フォーク版”刑事コロンボ”の誕生 その29
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"刑事コロンボ”の原作者コンビは、2作品を残した
ままコロンボの脚本を書くことを止めてしまい、強力
な後見人としてプロデューサー的役職に就くことに
なった。
と言っても”刑事コロンボ”作品制作の第一線から
退いたわけではない。
今日でも多くの”刑事コロンボ”をノベライズ(ドラ
マを小説化すること)された小説が、リンク&レヴィ
ンソン名義として発売されている。
それらは、実際にはリンク&レヴィンソンが書いた
ものではなく、他の脚本家が書いたものであっても、
そうなっている。
これは、どういうことなのだろうか?
おそらく、リンク&レヴィンソンがトリックや登場人
物設定などドラマの重要なアイディアを脚本家に提
供し「この内容で書いてくれ」と指示していたものと思
われる。
ピーター・フォークはそうした脚本であっても、気に
入らない点があれば躊躇なく文句を言った。
両者の間に脚本家を挟むことにより、ワンクッション
があるとはいえ、納得できないことはやらない主義の
フォークは意見をぶつけてくる。
そこで、リンク&レヴィンソンの出番である。
”刑事コロンボ”の大成功により世界的な大物にな
りつつあったフォークと対等にやり合うにはそれなりに
キャリアもなくてはならない。
リンク&レヴィンソンは作品の原作者でもあり、対応
役には適任だったのだろう。
〜続く〜 |
