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日本の医療は、技術の高度化や要求水準の上昇にもかかわらず医療費が削減されているために崩壊が進んでいます。ご理解頂ければ幸いです。

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「糖尿病」治療怠ると医療費5000万円、その医療費を払うのは患者自身ではない…




「糖尿病」治療怠ると医療費5000万円 早期治療患者の6倍にも
12月11日11時27分配信 産経新聞

 国民病の糖尿病は、早期から治療に努めなかった患者の生涯医療費が5000万円超と、
治療に励んだ患者の6倍にも上ることが10日までに、専門医が初めてまとめた症例別推計で分かった。
患者は毎年50万人増え、2年後には1000万人を突破する見込みだが、
半数は未治療や治療放棄者だ。波紋を呼んだ麻生太郎首相の「何もしない人」発言は、実は一理ある。
(八並朋昌)

 「糖尿病と診断されても半数は治療を受けないか、途中で治療を投げ出す。
治療が遅れるほど合併症と医療費が増える」と話すのは、
初の症例別生涯医療費を推計した富山大副学長・付属病院長で
糖尿病データマネジメント研究会代表理事の小林正さん(67)だ。

 厚生労働省の調査では、血糖の指標となるヘモグロビンA1c
(赤血球タンパクとブドウ糖が結合したもの)値が6・1%以上の
「糖尿病が強く疑われる人(治療中を含む)」は平成9年に690万人、
同5・6%以上6・1%未満で未治療の「糖尿病を否定できない人(糖尿病予備軍)」
が680万人だったのが、14年に880万人と740万人、
18年は820万人と1050万人に急増した。

 背景には遺伝要素に加え、日本人のエネルギー摂取の脂質割合が昭和21年の7%から、
平成16年には25・3%に増えたこと、それに運動不足などがある。

 「予備軍を含め毎年約50万人の患者が増え、毎日8・2人が糖尿病による視覚障害と診断され、
1時間に1・8人が血液透析を始める計算」と小林さん。
「予備軍は境界型糖尿病で、動脈硬化による虚血性心疾患や脳梗塞などの危険があるが、
毎年21万〜105万人が糖尿病に進行する」

 糖尿病820万人のうち治療を受けているのは410万人で、
このうち141万人(34・4%)は血糖制御が順調で、深刻な合併症を防いでいる。
未治療・治療放棄の410万人と、治療しても血糖制御が不調な269万人の
計679万人は、合併症の危険が高い。
「合併症は軽症段階から心筋梗塞や脳卒中、10年以上続くと透析が必要な腎障害、
5〜6年で末梢(まっしょう)神経障害が出て、
重症化すれば足が壊疽(えそ)して切断することも。
糖尿病網膜症や緑内障は7年以上で出ることが多く、重症なら失明する

 合併症予防には適切な治療が肝心だ。
早期なら、食事・運動療法だけで改善する人も少なくない。
症状が進めば血糖降下薬なども服用。
重症になれば、服薬に加えインスリン注射を毎日2回打たなければならず、
合併症の危険は一層増す。

 小林さんの推計は、健康診断で糖尿病と診断された同じ46歳の男性で、
早期から治療に努めたAさん、専門医を受診しても治療を度々投げ出したBさん、
70歳まで治療を一切受けず、生活改善も行わなかったCさんの3例で試みた。
「Aさんの場合、当初は食事・運動療法で血糖を制御できるが、
50代で服薬、60代後半で注射も必要になる。
それでも目の合併症はなく、腎障害も軽いまま、健康障害が少ない長い人生を送る」

 一方、「Bさんは50歳で服薬と注射が必要になり、
糖尿病網膜症でレーザー治療を受けても軽度視力障害が出て、腎障害も中度に進む。
Cさんは服薬と注射を始めても、すでに霧視など重度視力障害と末期腎不全で週3回の透析が必要。
心筋梗塞や脳卒中の危険もあり、生命の重大な危機と隣り合わせの晩節となる。
Bさんも最終的には同じ状況になる」という。

 そして、「実感として、高血糖が続けば10人中8〜9人は腎障害が出る。
未治療・治療放棄の患者が治療を受けるようになれば、合併症を防げる人は282万人に倍増する」
と小林さん。

 治療を怠った結果の高額医療費は、ほかの健康保険加入者の保険料や税金で賄われる。
麻生首相の「たらたら飲んで食べて何もしない人のカネ(医療費)まで、何で私が払うんだ」
発言は、まさにこのこと。
重症化の予防には何より患者自身の努力が大切だ。

