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東京フィルハーモニー交響楽団「午後のコンサート」に行ってきました。会場は、初台の東京オペラシティホール。
学校の給食の献立表を見て、好きなものばっかりだと、思わず「ばんざい!やったー!」。おまけに、調理するのが「炎のコバケン」、さらに料理の説明までしてくれる・・・! もう、スキップの世界ですね。
この「午後のコンサート」は、指揮者がナビゲーターになって、いろいろなお話をしてくれる、とってもおいしいコンサート。至福のときです。
指揮者の小林研一郎さん、いきなりマイクを取って話し始めます。
「今日のような雨上がりの日は・・・・、プログラムは、床においてください。傘も倒れやすいので、寝かせて。今日は、私がナビゲーターですから」
う〜ん、わかっていらっしゃる。良くぞ言ってくれました!!
演奏中のドサリ!は、もう勘弁してほしいですね。
今回のテーマは、「コバケンが贈る名曲ア・ラ・カルト」。オーケストラの名曲、さまざまな民族の色彩豊かな名曲の数々です。
演目は、
1.グリーグ:付随音楽「ペール・ギュント」より「朝」「ソルヴェーグの歌」
北欧ノルウェーを代表するグリーグさんは、コバケンさんが「北欧のモーツァルト」と評する、とても多彩な旋律を描き出す作曲家です。「ペール・ギュント」は、ノルウェーの文豪イプセンさんが書いた劇。民話に基づく誇大妄想的なペールの波乱万丈の冒険譚。
イプセンさん本人から音楽を依頼されたグリーグさんは、30近い楽曲を完成させたとか。
すばらしい音楽に出会うと、心が震えて、泣きたくなってしまう曲があります。「朝」は、文字通り朝のBGMですね。
聴いているだけで、たまらなくなってしまう名曲です。
「ソルベーグの歌」は、ペールの夢の中に現れた恋人ソルベーグが歌う曲。美しく、切ない名曲です。
2.グリーグ:ピアノ協奏曲
グリーグ、チャイコフスキー、ラフマニノフの3人が、わたしの大好きなピアノ協奏曲の三つ巴。
とっても、インパクトのある第1楽章、やさしく美しい第2楽章、そして、第3楽章、ラストのところで、半音上がってる箇所を聴いて、リストさんが狂喜したというところがあります。
ソリストは、小林亜矢乃さん。とても思い入れたっぷりに弾いてくれました。
演奏後、コンサートマスターと握手をして、それから指揮者と握手。コバケンさん、ピアニストをしっかり抱きしめます。
そうです、父娘共演だったのです。
3.コダーイ:「ガランタ舞曲」
小林研一郎さんは、ハンガリー国立交響楽団音楽総監督を務め、ハンガリー政府から文化勲章やさまざまな勲章を授与されるなど、ハンガリーとはかかわりのある人です。
ハンガリー語と日本語は、似たような単語がいろいろあったり、音楽的にも、共通したものがあるそうです。と、コバケンさん、五木の子守唄を歌いだしました。
コバケンさんから、「ハンガリーといえばどんな曲?」と振られた、コンサートマスターの荒井さん、「モンティの『チャールダッシュ』とか、サラサーテの『ツィゴイネルワイゼン』・・・」と答えました。ジプシーの曲ですね。
すると、コバケンさん、荒井さんに「ちょっと弾いてよ」と、コバケンさんのピアノ伴奏で、「チャールダッシュ」の演奏。
コダーイさんは、ハンガリーを代表する作曲家。子供時代をすごしたガランタへの郷愁の思いをこめて作られました。
4.リムスキー=コルサコフ:交響組曲「シェエラザード」より「王子と王女」
ロシア国民楽派「五人組」のひとり、リムスキー=コルサコフさんは、オーケストレーションの巧みさをチャイコフスキーさんに嫉妬されていたようです。
チャイコフスキーさんがパリでチェレスタという楽器を手に入れたとき、「リムスキー=コルサコフには教えるな」と言ったとか。
代表作「シェエラザード」は、ペルシャの「アラビアン・ナイト(千一夜物語)」の王さまに語り続けたお姫様。
リムスキー=コルサコフさんは、アラビアン・ナイトのお話を題材に、4つの曲からなる交響組曲を作曲しました。
「王子と王女」は、3曲目の曲で、とても美しい曲、うっとりする曲ですね。
5.ラヴェル:「ボレロ」
フランスのラヴェルさんといえば「ボレロ」ですが、「ボレロ」はスペインの民族舞踊だとか。
コバケンさんは、小太鼓のリズムを「心臓の鼓動、不整脈はない」といい、同じ旋律をさまざまな楽器が演奏することを「人生だ。元気な音、弱い音、悲しげな音、いろいろなことがある」と言いました。そして、終盤の盛り上がりで、変化があるところを「光が差すようだ」と表現しました。
すばらしい演奏、そして、盛り上がり。
時間がかなり押してしまいましたので、アンコールに、「ボレロ」のクライマックスを再演。
もう、ハナマルの日ですね!
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