|
「喜久酔 特別本醸造」は当家の標準酒。常備酒として切れないようにしている酒である。即ち、世界でひとつしか清酒を呑んではいけないと決められたなら、迷わず指名する酒である。また、それは決して私の独善的な好みではなく、この酒はかつて「dancyu」誌の日本酒特集で、「毎日でも飲みたい酒」第1位に輝いているの。
日常酒として欠かせないのは毎日でもいただける価格だが、喜久酔特本は税込みで1升2千円ちょっと。泣かせるというか、実際に今でもいただいていて泣けてくる。スペックは、使用米、麹米に山田錦50%精米、掛米に豊錦57%精米。アルコール分15.5度、日本酒度+2.5、酸度1.2。静岡県藤枝市、青島酒造。富山初雄杜氏。
評価は、何年も前に「続」ではない「呑めのむ」に記した時と変わりはないので、再掲する。<それにしても、旨い酒なのである。冷やで旨い、ぬる燗でなお旨い。吟醸と見間違うばかりの綺麗な香味と上品さの中に、絶妙な甘味と旨み、コクが絡んで調和している。これで2千円強なのだから参ってしまう。完璧な日常酒と言って良い。
まさに喜久酔の素晴らしいのは、このような定番酒が極めて充実していることである。大吟醸、吟醸クラスの上級酒が旨いのは、言わば当り前。今回のような低価格酒のクラスにこそ、蔵の本当の実力が出ると言って良い。>
昨夜はこの喜久酔 特別本醸造をぬる燗にして、合わせた酒肴は主菜が湯豆腐。他に鮪赤身の「づけ」。鮨屋で漬けていない鮪赤身のこともづけと呼ぶが、これは昔は必ず醤油たれに漬けていた名残り。冷蔵設備のなかったころの腐敗防止策である。しかし、実際に漬けたものは赤身の刺身にも増して美味であり、当家ではちょくちょくそうして食す。
漬け込むたれは醤油と味醂を合わせたもの。醤油は御殿場、天野醤油の「甘露しょうゆ」か紀州有田の「湯浅醤油」(これは製造元がいろいろあるが)。味醂は何と言っても岐阜、白扇酒造の「福来純 本みりん」。醤油は多少の浮気ができるが、味醂は福来純でなくては絶対嫌だ。そのたれに、1時間ほど赤身の刺身を漬ける。
|
更新楽しみにしてますね〜 よかったらウチにも遊びにきてください^^ 気に入って頂けたらお気に入りにでも入れてやってくださーいね
2005/2/6(日) 午後 0:21
ご来訪ありがとうございます。 早速のぞいてみますね。
2005/2/6(日) 午後 0:57