「糖尿病と診断されても半数は治療を受けないか、途中で治療を投げ出す。

これは実感します。

私は、医師になって10年以上経ちますが、

几帳面だったり、神経質な糖尿病の患者さんには殆どお会いしたことはありません。

(注、個人の主観です。あまり文句を言われても困ります…)
1型糖尿病(インスリン依存型糖尿病)は別ですが…)

治療を怠った結果の高額医療費は、ほかの健康保険加入者の保険料や税金で賄われる。

その通りです。
迷惑を受けるのは他の国民です。

糖尿病のように、本人や周囲の家族の心がけがあれば重症化を防げる病気は、予防するに越したことはありません。


重症化の予防には何より患者自身の努力が大切だ。

その『努力を怠りやすい(他罰傾向がある)糖尿病独特の性格』を修正するのは結構困難です。
家族が居ない・協力的でない、本人が医師や家族の言うことに聞く耳持たない
状況が多々あります。

しかし、

波紋を呼んだ麻生太郎首相の「何もしない人」発言は、実は一理ある。

逆に言うと、こういう『生活習慣病』以外の病気(癌など)や怪我は予防のしようがありません。

だからこそ、あれだけの反発を受けたのですが…

この記者さんは理解しているのやら…

閉じる コメント(16)

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同感です。記者の理解力に問題があるような気がします。

2008/12/11(木) 午後 4:04 瑞山

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成人病から生活習慣病に変化した事はいい事だと思いますが・・・

麻生総理は良い事言ったのですが・・・言い方が少しまずかったのでは???

2008/12/11(木) 午後 4:08 ガッチャマン

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ただ、毎晩酒呑んで、葉巻燻らせている麻生君が、「たまたま」発症しなかっただけなのに ”お前が言うな!!”というのはあると思います。
生活習慣病と云う名称でも、どんなに節制しても発症する人はいますから。
だからといって節制しなくていいという理屈にはなりませんが。 削除

2008/12/11(木) 午後 5:45 [ mepmdrpm ]

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瑞山さん、内閣支持率が大幅に下がったから
ヨイショしているのですかね?

2008/12/11(木) 午後 6:16 さすらい泌尿器科医

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私の父は「几帳面で神経質な糖尿病」(30後半からって若年性?)でした(笑)
肉体労働者で、我が家は貧乏だったから「たらたら飲んで食べて何もしない」わけではなかったのですが…
その父は、50歳になる前に交通事故が元で亡くなりなりましたが。

さて、産経の記事は、自分の都合の良いところだけをくっつけただけという印象ですねえ
AさんとCさんの医療費の大きな差は透析治療の4千万円分と思いますし、確かに防げるコストと思います。
でも、「治療を怠った結果」と麻生発言は結びつけるのは『ただのヨイショ』にしか聞こえませんが…

また、生活習慣病は予防すべきと思いますが、胴回りだけで1次振分けする(?)「メタボ検診」とか、
政府の予防対策そのものも間違ってるんじゃないかと思うのだけれど…。
予備軍含め、潜在糖尿病が2000万人弱いると予想されるのなら、HbA1c他血液検査を義務付けて、
より多くの人に警告・早期治療をさせた方が良いような気もします。 ←正しいかは判りませんが 削除

2008/12/11(木) 午後 6:19 [ 少彦梛(一患者) ]

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ほねやすめ先生、私は生活習慣病より
癌や加齢に伴う疾患を診ることが多いのもあり、
麻生発言にはあまり賛成できません。

普段の節制や定期的な病院受診が大事なのは当然ですが…

2008/12/11(木) 午後 6:20 さすらい泌尿器科医

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mepmdrpm先生、散歩はしているものの酒・タバコを止めない
麻生首相に言われたくはないですね。

>生活習慣病と云う名称でも、どんなに節制しても発症する人はいますから。
その通りですね。
逆にどんなに不摂生しても発症しない人もいますよね。

2008/12/11(木) 午後 6:23 さすらい泌尿器科医

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少彦梛(一患者) さん、コメント有難うございます。
「たらたら飲んで食べて何もしない」のに、30後半での糖尿病発症は珍しいですね。
もしかしたら1型だったのかもしれませんね。
確かめるすべはありませんが…
(本文中にもありますが1型は性格に関係ありません)

>胴回りだけで1次振分けする(?)「メタボ検診」とか、
>政府の予防対策そのものも間違ってるんじゃないかと思うのだけれど…。
同感です。
以前、さんざんに批判していました。(笑)
http://blogs.yahoo.co.jp/taddy442000/22379438.html
http://blogs.yahoo.co.jp/taddy442000/23100946.html

