ツイッターでフォーローしている方が、剣道の「発声」についてブログを書かれていて、
探してみたら保存してたのが見つかったので、紹介します。
┗ 上手くなること T - 2003/08/08(金) 21:41 -
あああさん、こんにちは
興味を持っていただいてうれしいです。
「上手くなりたいときは、声をだすな」
「上手くなりたいときは、がんばるな」
ですが、いつでも正しいと思っているわけではないので、少しくどくなりますが、説明したいと思います。
「上手くなる」=「より合理的な新しい動作(体の使い方)を獲得する」
そのためには、「試行錯誤の回路」=「こうしたらこうなったというフィードバック」を成り立たせ、
「だから、今度はこうしてみよう」とつながらなければならない
そのためには、「自分が何をやっているのか」を、自分の体の感覚としてつかむという「気づき」が必要であり、
「どんな感じでやろうとしてみたのか」、「その結果、どんな(感じの)ことが起きたのか」に
意識を集中できなければならない。
それなのに、「声を出そう」なんてことを意識していたら、声を出している自分に酔っていたりしたら、
フィードバックなんて起きようがなく、上手くなれるとは思わない。
そういう意味であって、「声を出さないでやれ」ということではありません。
「声を出す」ことにもいろんな議論がありましたが、それはそれでとても重要なことだと思います。
コミュニケーションの声、闘うための声などは必須だと思います。
そして、必要だと思ってもなかなか出せないものなので、「声を出すための練習」も必要だと思っています。
また、「上手くなりたいときは、声をだすな」と言ってあげれば、上手くなることに集中できるというわけでもなく、
「頑張れば上手くなれる」と信じて一所懸命やっている子に、ただ「君のやっていることは無意味だ」というだけ
になる危険もあります。ですから、自分がフォローできる相手だから、そういう環境だから言えることかもしれません。
もう一つの「頑張る」についてですが、「上手くなる」=「新しい動作の獲得」と考えていて、
「頑張る時、人は自分の過去の中から一番確実と思うものを選択する」ものだという前提から、
問題視しています。
結果を求められる時は、頑張るべきだと思います。
しかし、「上手くなる」というのは「変わる」ことであり、
今までのやり方や、「こうするのが正しい」という思い込み(指導)にしがみついていては、
得られないものだと思います。
> 私のようなずっと根性を求められつづけてきた環境にいた人間にとって、
>そんな指導方法も有りなのか!!と、度胆をぬかれたというか、新鮮な刺激でした。
「上手くなろうとしているようには見えない、上手くなれるような状況を整えようとはしていない、
何をつかもうとしてその練習をやっているのか分からない」そういうのが許せないので、
れっとさんと同じようなショックを受けるだろうと思って、奇をてらった言い方をしているところもあると思います。
もちろん、一所懸命練習するしかないような環境にいる人達も多いと思いますし、
「一所懸命試行錯誤する」をもって「頑張る」ととらえている人も多いと思いますが、
「頑張る」にもいろいろあるなあ、と思ってもらえれば幸せです。
白状すれば、私は、「上手くすること」にはとても興味があるけれど、「強くすること」は苦手、
そのくせすごく勝ちにこだわる、という変なねじれ方をしています。そういうヤツのへりくつだと思ってください。
┗ ありがとうございますw あああ - 2003/08/09(土) 20:08 -
なんか難しい話ですねぇ驚
でもなんとなくだけどわかりました。
“声声!!”とうるさく注意してきたのも少し反省です。
でもまぁその人たちはただやる気が見れなかったからですけどね・・・汗
あたしは上手くなりたいのでまたアドバイスなどよろしくお願いしますm(__)m
┗ 技術の習得と声 神奈川応援団 - 2003/08/09(土) 20:32 -
Tさんのご意見に賛成です。
子ども達を指導していく上で「はい」といつもはっきりと返事をすることはとても大切で必要なことです。
しかし,新しい技術を身につけようとしている時に「ハイ」「ハイ」と大きな声で返事をしている子は,
何も考えていない子です。そのような時には自然に声が出なくなるものです。
指導者の言うことを理解しようとしたり,自分でイメージしたりする時には頭で考えています。
