ヒョロロ日記

ヒョロッと過ごしています

一発免許の部屋

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運転免許取得の思い出(8)試験場教習

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 未公認の自動車学校での教習も20時間となり、ポンピングブレーキ(軽く2回ほどブレーキを踏んで後方へブレーキ合図を送ってから本当のブレーキをかける)、障害物のよけ方、メーターを見て指示速度を出しての走行、などなどの練習も進みました。片側1車線しかない学校の小さいコースで、他の教習車がいない時間に反対車線も使っての、車線変更の練習もしました。そして、いよいよ仮免の試験を受けていいよ、という「見きわめ」も出たのであります!
 翌週に仮免の学科試験を受けることを決めたあたしは、その前の日曜日に「試験場教習」というものの予約をしました。

 公安の試験場を休みの日に解放し 有料で練習ができるという制度がありまして、県内の方も県外の方も申し込めば利用できます。これから免許を取りたい人、ペーパードライバーで練習したい人、大型バス、トラックの免許をとりたい人などが練習に使えるのです。隣にその種類の免許を持った人(取得から3年以上)が同乗すれば練習していいのでありまして、車は持ち込んでも 試験場の車を借りてもいいのであります。普通車なら練習だけで1時間3500円、車を借りると+2000円なのであります。で、パパに嫌がられたあたしは、学校の「試験場教習」を予約したのであります。これは、学校の車を使わせてもらい、かつ先生に同乗してもらって、1時間7500円、っとちょっとお高いのであります。お高いのでありますが、よく考えれば、先生が試験場の予約もしてくれて、先生の料金が2000円、ということなので、指導もしてもらうことを考えると そんなにお高くはないのだと思います。

 当日は町内会の運動会と重なっておりまして、お昼すぎまでは運動会、夕方「試験場教習」というハードなスケジュールとなってしまいました。その上、午後一番の「綱引き」にかり出され、かつ、決勝まで進んでしまって、試験場にたどりついた時には 体中ボロボロで、手はプルプルに震える状態・・・。先生に笑われながら 広いコースへと出発したのであります。

 とにかく広い公安のコース、コース歩きでは1コースまわるのに1時間弱かかっておりましたが・・・、車でまわると 結構あっと言う間です。モタモタしてると すぐ次の曲り角が来てしまうのです。速いのであります。だから、コース歩きして うっすら覚えてたはずのコースが 全くわからなくなってしまうのです・・・。対応が追い付かないのです・・・。
 その上、あたしのように学校の先生といっしょに来て運転してる人ばかりじゃなくって、家族全員乗せた自信なさげなママさん運転の車とか、「今日はじめてハンドル握りました」みたいなヨロヨロの車とか、免許なんて一発でとってやるさというノリノリの車などが入り乱れ、非常に危ないのであります。一時停止を守らない無謀な車もいたりして、一度なんか スピードオーバーで飛び出してきた車にあたしの先生が「コラッ!あぶない!」っと どなったのであります・・・。・・・いや、ほんとに怖かったです。いつも、小さいコースで、それも他にはあと1台くらいしかいないような所で練習していたので、対向車はわんさか来るし、コースは複雑だし、車線もいっぱいあるしで、1時間の練習は 非常に濃い内容となりました。いや、7500円払ってよかった。パパじゃなくって 先生といっしょでよかった。子ども達を同乗させないでよかった。
 1時間の教習で 3コースをそれぞれ1回ずつと、もう一度1コースを走り 教習は終了しました。信号も踏み切りも、はじめての経験でありました。要所要所で先生からの貴重なアドバイスを聞くこともできました。例えば、「踏み切りでの一時停止では、窓を開けて音を聞くのだが、試験車両の窓には小さな白い丸のシールが貼ってあるので、そのシールのところ以上大きく窓を開けるべし」というレアなアドバイスなどありました。

 あたしのようにバイクも乗れない本物の初心者はともかく、バイクに長く乗ってた人は、AT限定なら 何回か試験場のコースで練習すれば かなりお安く運転免許を取れるかもしれません。その時はくれぐれも交通法規は守ってね。だって、ヒドイ車は ほんとにヒドかったんだもん・・・。試験場内で事故にあっちゃうとこでした・・・。

 こうして試験場教習も終わって いよいよ仮免学科試験を受験することになったのであります!