2008/12/11(木) 午後 6:29 さすらい泌尿器科医

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これが産経クオリティなんですね。糖尿だけの3例報告で一億人の医療費を語るなと言いたい。しかも、危惧されることは糖尿病のコントロールをうまくできることが如何に難しいことかもしらせず、さも、自己責任かのごとく簡単に切り捨てていること。産経のいうこの一説、「治療を怠った結果の高額医療費は、ほかの健康保険加入者の保険料や税金で賄われる」が如何に社会背景を無視した、危険な物言いか、医療者はもちろん、国民は注意していくべきだと思います。ごく一部の不届きものを除き、大多数は好きで、治療を怠るはずが無いんです。命や健康が惜しくない人などわずかです。容易に他の疾患差別に転用されやすい、国民分断に便利なへ理屈です。これに煽られてしまった行く末は皆保険の崩壊です。

2008/12/12(金) 午前 4:49 [ sapporo4p ]

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sapporo4p先生、コメント有難うございます。
>容易に他の疾患差別に転用されやすい、
>国民分断に便利なへ理屈です。
確かにその通りですね。
半数も治療を投げ出してはいませんよね。

合併症を起こした患者さんは努力が足りない、非国民だ
となりかねません。

>これに煽られてしまった行く末は皆保険の崩壊です。
大部分の「無関心な」国民はその事に気付かないのですよね…

2008/12/12(金) 午後 4:24 さすらい泌尿器科医

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>逆に言うと、こういう『生活習慣病』以外の病気(癌など)
>や怪我は予防のしようがありません。
私は2型DM患者ですが、人生振り返っても予防はできなかったと思います。
30歳166cm49kgで糖尿病であることが発覚しました。
子どものころからずっと痩せ型です。
現在44歳46kg合併症はありません。
恐らく数少ない“几帳面で神経質”な患者です。
(ここ14年カロリーのことを忘れて食事をしたことはありません)
先生の書かれていることも記事の内容も理解しているつもりですが
また偏見の眼で見られることが増えそうな予感がして悲しいです。
ごめんなさい。
少しだけ愚痴を書きたくなりました。 削除

2008/12/15(月) 午後 7:53 [ isola ]

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isolaさん、ご気分を害されたのでしたらすいませんでした。m(__)m
記事に書いたのは一般論で、isolaさんのような几帳面な方にも
お会いしたことがあります。

実際、糖尿病と診断されたら、血糖測定やインシュリン注射などを
『神経質』にやらないといけません。

>現在44歳46kg合併症はありません。
素晴らしい事だと思います。今後とも今の治療を続けてください。
自分のお腹を見て、反省するばかりです…(爆)

今後とも宜しくお願いします。m(__)m

2008/12/16(火) 午後 2:23 さすらい泌尿器科医

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うろうろ先生

お忙しい中、コメントを頂きありがとうございました。
大人げない愚痴を書いて失礼いたしました。

私は4年前に婦人科でお世話になった時に
日本の医療が危機的状況であることに初めて気がつきました。
私が“お大事に”と言いたくなるくらい
主治医の先生は疲れ果てていました。
これがきっかけで医療関係者の方々のブログ等を
読むようになりました。

先生のブログも以前から拝見していました。
貴重な情報を発信してくださっていること
心より感謝いたしております。 削除

2008/12/17(水) 午後 8:12 [ isola ]

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医療が崩壊なのでしょうか?それとも国民が改めなければいけないのでしょうか?
どうも国民の側の甘えが強くなっているような気がします。糖尿病などは、その一つに例でしょう。
訴訟を支援する弁護士の存在や、不必要な訴訟の起こる現場、医療・教育も疲弊しているような気がします。権利ばかり主張して、自らの義務を果たさないようになれば、歪みが生じてしまいます。
自己管理の義務を果たし、健康に人生を送ることの方が素晴らしいと言うことを一人一人が考えるべきでしょう。
麻生氏も、そう言いたかったのでしょう。運動する姿の浮かばない小沢氏よりは良いと思いますよ。

2008/12/25(木) 午後 6:10 [ 一陽来復 ]

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isolaさん、重ねてコメント有難うございます。
>私は4年前に婦人科でお世話になった時に
>日本の医療が危機的状況であることに初めて気がつきました。
そうなんですよね。
騒がれだしたのは最近ですが、今までも十分危機的な状態だったのです。

どうすればいいのか?
妙案は浮かびません…

2008/12/25(木) 午後 6:31 さすらい泌尿器科医

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一期一会さん、コメント有難うございます。
>権利ばかり主張して、自らの義務を果たさないようになれば、
>歪みが生じてしまいます。
戦後の民主主義教育の成果ですよね…

教育も含めてどうなってしまうのでしょうか…

2008/12/25(木) 午後 6:34 さすらい泌尿器科医

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