大きな声など出すひまはないのです。
このことは,指導者がわかっていればいいと思います。
新しい技術を覚えようとしている時に,「返事は!」と言わないようにすればいいと思います。
それ以外の時には,「返事」や「声」はうるさく指導していきたいものですね。
┗ re:技術の習得と声 T - 2003/08/10(日) 12:20 -
神奈川応援団さま
明快な説明、ありがとうございます。
> このことは,指導者がわかっていればいいと思います。
新しい技術を覚えようとしている時に,「返事は!」と言わないようにすればいいと思います。
それ以外の時には,「返事」や「声」はうるさく指導していきたいものですね。
その通りですね。「指導者が分かっていればいい」ことであって、
「頑張るな」とか「声を出すな」とかいってしまうと問題かもしれません。
ところで、サブさんが紹介してくださった、「新インナーゲーム」
頑張るよりも「気づき」を大切にするというのは、これに近いものがありますね。
以下は、小見出しの抜粋です。
・一生懸命やればやるほど下手になる
・筋肉は言葉のレッスンを翻訳できない
・いい悪いと判断するから、感覚が鈍るのだ/裁判癖をなくす
・「正しい打ち方」を自分の基準にしないこと/現実を感じ取る
・いいイメージを持て、の心理学も実は手品だ/ポジティブ思考の弊害
・ノイズのない「生データ」を体内に記憶する/自身に任せる
・(自分自身に)命令せずに、やってくれないか、と頼むこと/セルフ2との会話
・何をして欲しいか、目的をイメージする/結果を依頼する
・自然発生のレット・イット・ハプン法/フォームを依頼する
・観察し続けると、変化が自然に起きてくる/LETとMAKE
・言葉は真実を表現できない?/技術レッスンの源流
・自習能力を引き出すヒントが技術レッスンだ/レッスンの活用法
・「正しい技術」は永遠に正しいわけではない
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第6章 習慣を変える
・旧い習慣を捨てるには、交代選手を送り込め/習慣の代替
・歯を食い縛るから、昔の傷が捨てられない/レコードの溝
・これが、ストロークの習慣を変える実践例だ/4段階で変える
STEP1 新鮮な気持ちで観察して、変えたい箇所を見つける
STEP2 望む結果の具体的な画像を制作する
STEP3 セルフ2を信じさせる
STEP4 変化と結果を、「無判断」で観察する
まとめ・従来の習得方法と、インナー・ゲームとの相違点
・頑張ったぞ!の自己満足に騙されるな/セルフ1は復活する
・リラックスしろ!は無理難題の違法命令だ/ヒーローはセルフ2
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┗ 目からうろこ Ran - 2003/08/10(日) 12:36 -
神奈川応援団さんの書き込み、興味深いですね。
自分で思い返してみると確かに、誰かに意見を聞いてるときってうなずいたりはしてますが、
大きな声で返事ってする気にならないですよね。
大きい声はたんなる反射反応であって、内容よりも文脈の流れが途切れたときに、声を出す
という反応でしかない。
てことはうちの少年団はいかんなぁ(笑)
あと「がんばるな」とか「声を出すな」とかは言葉にとらわれると間違った方向に行きますが、
このニュアンスの重要性もよくわかりますね。
予断ですが、失敗は成功の元という言葉にもありますが、ぼくはプレーがおかしくなってきたら、
間違ったプレーを意識してやってみるんです。こうやるから間違うんだなと自分で考えながらやれば、
次はその動きをしなくなるんです。
ただし、これは原因がわかっている場合にしか有効でないので、他の人は真似しないでね(笑)
と、話がずれましたが、勉強と照らし合わせればよくわかります。
勉強で集中してるときって自分のペースでやってるときなんです。
だから他の選手に気を使ってがんばっても、集中しているとは限らないのでうまくなるわけないでしょうね。
バレーのような集団でのスポーツはいかんせん、こうした自分の時間、自分のペースでの練習が難しい
と思います。しかし分かっている指導者は確実にそうした時間を選手に与えているはずです。
急がば回れ・失敗は成功の元の2つのことわざが、ほんとの意味での上達の基本なのかもしれません。