高島屋・草月展
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先週木曜日からきのうまで、新宿の高島屋でいけばな「草月展」がありました。 今回の展覧会の趣旨は、草月会が所蔵している花器コレクションを使って生けるというもの。 著名な陶芸・ガラス花器作家の作品もいっしょに楽しめるというぜいたくなものでした! 初代家元の勅使河原蒼風氏に見出された、加藤清之氏の作品、 どっしりとした存在感。 表面の装飾は最低限でありながら、近未来都市を空から眺めているような、不思議な大きいものを感じさせてくれます。 おお。これは、いかにも初代家元好み!ではなかろうか、と。 (いえ、私は初代家元などお目にかかったことなどまるでないのですが・・・) 陶芸作家でもあった、三代目家元の勅使河原宏氏の作品も。 花を生けるために作った花器。 植物と一体となることで、何かを訴えてくるような力強いものを感じるのです。 やっぱり、宏家元はすごかった。もっと長生きして欲しかった! そして、ガラス花器。 今では、いけばなでガラス花器を使うのはあたりまえですが、昔はガラスの花瓶に花を生けるというのは、安っぽいとか、花器を透かして見える植物の処理に困るとかいう理由でほとんど使われなかった、とのこと。それを初代の家元が、花器の中の植物を美しく見せるように生けたりする事を行うようになったんですね。 ガラス花器のなかで目をひいたのは岩田藤七氏から三代にわたって続く岩田家のガラス作家の方達の作品。 岩田藤七氏は、「岩田硝子製作所」という会社を設立し、多くの硝子作品を生み出してきました。 藤七の息子の久利氏のガラス花器、がとてもきれいでした! ガラスと言っても、透け透けのものではなく、マーブル模様のような(墨流しって知ってます?あの雰囲気)偶然の産物とも思えるような花器がとても気に入ってしまいました。 多くの美しい芸術作品を作ってきた「岩田硝子製作所」、先ごろ倒産したとのこと。 ・・・とても残念です・・・。 ガラス花器といえば、エミール・ガレの作品もあって。 日本の生け花とは対極にあるような、ヨーロッパ、アール・ヌーヴォーの作家。 美しい色合いの花器に圧倒されてしまいました〜。 まさに「ウットリ」という表現がぴったり。 もっともっと貴重な花器もあり、それは家元が生けていました。 何と、あの「パブロ・ピカソ」と「北大路魯山人」の花器。 ピカソの個性的な花器に、さらさらっと生けている家元はさすが。 今回の展覧会は、本当に花器がすばらしくって。 もちろん出品されている方それぞれも素晴らしいです。 生け花作家さんたちは、希望と抽選によって割り当てられた花器に生けたそうです。 大事な花器ばかりなので、家に持ち帰るようなことは許されず、写真だけをみてどのように生けるか計画し、 生けこみ当日に、はじめて花器に触れるのだということ。 それでも、きちんと花器と花材との調和が図れている作品ばかりで、本当によかったです! 興奮してしまったので、長々と書いてしまいました〜。 最後にオマケ。 高島屋の1階に飾ってあったものです。 地下鉄の切符を13万6千枚使って作った、アトムの絵。 切符の裏と表を使って、製作したそうです。 |

