くなったのか、抗がん剤の副作用で悪くなったのか
わからない人もたくさんいらっしゃるそうです。(主治医曰く)

もしかしたら抗がん剤のせいで死期を早める可能性もあるのです。


無駄な治療をしないで穏やかに生活するには
緩和ケアという分野がきちんとされることが
大前提だと思います。しかしこの分野はまだまだ遅れているようです。
痛みをとる治療は、がんが痛みを伴うことが多いため大事な分野です。(トラバ参照)
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ご家族や友人ががんになったらすごくショックでしょうね。
本人は、一時期はショックですが、案外その後あっさりしてしまいます。
腹が据わるというか。
もしかしたら、予感があったのかもしれないし、
自分だけがんにならないはずはないって受け入れたのか

変な話ですが、私にとっての「がんの転移」は
人生を見つめるすごくいいチャンスでした。
転移したことで、「死」に直接向き合ったわけです。
自分は何を望んでいるのか、幸せとは何か
よく考えることが出来たからです。

そして答えが出た今、それに向かって毎日愉しく生活しています。

病気でも幸せなんですよ。なぜなら
「自分ってなんだろう。自分が望む幸せってなんだろう。」っていう疑問に対する
答えが見つかったからかも知れません。
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がん患者さんをかわいそうだと思わないで下さい。がん患者さんでも幸せな人は多いのです。


もし完治しないがんだとして、治療に疲れている、
副作用に苦しんでいる人がいたら
「今までよくがんばったよね、もう、がんばらなくていいんじゃない。」
と一声かけてあげるのも良いかも知れませんね。

そして彼の、彼女の望む通りにしてあげて欲しいと思います。

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閉じる コメント(54)

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kome

2006/3/28(火) 午前 7:44 Pearl(パール)

pearlさんこんばんは・・化学療法を受けられる方が徐々に多くなってきました。人それぞれだと思いますが、また参考にさせていただきたく伺いました。

2006/4/10(月) 午前 0:10 tankonas

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>tankoさん、おはようございます。仰るとおり人によってちがいますが、ご参考になれば幸いです。

2006/4/10(月) 午前 6:35 Pearl(パール)

パールさん、こんばんは。ガンになった人の気持ちや、周りの人の気持ち、それぞれに悲しい事ばかりではないことに、ハッとしました。父がガンになった時、みんな落ち込みました。もっと私自身も勉強していたら・・いろんなことを反省しています。これからもいろいろ教えてくださいね。

2006/4/12(水) 午後 9:56 [ ran*a*006* ]

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>ranranさん、確かに一度は皆さん落ち込むんじゃないでしょうか。ただ日常の生活もあるわけですから、四六時中がんの事を考えているんじゃないんですよね。そして決して本人は不幸ではないと感じている人も多いようですね。こちらこそご経験をこれからも教えてくださいね。

2006/4/12(水) 午後 10:10 Pearl(パール)

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今私は癌になったことは不運なことだけど不幸ではないと思えるようになりました。それは乳癌だったから思うのかもしれませんが。。。早期に発見できるこの病気だったから今こうしていられます。胸にしこりに気ずいてくれた主人に感謝しつつ、前向きにいきていこうと思います。

2006/4/18(火) 午後 8:22 か り ん

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私のともだちは、ナベルビンの治療はじめました。

2006/4/18(火) 午後 8:24 か り ん

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こめ

2006/4/18(火) 午後 8:41 Pearl(パール)

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>花梨さん、なるほど、不幸ではなく不運ですか・・。そうかも知れないですね。ご主人には本当に感謝ですよね〜。私の場合、ナベルビンは血管痛がひどかったです。

2006/4/18(火) 午後 8:44 Pearl(パール)

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いい文章ですね。お互い前向きにいきましょうね。

2006/4/19(水) 午後 0:07 か り ん

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Pearlさん、はじめまして、あきのさんちから、飛んできました。私も乳癌で今月末入院します。今まさにまな板のうえにのっかてる状態。ここまで、くるのに、精神的にも葛藤がありましたが、今どう考えても不幸ではないって胸張っていえます。癌に限らず病気は沢山のこと教えてくれます。そして沢山の愛情をもらうことができました。そして、その愛情に恥じないように「生きよう」って、自分を今まで以上に愛しんで、かわいがって自分らしく生きようって思えるようになった、だから幸せですね。