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運転免許取得の思い出(7)コース歩き

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 「クランク」と「S字」で手こずっているうちに未公認自動車学校での教習時間が増えて 払うお金が心配になってきました。「ほんとにこんなんで 公認教習所よりお安く速く取れるのかい?」
 そんな心配でいっぱいになったころ、インターネットであたしの通う学校のホームページを見つけました。見つけましたら、その年度のいろいろな教習生の事例が一覧になって出ておりました。年齢、性別、教習時間、仮免・路上合格までの受験回数、かかった費用が載っているんですが、それ見てドキドキ! 若い男子は たしかに速くお安く合格しておる!でも、中にいるぞ・・・、40台男性、5ヶ月もかかり、教習時間も膨大で、仮免6回目でやっと合格・・・かかった費用は・・ご、ごじゅうごまん円!!??なぬ〜〜〜!そ、そんなこともあるのか・・・。


 ・・・そのデータを見た最初の教習日に、あたしはおずおずと先生に申し出ました。「あたしは55万もは払えません・・・。あたし、なんとしてもお安くとりたいんです・・・だって、55万じゃあ公認校より高いじゃあありませんか・・・」。
すると先生、「でもね、教習はしっかりやりましょう!で、仮免試験のために、そろそろコース歩きに行きましょう!公安の試験場コースは、朝7時半から1時間と昼は12時から1時間、解放しているので、その時にとにかくたくさん歩いて下さい!!!コースを覚えれば速く合格できますよ!仮免に速く合格するのがお安くとれるコツですよ!」。

 公安の試験場で仮免の学科試験に合格すると、その場で仮免実技試験の日程を割り当てられます。で、それは学科合格1週間前後くらいとか。となると、学科が合格してからコース歩きするのでは 覚えられないという・・・。コースは3コース用意されてるんだけど、自分がどのコースで試験を受けるかは、実技試験当日に発表されるとのこと。それもとりあえず2コース発表され、自分がそのうちのどっちなのかはほんとに寸前までわからないとのこと。発表されてからは2コースを歩くヒマはないとのこと。なので、ともかく3コース全部覚えておかなきゃならんとのこと・・・。そうなのか・・。

 幸いなことに試験場はうちから自転車で10分ほど。朝は、自分でコース表を頼りに歩かなくちゃなんだけど、お昼は学校に申し込んでおけば先生が解説しながらいっしょに歩いてくれるという。それも無料で、だという。すばらしい!なので、すぐ申し込みました。

 コース歩きの一回目は、3コースあるうちの「第3コース」でありました。学校の中でもベテランで頼もしい先生が引率し、あたしを含めて6人ほどがゾロゾロと後に続きました。おやっ!あの、適性検査の日に出会った、MT車に挑戦中の定年おじさんもいるぞ!でも、なんか暗いぞ!この前の元気はどうした??・・・と思っていると、向こうもあたしに気づいてくれました。
「いよいよ仮免受けるの?ボクなんかさ、あれから仮免実技、2回落ちてさ。今日3回目なんだよ。厳しいのよ。毎回完走できないのよ・・・。」
おじさんによると、仮免実技は減点方式らしく、失敗が重なると、途中で「検定中止!」っと言われて、戻らなければならないんだとか・・・。おじさんは、そんなで、結局ゴールまで走ったことがないんだとか・・・。だから、暗いのね。元気ないのね・・・。

 はじめて歩く公安の試験場は とにかく広い!! ほんとに広い!!
踏み切りもあるし、坂道もあるし、ガード下もあるし、制限速度もいろいろ。坂道なんかは 学校の、のぼってすぐおりる小さい坂と違って かなり大きい!直線なんかすごく長い! 一番違うのは、片側1車線じゃあないことだ!2車線あるところもある!! なんでも、あたしの学校のコースの8倍くらいの広さだとか。ふむふむ、確かにそのくらいはじゅうぶんにあるね・・・。けど、こんなに広いのに「クランク」と「S字」は同じサイズだとか・・・。でもね、全部が広いので、なぜだか「クランク」や「S字」も広く思えちゃう!
  広すぎて「第3コース」を先生の解説を聞きながら 時にはコース表に注意点をメモしながら グルっと歩くと、それで1時間・・・。もうヘロヘロなのであります。で、覚えるなんて とんでもなく大変なことだと 改めて気づくのであります。何しろ、普通の町と違うので、植木やらが植えてあるところに、交差点の番号がふってあるだけ。たいした特徴もないので 覚えるのが難しいのであります。その上、2車線もあると、次にどっちに曲がるかわかってないと、右左折する時に、どの車線に進入していいのかわからないじゃあないではありませんか!

