雁の棹

日食の月形揺らぐ木下闇

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2012年2月1日

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俳風柳多留---能因が顔を取りこむ俄雨



    能因が顔を取りこむ俄雨


能因法師が陸奥へ旅立って詠んだ和歌。実は京都に居ながら作った和歌をまことしやかに

するため、長旅で顔が日焼けした様に家に籠り日光浴を続けていたらしい。用意周到な計画だ。



その歌が下記に、

    都をば霞とともに立ちしかど秋風の吹く白河の関



洗濯物を取りこむ如くわが顔を取り込むのは、日焼けに晒す顔が雨に濡れぬ様にと、顔を

引っ込める様で、これを面白おかしく詠んだ川柳である。


棹竹のお腰夜露で二度洗い 

        物臭女房慌て取込み


さて物臭女は自分の腰巻を取り入れるのを忘れ、夜露に晒し、夜露で二度の洗濯をするも、

俄雨に思い出した我が腰巻を慌てて取り込む様が可笑しい。これは自堕落女の常套の手口で、

こんな女の亭主の顔が見たい。(実はわが古女房の実態)


同じく能因法師に関する川柳が2首

  
       わらじ喰いまでは能因気が付かず    わらじ喰い=脚の指が草鞋で擦り切れる


       旅日記拝見に能因は当惑し










   

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