ジェイムズ・P・ホーガン『星を継ぐもの』
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★7月12日(現地時間)、SF作家・ジェイムズ・P・ホーガン氏がアイルランドの自宅で亡くなった。69歳であった。今日は、彼を追悼するという意味で、彼の作品『星を継ぐもの』を紹介します。 ★ジェイムズ・P・ホーガンは、1941年、ロンドンに生まれる。生まれつき両足に障害があったが、14歳まで何度も入院と手術をくり返した結果、障害を克服。電子技術者を志して、政府の科学技術公務員奨学生として王立航空研究所の工業専門学校で電子工学を学ぶ。卒業後、設計技術者や設計セールスマンの職を転々としたという。 その後、映画『2001年宇宙の旅』に刺激され、SF創作に目覚めたホーガンは、会社勤めのかたわら、長編の執筆にとりかかる。やがて書きあがったこの長編『星を継ぐもの』は、会社のセールス研修を受けるために渡米した際に、ニューヨークのバランタイン社に持ちこまれ、出版が決まった。この作品が1977年に刊行されると、該博な科学知識に基づく緻密な設定と謎解きの面白さを兼ね備えたハードSFとして絶賛された。79年には専業作家となり、以後も精力的に執筆活動を続けてきた。 ★『星を継ぐもの』は、こんなストーリーである。 月面調査隊が真紅の宇宙服をまとった死体を発見した。すぐさま地球の研究室で綿密な調査が行われた結果、驚くべき事実が明らかになった。死体はどの月面基地の所属でもなく、世界のいかなる人間でもない。ほとんど現代人と同じ生物であるにもかかわらず、5万年以上も前に死んでいたのだ。謎は謎を呼び、一つの疑問が解決すると、何倍もの疑問が生まれてくる。やがて木星の衛星ガニメデで巨人めいた知的生命体の死体とその宇宙船の残骸が発見される。そして、事件の混迷はますます深まっていく。 ★僕が、この作品を読んだのは、1987年である。20年以上も前である。だから、細かいストーリーは忘れている。87年3月6日に読了した時のメモが残っていた。それをここに記すことにする。 満点5点で採点して、3.5点。傑作に近い佳作といっていいだろう。 前半の面白さは、一級のものである。21世紀の未来が、コンピュータの未来の姿とともによく描けていた。さすがコンピュータの会社に長く勤めていたホーガンならではの説得力と描写力である。 しかし、後半になると先が少し読めるようなところがあり、(それは一種のこじ付け的な説明になっていると感じるところからくるのだろうか)、やや面白みが後半に薄くなってしまったことは残念である。 とはいえ、J・P・ホーガンが確実に私の好きな作家の一人になりえたことは確かだ。 ★ジェイムズ・P・ホーガン氏のご冥福をお祈りいたします。
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こんばんわ
たまたま検索していたらたどり着きました^^
ホーガンさんがなくなったのは知りませんでした・・・合掌
確かにSF作品で記事に当たることも多くないですね・・t_t
TBしておきます
また来たいと思うのでよろしくー^^
2012/1/29(日) 午後 10:06
toll_npcさま:ご訪問、そしてコメントをいただき、ありがとうございます。SFの記事に対しては、ほとんどコメントはいただけないのでうれしいです。
2012/1/31(火) 午前 4:46