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日本の医療現場は、訴訟リスクにおびえ、過重労働で疲弊しています。少しでも良くなることを願ってブログを書いています。

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神奈川の不活化ワクチン提供、望ましくない−小宮山厚労相
医療介護CBニュース 10月18日(火)14時4分配信

 小宮山洋子厚生労働相は10月18日の閣議後の記者会見で、神奈川県がポリオ(小児まひ)の不活化ワクチンを希望者に有料で提供する方針を固めたことについて、「(不活化ワクチンは未承認のため)健康被害が生じたときに健康被害救済制度がないこと、国民の不安をあおり、結果として全国的にも生ワクチンの接種を差し控える人が増え、免疫を持たない人が増加する恐れがあることなどから、予防接種の行政上は望ましいことだとは思っていない」と述べた。

 ポリオワクチンを巡っては、現在定期接種されている生ワクチンを接種した場合、ポリオと同じ症状(ワクチン関連まひ)が出ることがまれにあるため、現在、厚生労働省は不活化ワクチンへの切り替えに向けた準備を進めている。国内への不活化ワクチンの導入は早くても来年度末になる見通しだが、導入までの間の生ワクチンの接種控えが問題視されている。

 こうした状況の中、神奈川県は不活化ワクチンが導入されるまでの間、県内の保健所5か所程度で、有料で不活化ワクチンを提供する方針を固めた。同県の担当者によると、背景には神奈川県の今年4-6月の生ワクチンの接種者が前年同期と比べて21.5%減少していることなどがあり、「減少要因はいろいろあると思うが、生ワクチンの接種を不安に感じている人がいるのは確か。ワクチンを接種しないのは危険だが、不活化ワクチンを個人輸入している医療機関はまだ少ないのが現状なので、県として役に立てることはないかと考えた結果、提供を決めた」という。

 一方、同日の会見で小宮山厚労相は「不活化ワクチンの導入までは引き続き、生ポリオワクチンの接種をしていただきたいということを、自治体を通して周知していきたい」と述べた。

「(不活化ワクチンは未承認のため)健康被害が生じたときに健康被害救済制度がないこと、国民の不安をあおり、結果として全国的にも生ワクチンの接種を差し控える人が増え、免疫を持たない人が増加する

一見、正論に聞こえますが、いろいろな意味で問題な発言ですね。

ポリオの会などは、去年から緊急輸入を民主党に陳情し続けているわけですし、
不活化ワクチンに切り替える方針を出しながら、
国産ワクチンにこだわり、世界標準のワクチンを輸入しなかったのは厚労省です。

その怠慢を、健康被害救済制度がないことを言い訳にするとは…
14日のポリオ不活化ワクチン検討会の答弁とまったく同じですね…)

大臣は厚労省の官僚の操り人形なのですね…

新型インフルエンザワクチンの時も国産にこだわってましたが、これははるかに酷い話です。

(輸入)不活化ワクチンが100%安全という訳ではありませんが、生ワクチンより安全性は高いという評価は、ほぼ定まっています。

(だから、不活化ワクチンに切り替える方針なのでしょうに…)

また、国産生ワクチンによるポリオ発症の報告は少数とはいえ続いています。

小宮山大臣の評価は、これで決まりましたね…



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世界標準のワクチンといっても、米国は生と不活性を平行して行い、移行したわけでうから。日本より10年ほど早かっただけです。不活性はEUです。ただ、生の2回と違い4回。 不活性の利点は、混合接種が可能という、接種医とお子さんに利点があります。生なら接種しないから、痛さは関係ない。その代わり、生を投与した場合は、4週間は他のワクチン接種ができない問題もありです。 削除

2011/10/18(火) 午後 10:11 [ omizo ] 返信する

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omizoさん、10年は長いですね…

せいぜい数年で、不活化ワクチンの評価は定まったはずなのに、
厚労省は輸入を検討すらしてこなかった訳です。

今後、『国産』不活化ワクチンに切り替えようとしているのに、
それまでは輸入不活化ワクチンをなぜ使えないのか?
という疑問に、厚労省がどう対応するか、注目しています。

もはや、生ワクチンの接種控えは、厚労省には止められないでしょうし、
国産不活化ワクチンの導入前にポリオが流行したら、誰が責任を取るのですかね…

2011/10/19(水) 午後 1:50 さすらい泌尿器科医 返信する

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今のところ、黒岩知事は「断固実行」するつもりですが、
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20111018-00000007-cbn-soci

上先生のツイートにもあったように、
厚労省側はあらゆる手段を使って必死に反撃してくると思います。

それに屈服しないかどうかに、私は注目しています。

2011/10/19(水) 午後 2:00 さすらい泌尿器科医 返信する

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10年は切り替え終了が2000年1月より不活性化のみ接種です。検討から入れると、20年です。

厚生省は不活性化ワクチンの検討をしていなかったか?。それも違います。最初のワクチンは不活性化ですし。例の1960年の緊急輸入は生を求める声にです。 当時の不活性化株は、感染を防ぐ事はできなかったわけで、これを可能にしたのはEUです。 そのときから不活性化株の研究は続いていたわけで、結果的に東村山のような小規模で、無理であったのですが。 厚生省が国内株にこだわった事は責められることでしょうが。 なぜ、生を使い続けたのはなぜかです。 ムンプスとインフルエンザで最高裁で負けて、予防接種法を改定しです。 誰が責任を取るかは、予防接種法を読めばわかることです。

厚生省には不活性ワクチンへの切り替えはへは基本的にありましたが。今での内心はあるでしょう。 それを妨げてきたのは、なぜかでしょうね。

、h ttp://nk.jiho.jp/servlet/nk/release/pdf/1226516424786 削除

2011/10/19(水) 午後 9:56 [ omizo ] 返信する

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omizoさんご紹介のサイト、読んできました。
厚労省もご苦労様としか言いようがない。

私も、私の子もポリオ生ワクチンのお世話になった。そしてさらに孫は今年、飲んだ。不活化ワクチンの話も孫の親(医師)にはしたのですが、やってくれるとこもないとのことで、生ワクチンのお世話になることにしました。まあ、不活化ワクチンを接種してくれるところがあってもしてもらったかどうか。可能性は低いかな。

政府として、これまでさんざん羹に懲らされてきて現在は必死に膾を吹いている、そしてつい最近はと言えば新型インフルエンザで輸入ワクチンを大量に買ったはいいが、ほとんど国民がうってくれず、莫大な損害を出したこともあるし、そんな国民を相手にしていたら、苦労もするわな、という感じで私は見ています。

それより、より重要で、早くやらねばならないワクチンが他にあるんじゃないのかな。 削除

2011/10/19(水) 午後 11:03 [ 町医者 ] 返信する

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omizoさん、
>なぜ、生を使い続けたのはなぜかです。 ムンプスとインフルエンザで最高裁で負けて、予防接種法を改定しです

これがいろんな所で尾を引いてるのでしょうね…


Yosyan先生も記事にしてましたが、この話はどう決着しますかね?
http://d.hatena.ne.jp/Yosyan/20111020

2011/10/20(木) 午後 3:43 さすらい泌尿器科医 返信する

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