 こうして、「お安く速く」を目指す主婦なあたしは、朝も昼も、コース歩きに励むのでありました。行ける日は必ず行くのでありました。仮免合格までに13時間は歩きました。よく歩きました。なのに、今、当時のメモを見ると、11時間目を歩いた日に「でも 覚えられない!!」っと悲しい走り書きがしてありました・・・。がんばってたねえ、あたし・・・。よしよし。
 コース歩きは大変だったけど、いい運動になりました。1日2時間歩くんだからね。でも、できれば「犬オッケー」だったらよかったです。そしたら犬の散歩も合わせて出来ちゃいましたから・・・。この頃、コース歩きに行った日は お散歩は省略コースになってしまうのでありました。だって、もうじゅうぶん歩いちゃって疲れ切ってましたから・・・。
 

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運転免許取得の思い出(6)クランクとS字

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 遅ればせの運転適性検査も終わり、「支障ない」という結果をもらったあたし。未公認の自動車学校へ通う日々が続きます。

 「AT限定」っというお気楽コースを選んだので 坂道発進はなんなくこなせ、ちょこっと運転にも慣れてきて、帰って寝込むこともなくなりました。そんなある日、「今日はクランクとS字やりますよ!」っと先生。それなのになぜか「後退」の練習をはじめました。前に進むのもやっとなのに、後ろなんてもう頭がこんがらがるのであります。
 何度か「後退」の練習をすると、いつものようにコースの外周を走ったのち「では、つぎを右折で入りましょう!」っと、先生ははじめてのコースを指示しました。「えっ?・・・あの、細いけもの道ですか??」
 その道は、ハンドルを握って間もないあたしから見ると、とても車なんぞが通れるような幅がないのであります。1台でいっぱいいっぱい。そんな狭いくせに、直角にカクカクすぐに何度も曲がらねばならんのです!もう無理、無理であります。
 顔をひきつらせるあたしに「ちゃんとボクが言うようにやればいいから、速度落として右折で入りましょう!」っとあくまでもにこやかな先生。しかたないので ゆるゆると右折して「けもの道」に侵入・・・。やっぱ細い!細すぎる!細すぎて道が見えまへん・・っとビビっている間もなく、先生は
 「はい、侵入したらすぐ めいっぱい左に寄せて!」
 「は、はい!(こ、こんな細いのに左によせるぅ??)」
 「右折したら、すぐ右にいっぱいまで寄せて!」
 「へ、へい!(真ん中と左と右の差がありまへん・・・)」
っと思う間もなく・・・クランクの最初の角で、あたし 曲がりきれず立ち往生・・・。
 「はいはい、これじゃあハンドルいっぱいに切っても曲がれないからね〜。はい、
  じゃあ、さっきの後退やってみて。まっすぐちょっとだけ下がるのね。ゆっくり
  ね!」
・・・こんな時のために 最初に「後退」の練習させたのね・・・。トホホ・・・。先生の期待に答えて「曲がりきれないで後退」っというお決まり通りの失敗をしてしまう悲しいあたし・・・。
 「はい、じゃあここから、すぐ右折ね!で、すぐ右によせて!」
 「ははい!」(今度はどうにか曲がれた・・・。)
 「はい!左折!で、すぐ右に寄せて!!」
 「・・・・(返事する余裕もなし)」
 「はい!じゃあ 右折で出ましょう!」

・・・この間、「曲がりきれないで後退」の他に、縁石に乗り上げること2回、曲り角にぶら下がってるポールに接触すること1回・・・。
・・・これが「クランク」ってものなのですが、難しかったです・・・。で、この難しいのを何回か繰り返したんですが、最後のとこを左折で出る時はほんとに難しく、毎度縁石に乗り上げてしまうあたし。で、乗り上げないで出れたなっと思うと、こんどはセンターラインを大幅に越して反対車線に頭飛び出る始末・・・。

「クランク」を繰り返し、全然自信を持てないあたしに、またしても入ったことのない新たな「けもの道」へ左折しろと言う先生。今度の道は「S字」といって、細くてクニャクニャと曲がる道でありました。これまた、角がはっきりしてなくて、そのくせ小刻みに曲がるので、ハンドルを切る感じがつかめない・・・。「カーブの外側の縁石を、車体の反対側の前の角でなめるように合わせる」という先生のアドバイスがこれまたよくわからないのであります。「そんなことしたら、カーブ曲がらないでつっこんじゃうじゃん!」っとビビるのでありますが、不思議なことに そうやるとうまく曲がれるのでありました。理解できぬまま 出来てしまう不思議さ・・・。「そうそう、運転席の自分が道の真ん中を行く感じね〜」っと先生。たしかに、ほんと、そんな感じ。でも、これまた自信を持ってなど出来るわけもなく、気分は「くねった綱を渡る 頭の悪い綱渡り!」って感じ・・・。

