『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』('11)
◆STORY 9.11同時多発テロで最愛の父トーマス(トム・ハンクス)を亡くした少年オスカー(トーマス・ホーン)。いまだ悲しみから立ち直れずにいる母(サンドラ・ブロック)と2人暮らしの日々。父の死に納得できないまま一年が経ったある日、父のクローゼットで見覚えのない一本の鍵を見つける。オスカーはこの鍵に父のメッセージが託されていると確信し、その鍵で開けるべき鍵穴を探す計画を立てる。かつて父と楽しんだ“調査探索ゲーム”のように。それが入っていた封筒には“ブラック”の文字。オスカーは母親に内緒でニューヨークに住むブラック氏をしらみつぶしに訪ねて謎を解き明かそうと決意する。やがて、祖母のアパートに間借りしている風変わりな老人(マックス・フォン・シドー)がオスカーの鍵穴探しの旅を手伝うようになるのだが…。9.11を題材にした作品は数多くありますが、私これ、大号泣でした〜〜! 理不尽な形で突然最愛の人を失った人々の悲しみと絶望感といったら、想像を絶するものがありますね。。 オスカー少年曰く“最悪の日”、何気なく過ごしていたその時間に、大好きなお父さんが悲劇に巻き込まれていたのを知った時のショックは・・とてもとても大きかったでしょうね。。 そして、誰にも言えない秘密(負い目)を一人で抱え込んでしまったら・・・あ〜思い出すとまた泣けてきてしまいます。 アスペルガー症候群の検査を受けたというくらいですから、オスカーはこだわりが強く、繊細で、利口だけど不器用な少年です。 でもトム・ハンクス演じるお父さんは、息子の得意なことを伸ばし、苦手なことは練習して克服させようとしていた、本当に素敵なパパでしたね。理想的な父親像だと思いました。 サンドラ・ブロック演じるお母さんも、最愛の夫を亡くし、抜け殻のようになってもおかしくないのに、終盤に見せた息子へのサプライズは、限りない愛情に満ちていて感動ものでした。 最期の瞬間、電話で家族と話した人って実際いたと思いますが、もし私だったらその声が一生耳から離れないかもしれないな〜なんて思いました(辛いですね。。)。 主演のトーマス・ホーンくん、映画初出演とは思えないほど、自然な演技で上手でしたね〜(きっと彼自身も感受性豊かで賢いんでしょうね)。 普段は冷静なオスカーだけど、感情を爆発させるシーンもあり、深い心の傷を思うと見ていて辛くなりました。 アカデミー助演男優賞にノミネートされた“間借り人”のマックス・フォン・シドー。 声を発することは一度もないのに、表情(とメモと掌のYes&No)だけでいい味を出していてさすが! 肩をすくめる仕草、私も好きです^^ アダム・サンドラーの「再会の街で」も私は号泣だったのですが、そのキャッチコピーは「話すことで、癒やされていく傷がある。」でした。 オスカーがようやく自分の秘密を話せる相手に出会えて、本当によかったな〜と思いました。 Blackさんのハグも泣けたし、オスカーのBlackさんたちへの手紙にも涙・涙・・・ 人の温かさもしみじみ感じました。 それにしても、スティーヴン・ダルドリー監督作品ってハズレなしですね! 4作とも観ましたが、すべて好きです。 ってか、ダルドリー監督って意外と寡作なんですねぇ。 |


