杉原輝雄さんの2008年の本です。
|
2008年5月発行の本とありますが、杉原さんが、「あとがき」で2008年2月の中村寅さんのご逝去を悼んで居られるので、間違いないでしょう。と言うことは亡くなる3年前に書かれた本です。 この本で読み取れるのは、さすがにマムシと言われた杉原プロも、歳を取ったのだな、気が弱くなっているな、と言うことでしょうか。 息子さんのことや、愛犬・愛猫の話なんて、今まで話題にされてなかったと思うのですが・・・? お気楽隠居が面白いなと思った部分です: ○当時(1962年日本オープン初優勝の頃)のボクのショットはまだ安定していませんでした。当然、グリーンに乗る確率が低いですから、バンカーに入ることが多い。バンカーからパーを取れないと勝負にならない。だから、バンカーの練習はよくしていましたし、自信もありました。「バンカーからならパーが取れる」と考えました。 ○いくら格好いいスイングをしていても、稼げないようではどうしようもありません。プロならば、不恰好でも結果を出すことのほうが大切です。(中略)今のプロを見ていて、一番素晴らしいと思うのは不動裕理君のスイングです。形がいいし、スイングに余裕があります。理にかなったスイングです。 ○ボクはパットがうまいなどと報道されますが、自分ではそんなことは思っていません。勝てるときというのは、誰でも入るものなのです。長いパットが入るには運がいります。実力者というのはその運を次のチャンスにつなげていけるものです。 ○ボクは技術と精神力のどちらが大事かと問われれば、技術が大事だと答えます。もし、技術が他人の倍あれば、精神面に関係なく勝てると思います。技術が五分五分なら、精神力の強さが影響すると思いますが、技術に雲泥の差があれば常に勝てるのではないでしょうか。だから、ボクらは練習して技術を磨いていくのです。 ○オフに、ボクは茨木の自宅にいるときは、午前中に練習場で200球ほど打って、パットの練習をするのが日課になっています。200球くらいでは足りないのは分かっています。だけど、たくさん練習をするには体力をつけないといけません。練習もトレーニングもあまり無理をすれば身体に響く、やりたいけど無理はできない。そのジレンマがあるのは確かです。
|

