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ピラミッドの謎

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ピラミッドはこうして造られた


 
 
 
 
 


ピラミッドの建造
 
イメージ 1
1.入口  2.盗掘孔  3.上昇通路入口  4.下降通路  5.未完の地下室  6.上昇通路 
7.女王の間  8.水平通路  9.大回廊  10.王の間  11.控えの間 12脱出坑
 
NO9の大回廊の意味が長年理解出来なかったが今回の説明で納得出来た。
エッフェル塔にもある仕掛けで「釣り合い重り」を採用したという仮説である。
即ち滑車に大きい石を積んで下におろしていく力で反対側の石を持ち上げる
という方式で軽々と巨大な石を上部に持ち上げることが可能となる。
 
王の間の天井には1本60トンの花崗岩が60本並べられている。王の間に
直結して大回廊があるということが推論の根拠となっている。
模型図は下図を参照
 

 
旧来、ピラミッドの建設は多数の奴隷を用いた強制労働によるという説が
主流であったが、当時の技術力・国力からして奴隷労働なしでも20年程度で
完成可能と考えられる点、奴隷を徴用した証拠がないという点から、
一部の研究者には疑問を抱かれていた。
 
近年のピラミッド労働者の村の発掘で、労働者たちが妻や子供といった家族と
共に暮らしていた証拠や、怪我に対して外科治療が行われていた痕跡が
墓地の死体から見つかり、現在では奴隷労働説は否定されたと言って良い。
 
そもそも古代エジプト社会は古代ローマや古代アテナイの社会と異なり、
農業や手工業といった通常の生産労働も奴隷労働に依存せず自由身分の
農民によって成されており、人口の少数しか占めない奴隷は家内奴隷が
主体だったと判明している。
 
吉村作治は、ピラミッド建造は定期的に発生したナイル川の氾濫によって
農業が出来ない国民に対して、雇用確保のために進められた公共工事的な
国家事業であったと主張している。(しかし、それに関する論文などは存在しない。)
 
ピラミッドが国家事業として作られたという説も、吉村のオリジナルではなく、
クルト・メンデルスゾーンによって既出である。(邦訳:ピラミッドの謎/文化放送
開発センター出版部) 
ただしメンデルスゾーンは、ピラミッドを作る目的が公共工事だったとは言って
おらず、事業形態が国家事業であり、建設の目的自体は主に墓であった
だろうと述べている。
 
ピラミッド建設に必要な石材は主に1000キロ離れたナイル上流のアスワン付近
で産出し、石切場で切り出された後、粗加工した状態で
搬送されたと考えられる。(現場まで川を作り船で運搬した説もある)
 
それらの石は一定の規格寸法があった訳ではなく、現場で必要な寸法に
合わせて専門の職人がで整形していた。石材を積み上げるに当たっては、
日乾し煉瓦と土などで作業用の傾斜路が作られ、その斜面を運び上げられた。
 
この傾斜路はピラミッドを取り巻くように築かれ、4辺で直角に転回しながら石を運び上げていったものと考えられていた。この方法だと施工面積を
最小限に抑えられるからである。
 
しかし最近は転回しなくて良い、長大な一本道が使われていたという説が多くを占めるようになってきた。この方法だと、各ピラミッドの傾斜路がナイル川から石材を降ろして運び上げるのに丁度良い位置に来る、という研究もある。
(人力で持ちあげられる角度は5度までといわれているので、ピラミッドの高さまで
傾斜路を造るとなると約1,5Kmの長さが必要となる。)
 
また近年では傾斜路を使用したのは途中までで、(ピラミッドの3分の1までだと
約500mですむ)それ以降はピラミッドのふちに沿って螺旋状の内部トンネルを
造りながら石材を運んだとする「内部トンネル説」も注目を集めている。
 
クフ王の大ピラミッドについて、1978年大林組が「現代の技術を用いるなら、
どのように建設するか」を研究する企画を実行した。
それによれば総工費1250億円、工期5年、最盛期の従業者人数3500人
という数字が弾き出された。1立方m当たりの価格は、コンクリートダムが
2万4000円前後に対してピラミッドは4万8000円になるという
(金額は当時のもの)。

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