党首討論の過小評価:今週の意見(632)
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27日の党首討論会はTV中継があり最初から最後まで全部見ていた。党首討論これまで何度かあり多くのものを見てきたが、今回のそれは少なくとも前回の麻生、小沢討論よりははるかに内容もあったし、それなりに面白かったと思う。もちろん時間が足りないということもあって、まだまだ不満な点もあるが、少なくともそれぞれ相手の痛い点を攻撃したり、反論があったいう点、両党首の第一回の対決としては合格点を出してもいいのではないかと思う。またその後で、多くのマスコミの評価では総じて鳩山氏の方に軍杯を上げたことに関しては納得がいったところでもある。討論後双方が今後何度か討論会をやることを確認していた点こそが最大の成果であったと思われる。
今回このテーマを取り上げたのはその両者討論の中身評価をするということが目的でない。討論会の後でのマスコミの評価があまりにも画一的、中身のない評論が多いことについてのクレームを述べたいのである。マスコミの報道で両者の話の内容、論点の進め方、スタイルなどについて分析的、解説的に評論するなどいくつか新聞についてはそれがあり、その内容の妥当性は別にしてそういうものは読むのに値するし、なるほどそうだと思うものもあった。
問題はTVに登場する政治評論家、特にわけのわからないコメンテーター達のコメントの内容のなさである。別に今回のことに限らないのだが、その中身のないことと言ったらない。いわく、「理念を述べていない」、「具体的な政策論議がない」「使っている言葉が一般庶民にはわからない」「野次がひどいなんとかならないか」などなどだ。
私がその通りだと思うのはその野次のことくらい。たしかに討論中の野次はひどい。官房長官が野党のそれを非難していたが、与党側のそれだって相当ひどいものだ。あの野次を聞いていると日本の政治家の政治家としてのレベルが知れるという思いである。野次に対する非難には同調する。
TVコメンテーター達の言で納得がいかないのは、「政治理念が語られていない」とか「具体的な政策論がない」という決め付け、言い分である。それはないだろう。今回はその内容がどれだけ深まったかどうかは別にして、鳩山氏はその政治理念である「友愛」について語り、麻生首相がそれについて抽象的すぎてその内容がわからないと批判していたではないか。それぞれの言い分、その評価は別にして、それは重要な論争の一つであったと私は評価している。
ほかに政治理念というテーマに関しては鳩山氏が「官僚支配、中央集権政治から地方分権の政治というテーマを持ち出し、麻生首相が「官僚バッシングだけでは政治改革はできない」と答えていたのも、極めて重要な論点ではなかったか。次回選挙の最大の争点だと言っていい。
麻生首相が今国民の最大の関心時は小沢氏の西松献金事件だと言い、それに対し連帯責任のある鳩山氏が新代表に就任したことを皮肉っぽく批判したので対し、鳩山氏があれは官僚検察の横暴だと切り返したのはたいしたものだと思った。これが幹事長の岡田氏ならそうはいかなかっただろう。与党は今後ともこれを民主党の最大の弱点として繰り返し持ち出してくるだろうが、それに対抗するには鳩山氏のこうした断固たる反撃が必要だし、それが妥当とも思えるのだ。このやりとりも大変よかったのではないか。これは鳩山氏の官僚支配からの脱却というテーマとも根本的に関わる問題なのだ。
TV評論家は政策論がないなどと批判しているが、鳩山氏が補正予算こそが最大の官僚主導のばら撒き策であると、批判し、麻生首相の民主党の財源論不足の批判を、官僚天下り先の年間12兆円に及ぶ歳費の支出批判をもって答えたのも極めてわかりやすくてよかった。
もちろん年金、医療、雇用の問題などまだまだ討論して欲しいテーマが山ほどあることは事実だが、これこそ今後の党首討論の中でどんどんやればいいことだろう。私が言いたいことは、折角の討論を一言で政策論がないなどと片付けてしまう評論家こそが政治不信の最大のガンになっていると思えるのだ。
党首討論に限らず、何かというと、評論家は国会でもろくな審議も行われていないようなことを言うが、国会討論会など聞いていてもなかなか中身のある議論をしていることも沢山ある。彼らはそれをろくにも聞いていないし、また聞いていても本当はその中身がよくわからないのでそういう評論しかできないのではないかとすら思えるのだ。
それぞれの言い分をじっくり聞き、そしてそれぞれの言い分の妥当性をきちんと評価できないのはマスコミそのものではないのか。こんなマスコミの正当な評価などあてにしょうがない。与野党とも国民からの支持を拡大したいのであれば、マスコミなど一切あてにせず、こうした党首討論を何度でも開き、国民にその内容をじっくり聞いてもらうことこそがすべてであると私は思う。今回の討論会をきっかけにそういう機運が生まれたことは歓迎すべきことだ。
tad
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民主党支持者てのは、「するんだったらほかに○○があるんじゃないの」という科白が好きな人たちです。
だから、ヤジがどうとか、政策論争がどうとか、言っているのは、「今回は麻生に負けた」という本音をそらすための方便にすぎないのです。
もし、鳩ポッポが勝ったと思っていたら決して余計なことは言わずに、勝ったその事由を針小棒大に宣(のたま)うはずです。
2009/5/31(日) 午前 0:15 [ そういうこと ]
全く同感させて頂きました。
しかしながら、マスコミもただの企業です。
結局は、官僚が怖いのだと思います。
毎年政府から出る莫大な広告費や、ニュースネタなどを
ストップされたら、会社存亡の危機に陥ります。
なので国民は、最終的に自分で情報を集め、良く考えて選挙に備えて欲しいと思っています。
私は、民主党を支持します。
これからも理解者を一人でも多く、増やして行きたいと考えています。
2009/5/31(日) 午前 7:38 [ yousumi2288 ]
俺は基本的にどの政党も支持していませんが、この国を憂いています。このまま自民公明の支配が続くことには断固反対します。TVの評論家なんて無責任論者の固まり、集まりですね。公共の電波を使うならもう少しまともなコメントしてほしいですよ。ぽち
2009/5/31(日) 午前 10:18
党首討論は今後も繰り返しやることが大切です。有権者は一部を切り取ったテレビ番組の録画や下手な解説を見る時間があったらインターネットで党首討論の全てを直接そのまま見るべきだと思います。
2009/5/31(日) 午後 6:53 [ harmony815jp ]
麻生氏の馬鹿さ加減はもう、民主主義を逸脱していて、憲法改正を唱えるなら、内閣支持率が20パーセントを下回ったら、強制辞任にしないと民主主義とは言えない。こういう首相の下で、昔日本は大悲劇を迎えました。
2009/5/31(日) 午後 9:20