ニンジアンエ 古処 誠二
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ニンジアンエ
著:古処 誠二(こどころ せいじ・集英社・2011年11月・296頁)
インパール作戦前年のビルマ。
新聞記者の美濃部は日本軍の英印軍討伐に同行する。捜索が順調に進むほどに美濃部の胸中にいくつもの疑問が生じていく。捕虜になったイギリス人は、なぜ不遜な態度を崩さないのか?ビルマ人の人質はどこに消えたのか?すべての謎が解けた時、美濃部は「戦地の真実」を突きつけられる。
−帯より−
報道する者から見る軍隊・そして戦争でした。
当時の記者たちの役割…それを考えると哀しくなります。この物語のその後、日本は悲惨な道のりへと向かって行ったんですね。
イギリス軍・コーンウェル中尉の言葉を読みながら身震いしていました。彼はこの戦争の行く末を知っているようでした。当時は、日本(軍)のことをほかの国々は、そう見ていたんだと思います。今だから思えることですが。
コーンウェル中尉の言葉は、どれも心に響くものがありましたが、その中でも特にこの言葉がとても印象に残りました。
「君の仕事は戦争の遂行に必要不可欠であると同時に、戦争の処理にも必要 不 可欠だ。君はそれを実行する義務がある。職業人とはそういうものだ。……」
戦争小説を読むと「繰り返すことのないように…」としか考えきれなくなるのに、読まずにはいられないです。
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