 この後、「クランク」と「S字」の練習は、仮免学科試験を受ける許しが出るまで、長く長く続くのでありましたが、毎回の教習は、まるで自分が間抜けなピエロの格好をして危ない綱渡りをしているかのような気分でありました。

・・・しかしねえ、当時は、こんなの一生できん!っと思った「クランク」と「S字」でありますが、今になるととっても便利!我が家のあたりは かなり過酷な抜け道があるのですが、教習のおかげで もうスイスイ抜けられるのであります!教習でいっぱい乗り上げ、いっぱいポールに接触したおかげで、免許取ってからは狭いとこで こすったことなど、今の所一度もないのであります!できるようになって、よかった!よかった!

 ということで、教習も進み いよいよ仮免試験にむけ、「コース歩き」がはじまるのであります。(続く)

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運転免許取得の思い出(5)遅ればせの適性検査

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 未公認の自動車学校に入校して12日目に 遅ればせの運転適正検査がありました。もう11時限も教習を受けて、入校時に払った43550円の他に 教習費45650円也(4150円×11)も払っているのに、今さら適性検査やって「あ〜、残念ながら貴方の場合、運転適性が全くございませんので、諦めて下さい」などと言われたらどうしよう・・・っと心配性なあたしは心配の渦にはまっておったのあります。

 指定の時間に、プレハブオンボロ校舎に行きますと、2階の教室に上がれ と先生。ここではじめて、校舎に2階があると気づいたあたし。ドキドキで上がっていきますと、今までは数人のご学友にしか遭遇したことがなかったのに、いる、いる!たくさんいる! 15人くらいの若者がいるではありませぬか!でも、若者の中におばさんなあたし・・・。女性はあたしと若いお姉さんがもうひとり・・・。さびしい・・。

 で、1時間で行われた運転適性検査ですが、内容はもう よく覚えていないのですが、大雑把に言うと、その人の性格の傾向を調べる簡単なテストと、後半は、何だかすごく単純な作業を、制限時間内にどのくらいできるか調べるようなものだったと記憶しています。難しいテストではなかったのでホッとしましたが、もう何十年ぶり?っという「テスト」で、あたしはドキドキしながら鉛筆を走らせたのでありました。久しぶりの「テスト」の上、若者に囲まれて なおドキドキ・・・。

 適性検査を終えてヨロヨロと校舎の外に出ると、実技教習を終えたと思われるおじさんがひとり! あたしよりバリバリのおじさんだっ! ホッとしました。制服のご学友以外で、普通の生徒で年齢いってる人にはじめて会いました! おじさんの方も、若者ばかりの中に ちょっとおばさんなあたしを見つけて 何だかうれしそうに話し掛けてきました。
 「おっ! 適性検査受けたんだね! これからがんばってよ! ボクの方はもうすぐ仮免受けるんだよ!」・・・で聞きましたら、このおじさん、会社を定年退職し、かねてより憧れだった運転免許取得にチェレンジしようと思った、素晴らしいおじさんなのであります。素晴らしいおじさんなのでありますが、素晴らしすぎてMT車に挑戦してしまったもんですから、このあと苦難の道が長く長く続くのでありますが、知り合ったこの頃には そんな未来の苦行のことなど想像もしてない笑顔いっぱいのおじさんなのでありました・・・。おじさん・・、今のうちは 大いに笑顔でいてね・・・。

 さて、後日渡された適性検査の結果ですが・・・。総合判定は、三段階ありまして、「適している」と「支障ない」の2つは性格的、素質的に安全タイプといえるそうで、ここで「要注意」になった人は「警察本部の安全運転学校や運転適性検査所で運転適性についての精密検査を受けることをおすすめ」されちゃうそうで、やっぱり「諦めて下さい」系の結果があるんじゃん、っと後でビビりました。細かい検査としては、「状況判断力」「動作の正確さ」「動作の速さ」「衝動抑止性」「神経質傾向」「気分の変わりやすさ」「上っ調子になりやすさ」「自己主張の強さ」「協調性」「自分をよく見せる傾向」「情緒安定性」について、「特に問題がない」以外に関して簡単なアドバイスが書かれてあります。
 あたしの結果に関してはおはずかしいので詳細を書きませぬが、いや、当たっていました・・・。なんか、すっこく恥ずかしいくらいあたしの性格の分析がされちゃっておりました。神経質で気分の浮き沈みがあることをズバッと言い当てられてしまいました・・・。我が強いこともバレバレでした・・・。