2006/4/19(水) 午後 1:02 [ ]

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>花梨さん、ありがとうございます。そうですね、よろしくお願いします。

2006/4/19(水) 午後 9:23 Pearl(パール)

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>さくらママさん、こちらにもコメント頂いていましたね、今見つけました(笑)そうですよね、まず、自分を好きになることって大事かも知れないですよね。自分を大事にしている人だから周りも愛情をくれるんじゃないかと、私も思います。

2006/4/19(水) 午後 9:26 Pearl(パール)

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どうしたらいいのでしょうね。私の家内も2年7ヶ月の闘病生活の結果、この1月12日旅経ちました。残された3人の子供と必死で生きていますが、死を二人で向き合うことなく、最後までハーセプチを打ち続け、死に際はあっと言うものでした。家内はノートに走り書きがあり、やはり死ぬのだろうか、死ぬ事は怖くないけど、子供たちと少しでも長く一緒にいたい。と、僕は、

2007/4/29(日) 午後 6:06 [ すけ ]

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今、家内の死を受け止められず、ただ、ただ、生きているだけ。生活にも疲れ、仕事にも疲れ、お酒に頼り、涙を流すだけです。 残された家族が前向きに生きていく事は本当に難しい。

2007/4/29(日) 午後 6:07 [ すけ ]

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>sukekakana0830さん、ご訪問、コメントありがとうございました。奥様のご冥福をお祈り致します。「死」を受け入れると「あきらめる」ことになると考えて向き合わない人が多いような気がします。本当は違うのでは無いでしょうか?「死」を身近に感じるからこそ、残された「生」を大事にするのでは無いかと・・。お寂しい気持ちは本当にお察ししますが、三人のお子さん達はお父さんが全てです。お父さんしかいないんです。そのお子さん達が進むべき道を進めるように見守っていって欲しいな、と思います。

2007/4/29(日) 午後 7:47 Pearl(パール)

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はじめまして。私は10年以上病院で勤務していた看護師です。化学療法をする患者様にもたくさん接してきましたが、がんとして化学療法を断った方の方が元気に楽しく時間を過ごされ延命されていました。自分が最後まで、しっかり生き抜くことが大切ですね。

2008/8/23(土) 午後 1:22 [ aqu**est20*7 ]

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>aquarest2007さん、始めまして、ご訪問、コメントありがとうございます。

治らない病気があること、医者でさえわからないことがある、という
ことをわからない患者が多いような気がします。

自分の身は自分で守ろう、と思うと、毒である抗がん剤はあまり
使って欲しくないという結論に達しました。

抗がん剤では治らない、っていう事実を受け止めるべきなのでは・・、
と思います。

2008/8/24(日) 午前 10:14 Pearl(パール)

こんにちは!今まさに主人ががん闘病中です。薬の効き目も悪く悪性度が高いがん細胞みたいです。本人も不安や恐怖と戦ってると思います。なので頑張ってとも頑張らないでとも言えずに毎日眠れない日々を過ごしています。笑いが薬になると思うので出来るだけ笑ってもらいたいと思いつつあたし自身も自分の気持ちをコントロールしています。

2010/1/1(金) 午後 3:52 [ ストーリー ]

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初めまして。
私の主人は、悪性脳腫瘍です。
今朝、主人に再発したら手術をしたくない・・
私も、共感しました。自分だったら・・
治る病気なら、受けてもらいたい。
手術をしても出来ない事が増える、手術しなくても、出来なくなっていく。だったら、苦しい手術したくない・・
手術して能力が落ちた状態で半年余分にいきるのがいいのか
手術しないで自然に悪くなるのがいいのか。
私なら後者かな・・
そんな会話をしました。 削除

2011/6/1(水) 午後 3:59 [ カズリン ]

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