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MIC JACK PRODUCTION - UNIVERSAL TRUTH
01.TUNING
02.楔-KUSABI-
03.VERTIGO
04.VOODOO
05.SONG OF FREEDOM
06.MR.WORKAHOLIC MAN
07.FIGHTING FLOW -FINAL EDITION-
08.SOUL BROTHER
09.CAMOUFLAGE LOVE
10.WELCOME TO THE SILVER WORLD
11.CONCERNED
12.ALT.NATIVE MUSIC
13.LAST DAY
14.CALL FROM JOHN MORONY C.C.
15.UNIVERSAL TRUTH
北海道、札幌は日本でも有数のHIPHOPの名産地だ。
北海道という地方が今、日本のHIPHOPをリードしている。
その理由の1つはやはりTHA BLUE HERBの存在だろう。
そして、そのTHA BLUE HERBのMC BOSS、彼が影響を受けたと言っているのがこのMIC JACK PRODUCTIONのBIG JOEだ。
BIG JOEは今、オーストラリアの刑務所にいる。
まだあと数年は出ることが無さそうだ。
もちろんこのMIC JACK PRODUCTIONの2枚目のアルバム「UNIVERSAL TRUTH」の製作時期もリーダーであるBIG JOEは刑務所にいた。
だからといってこのアルバムにBIG JOEの声が入ってないわけではない。
彼は刑務所の中からアルバム製作に携わっている。
札幌とオーストラリアの刑務所という離れた場所でメンバー達は気持ちを同列化して作り上げている。
BIG JOEは刑務所から1枚のソロアルバムを発表しているが、その時のラップは国際電話越しに録音されたもので音質は非常に悪い。
しかし今回は、刑務所の中でのレコーディングに成功している。
刑務所の中の施設を使って録音されたものが収録されているのだ。
だから音質は非常に良く、本当に刑務所で録ったものかと思ってしまうし、全く違和感は無い。
1stの衝撃と絶賛から数年、SHUREN the FIREの離脱、FREEZER BELLの死去、BIG JOEの逮捕、という中を乗り越えて作られたこのアルバムは名作だ。
MIC JACK PRODUCTIONは、現在4人のMCと、3人とトラックメーカーによるユニットとなっている。
斬新かつクールなトラックを3人がそれぞれ作り、4人のキャラ際立つMC達の声がのり、MJPサウンドになる。
中でも俺が一番特異な才能を持っているように感じるのがBIG JOEとDJ DOGGだ。
DOGGの音の斬新さがMJPを牽引しているように見えるし、なによりBIG JOEというデカイ柱の存在はオーストラリアにいながらにして日本に影響を与え続けている。
9曲目のCAMOUFLAGE LOVEはまさにその2人の才能の融合で、メローなビーツの上にのったBIG JOEの1stバースは最高だ。
最後のアルバムタイトルでもあるUNIVERSAL TRUTHという曲まで全15曲77分間、完璧なほどに「MJP」としての世界観を表現しきっている。
1stの荒削りさも良いが、2ndの洗練さと統一意識は素晴らしい。
同じテーマと使命を全員が共有した上で1つのアルバムを作り上げる、しかもリーダーは別の場所から。
困難な製作過程や難度の高いテーマを乗り越えて作られた曲達の集合体が「UNIVERSAL TRUTH」だ。
最近のテレビのHIPHOPに飽き飽きな人、不良の音楽と化したHIPHOPに嫌悪感を抱いている人、そういう人達にも是非聞いてもらいたい。
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