 運転適性診断票の裏には、
『おのれを知って安全運転』
っとでっかく書かれてあります。ハハァーーー!ほんとにそのとおり。くよくよしすぎず、運転中は過ぎ去ったことは忘れ、余計なことに神経を使わぬように気をつけますです・・・。

 教習もどんどん進み、適性検査も終わる頃から、昼間は実技教習、帰ってからは家事をしながら学科の勉強、という毎日になりました。夕飯作りながら、学科の本を暗記、テレビなんか見ないで夜も暗記、ベッドに入っても暗記・・・。子どもたちの手前、学科はなんとしても一発で合格しなくっちゃなのであります。親の面目がかかっているのであります!「適している」ではなく「支障ない」あたしは、とにかくがんばるのでありますっ!

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運転免許取得の思い出(4)ご学友と坂道発進

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 さて、数年前の夏休み明けに未公認の自動車学校に入校したあたし。最初は休み明けってことなのか、いつ行っても一人だったんですが、そのうちご学友も出来ました。10代のかわいい男子なんかもチラホラいたのですが、何しろ30代に別れを告げようというあたしですから、そんなキラキラした少年たちとは気軽に話せるはずもなく、ご学友になってくれたのは制服に身をつつむなぞのおじさんグループでありました。何でも このおじさんたちはタクシー会社に転職したんだそうで、入社が決まってまず、2種の運転免許をとらねばならないそうなのです。だから、みんなで未公認の学校に通っているのです。でも、仲良く一緒に入校しても、公安の試験に合格した時が卒業の時、なわけで、ひとり減り、ふたり減り、っという 悲しい運命を背負ったグループなのであります。

 教習の方は、みんな苦労したという「坂道発進」に突入しました。噂に聞いた「坂道発進」、手に汗握る坂道発進!・・・でも、AT限定なあたしは いとも簡単に「坂道発進」ができちゃったのであります。軽くアクセルふみつつサイドブレーキを解除すれば、後ろにズッコケることなくスーッと坂を上がれるのであります。簡単なのであります。なぁ〜んだ・・・。
 ただし、この「坂道発進」、発進する時の確認動作がありまして、必ず首を後ろに振り向けて、左右の後方を確認せねばならんのです。これはやらないと公安の試験で減点になるらしいです。だから、「はい、あたし、後方確認ちゃんとしてますよ!」ってくらい 大袈裟に後ろを振り返るのであります。
 「坂道発進」の次には、坂を下りる時に、レンジをDから2に切り替える、っていう課題にも取り組みました。

 そして、次にやったのが「キックダウン」というものでありました。「キックダウン」とは、高速の合流、追い越しなどで急加速する場合、アクセルをだんだん踏み込んで、1→2→3速に入ったら一気に踏み込むと、ギアが低速に切り替わる、っという 言葉で書くと何がなんだかよくわからんことなのですが、それを実際にやって身体で感じて覚えましょ、っということで、まず先生がやってくれました。そしたら、これが怖いのであります! 何がこわいかって、学校の練習コースは、すっごくちっこいのであります。ちょっと行ったらそこは校舎なのであります。で、そこを曲がるとすぐ先が崖なので、もう一回すぐ曲がらないといけないのです。で、その急加速を、校舎に向かう コースで一番長い直線を使ってやるのですが、「キャー!」って感じでありました。「坂道発進」では手に汗握りませんでしたが、「キックダウン」では手に汗握りました!「ついでに 急ブレーキの練習もしましょう」っと先生・・・。だってさ、急ブレーキかけなきゃ、校舎につっこむべ・・・。そしたら 先生が胸を張ってこう言いました。
 「今後、運転するようになって、もしも あぶない!っと思ったら、そういう時はハンドルやアクセルで何とかしようとせずに、ブレーキを踏みなさい!」
はい、そんな あぶない!ってことにならんように努力しますが、いざの時はブレーキを踏みますです。

 そんなわけで、いざって時の心構えも聞きつつ、教習は続くのでありました・・・。

 そうそう、こうやって手に汗握って習った「キックダウン」ですが、免許取ってからは高速道路を数回しか走ったことがございませぬで、「高速の合流、追い越しなどで急加速する場合」など訪れないのであります。強いて言うなら、坂が多いわが町の急坂を上っている時、1400CCのキュービックが息も絶え絶えになりまして、そこで踏み込むとカクンとギアが切り替わります。それが「キックダウン」なんじゃろうか・・・。踏み込まないでシフト替えて!って感じですけど・・・。

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