うろうろドクター

日本の医療現場は、訴訟リスクにおびえ、過重労働で疲弊しています。少しでも良くなることを願ってブログを書いています。

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感情的な医者さんから、コメントがありましたが、

この話の続報(結末…)です…。

技師さんのご冥福をお祈りします。m(__)m

甲府病院の放射性医薬過剰投与:技師長補佐、自殺か 県警から事情聴取 /山梨
毎日新聞 3月15日(木)12時57分配信

 甲府市立甲府病院が検査用の放射性医薬品を子供に過剰投与した問題で、医師法(非医師の医業禁止)違反の容疑で県警の事情聴取を受けていた同病院の男性放射線技師長補佐(54)が14日、笛吹市内に駐車した乗用車内で死亡しているのが見つかった。南甲府署は自殺とみて調べている。
 同署によると、遺体は同市一宮町の森林公園「金川の森」駐車場に止めた車内で発見。遺書もあった。技師長補佐は同日午前、同市内の自宅を出たまま行方不明となり、家族から連絡を受けた同署が捜索していた。県警は同日午後も任意聴取する予定だった。
 同問題は昨年9月に発覚。同病院によると、技師長補佐は99年〜昨年、日本核医学会などの推奨基準の2〜40倍のテクネチウムを含む検査薬を腎臓病などの疑いのある子供84人に投与していた。
 県警は昨年10月、同容疑で同病院と技師長補佐宅を家宅捜索。月内にも、技師長補佐を同容疑で書類送検する方針を固めていた。
 技師長補佐は昨年10月、取材に対して「患者様とご家族に不安を抱かせることになってしまい申しわけありません」と話していた。【春増翔太、山口香織】

3月15日朝刊
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120315-00000127-mailo-l19

こういう話も引き金の一つかもしれませんね…
悲しい話です…
【山梨】 甲府病院過剰被曝 被害者の会発足
2011年10月3日12時37分 朝日新聞
 
■病院と質疑かみ合わず 

 市立甲府病院の放射性物質による検査で起きた過剰被曝(ひ・ばく)問題。病院側が1日に甲府市内で開いた初めての合同説明会を終えても、説明に納得がいかない家族らの怒りや不満は消えていない。問題発覚から1カ月。家族の有志は同日夜、「被害者の会」を発足させた。 

 90家族153人が集まった合同説明会。小沢克良院長は冒頭、核医学検査で日本核医学会が推奨する投与量を大きく超えたことに触れ、「患者さんとご家族にご心配、ご不安を与えてしまい、申し訳ありませんでした」と頭を下げた。 

 続いて、東京医科大学八王子医療センターの小泉潔教授(放射線科)が放射性検査薬を使った検査について約1時間説明した。 

 病院側は、検査薬の使用についてのマニュアルの不備や職員の間で意思疎通が不足していたことなどが背景にあったと説明。9月に始めた健康診断を継続し、臨床心理士らによる心理面での相談も無料で応じるとした。病院側は「過剰投与と因果関係が明らかな健康上の問題には責任を持って対応する」と言明した。 

 報道陣に質疑応答を非公開にしようとしたが、患者側の求めで公開に切り替えた。患者側は当初、冷静に質問をしていたが、がんなどが発症した場合に過剰投与との因果関係を証明する手だてがないという説明に対し、声を荒らげる場面もあった。 

 過剰投与した診療放射線技師が「心から反省しています」と話していることを明らかにした。技師を会場に呼び、謝罪と説明を求める声も上がったが、病院側は「個人だけの責任ではなく、病院内のチェック態勢にも問題があった」と説明した。 

〈患者側の反応〉 

●「家族の心理的ケアをするというが、この病院で受ける気にならない」(40代女性) 

●「過剰投与ではないと言われたが、説明があいまいなため診療明細を調べたところ、説明と異なる多い投与量だった」(40代女性) 

●「技師をかばっているとしか思えない答弁でがっかりした」(40代女性) 

●「子どもは過剰投与とはいわれなかったが、放っておかれるのではないかと心配して説明会に来た」(30代男性) 

●「子どもの親だから気持ちはわかるが、感情的な発言が続き過ぎた。今回の問題を調べた外部委員のメンバーが誰か質問したかった」(40代男性) 

●「病院側は煮え切らない返事ばかりだった。とにかく、将来の具体的な話がしたい」(30代女性) 
http://www.asahi.com/health/news/TKY201110030185.html


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閉じる コメント(3)

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私は核医は専門外ですが、シンチの薬剤の注射をする事はよくありますし、たまに核医学のDr.の代わりにシンチを拝見する事もあります。小児のシンチは、大変です。検査中にじっとしていられないので、大抵薬での鎮静を要します。鎮静しても検査途中で動き出しておじゃんになる事も少なくないです。そして鎮静下での撮像には、医師(多くは小児科医、ときには放射線科医)の立ち会いが必要となるわけで・・・。医師不足の現場では、鎮静という手段をとれないですから、それでも、少しでもマシな画質を・・・と撮像技師さんがいつも四苦八苦しておられます。この技師さんもそうだったのではないかと推察します。彼がそのような投与に踏み切った、それまでの経緯が、非常に気になります。シンチに携わる技師さんは、科の技師の中で一人か二人しかいない、という病院がほとんどと思いますし、核医学をきちんとマスターしている常勤医がいる病院はおそらく稀ですし、相談できる相手がいなかったのかもしれません。まさかとは思いますが「こんな画じゃあきたなくてとても読影できない」などと言い放った読影医はいなかったでしょうねえ・・・? 削除

2012/3/19(月) 午後 10:25 [ 一放射線科医 ] 返信する

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実は苦労している全国の同じような技師は沢山いると思う。内部告発により明るみに出たようですが、実際青くなっている輩もいるんでは無いかと推測します。個人だけが悪いのではなく組織や病院の仕組み等にも責任があると感じます。

2012/4/20(金) 午後 2:16 [ gan*os*n4*3 ] 返信する

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マルチポスト失礼。

この事件のドキュメンタリーが放送されるそうです。
ーーーーーーーーーー
NNNドキュメント「医療被曝 過剰投与はなぜ起きたか」
読売テレビ
2012年5月27日(日) 24時50分〜25時20分

山梨県の市立甲府病院で、学会推奨値の最大40倍もの放射性検査薬が幼い子どもたち84人に投与されていたことが判明。

過剰投与は12年間にわたって行われていた。

独断で薬の量を決めていた診療放射線技師はその理由を公にしないまま自ら命を絶った。

問題発覚の端緒は遅すぎた内部告発。

取材で明らかになったのは、放射性薬品を巡る病院のずさんな管理と、問題に気づいていながらも公にすることが出来なかった組織の実態だった。
ーーーーーーー
抄録を見る限りは医療者性悪説な感じが否めませんが、抄録最後にある「組織」が何処を指しているのか気になります。

2012/5/23(水) 午後 5:11 [ las*ij* ] 返信する

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