羊の隠れ家

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■3・11【原発災害】

■3・11【原発災害】
 
「事故が起きたら取り返しがつかない。」・・・これは実に簡単なロジックだ。これが(俺個人が)原発に反対する理由であり、その存在を否定する理由である。例えば車は交通事故を起こす。それは運転手のミスかもしれない。機械的な故障かも知れない。また、自分は完全にフェアであっても、他者からの接触や追突も想定される。いかなる理由(要因)であれ、事故が発生すれば被害が発生する。車体が凹んだという程度の被害かも知れないし、怪我をしたという被害かも知れない。また場合によっては運転手や歩行者が死亡することもあるだろう。
 
1)ミスを犯さない人間はこの世にいない。
2)故障しない機械はこの世に存在しない。
3)外的要因を排除することは出来ない。

しかし・・。

交通事故であるなら、1度の事故で(それがたとえ重大な事故であっても)その周辺に住む人々すべての命を危険に晒し、その土地を半永久的に利用不可能としてしまうような事態には至らないものである。そんな「重大さ」を内包しているのは原発という施設以外にはないのだ。事故が起きれば土地が放射能で汚染され、そこに住めなくなる。住民は避難を強いられる。事故の様相次第では即死者さえも発生する。
 
しかし、巷では「除染作業」なる言葉が蔓延し、まるで除染すれば問題が解決するかのような、それを希望するかのような風潮が蔓延り始めている。汚染された土地は、その表層を削り取ってしまえば安全だと言う。では削り取られた土はどうするのだ?「中間処理施設問題」として、その汚染土壌をどうするかが議論されることになる。

暴言を承知で言わせてもらう。

「お前らはバカか!」

放射性廃棄物の処理について「安全で確実な方法」など、この世には存在しないことぐらい常識として知っているはずではないか?ここに当たり前のことを書いておく。「原発」という機械が危険なのではない。そこで使用される燃料が危険なのであり、その燃料の「燃えカス」が危険なのだ。燃えカスを安全に処分する方法はこの世に存在しない。当然だが今回の事故でばら撒かれた放射性物質を安全に処分する方法はこの世に存在しない。

政府は福島第一原発について「終息(収束?)宣言」なるものを発表しているが、いったい何をもって「終息・収束」と言っているのだろうか?
 
あの施設は今後も長きに渡り非常に危険な状態を維持し、その状態を管理する必要がある。冷却作業を続けるのだから、当然だが「汚染水」が発生し続け、その汚染水から放射能を取り除けば、それに用いたフィルターが「高レベル放射性廃棄物」として生み出され続けるのである。これらの放射性物質は半永久的に保管する必要がある。フィルターであれ、土であれ・・・。

だからもう一度書いておく。
 
1)ミスを犯さない人間はこの世にいない。
2)故障しない機械はこの世に存在しない。
3)外的要因を排除することは出来ない。

「中間処理施設」という「施設」においても、今回と同様の事故は起きる可能性は排斥できないのだ!

そしてマスコミだ!この糞バカどもめ!
 
昨晩の各局の報道特集を眺めながら、やはり「こいつらはバカなのだ!」と結論させてもらった。俺は激しく憤っている。あれから1年も経っていると言うのに、「原発事故の被害に遭われ、避難生活を余儀なくされている人」とか「放射能汚染によって家業の酪農を続けられなくなり自殺した人」を取り上げ、「ああ可哀想だ。だから原発が悪いのだ」と、脳無しバカみたいな内容の番組しか制作できないのかよ?「牛が処分されて可哀想だ」とか、見ていて腹が立つほど低脳な内容じゃねーか!

もう何年も、何十年も前から「それが起きたらそうなる」ってことを各方面の知識人たちが警告してきたはずであり、もはや常識だろう?それらの警告を無視し続け、「それ」が起きるまで原発に対して無批判であり、いや、むしろ積極的にその普及に貢献し、その安全性を宣伝する役割を担ってきた自分たちの「今の立場」をよ〜く考えてみやがれ!

更に暴言と言われることを承知の上で言わせてもらう。

原発を中心に半径10Km、20Kmの地域が強制避難の対象となり、そこに住んでいた方々は皆、自分たちの住んでいた町を失いつつある。その現実に同情し、東電を悪者にし、これを攻撃することで「世間の人気」を維持しようとするTV各局の糞番組によって、この問題の本質が隠蔽されつつある。避難している2万人余りの方々に聞きたい。

「あなた達は電力会社からの保証金に頼り原発を受け入れ、その発展に貢献してきたご本人たちですよね?」

「原子力発電所で事故が起きたら・・・という想定の元に避難訓練までやっていた街の住民ですよね?」

「当然ですが、あの施設で事故が起きることは「想定内」のはずですよね?」

「こうなることは・・・わかっていたはずですよね?」

俺は別に「避難民」を叩いて喜びたいわけではない。彼らは「純粋に避難民」であり、それ以上でもそれ以下でもない。決して「特別に可哀想な犠牲者」ではないのだということを確認しておきたいだけだ。

「東電に騙された」と言う。「こんな事故が起きるとは思わなかった」と言う。

え・・・?嘘でしょ?
 
あれほど住民を、国民を欺き続けた「実績」を持っている企業が運営している、あれほど多くの危険性を指摘されている施設ですよ。事故後に「その危険性を認識できなかった」と言われても、はっきり言って泣き言にしか聞こえない。そして、あのような事故が起き、悲惨な未来が具体化されている現在においても、尚も原発を誘致し、その保証金で利便性を買おうという市町村があるようだが「頭のおかしい人たち」にしか見えないのは俺だけなのか?

「福島は東京の人間たちの犠牲になった」という論調があるが、問題はそれ以前の「原発に対する、電力会社に対する、そして放射能に対する基本的な認識」にあることは明白ではないか!この認識が改められない限り、近い将来において第二、第三の惨事が必ず発生すると、俺はここで断言しておく。
 

 

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■3・11岩手県大槌町

 
■3・11岩手県大槌町
 
眼下に広がる町並みのすべてが僅か数分で完全に破壊されることなど、おそらく誰も実感していなかったに違いない。何度も何度も繰り返し見た映像だが、その衝撃、その恐怖は今でも薄れることがない。
 

 

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■3・11南三陸町【3】

 
■3・11南三陸町【3】
 
【2】とは逆の位置から撮影された映像。ネットでは余りに有名な映像だが、これを見て思うことはやはり「立ち上る土ほこり」の意味を、この時点では誰も知らなかったのだということだ。手前に映し出されている市街地の背後では、すでに土ほこりが立ち込めている。
 
つまりすでに家屋が悉くなぎ倒されているのだが、それを見ている方々の会話からは、流される家を目視で確認するまで、その事実を認識していない様子が伺える。

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■3・11南三陸町【2】

 
■3・11南三陸町【2】
 
高台からの撮影。町に接近してくる津波が記録されている。その被害の甚大さ。そしてあまりに多くの悲劇が報じらた場所である。その一つ一つについて言及する勇気は俺にはないが、総じて言えることは、過去において数々の津波被害を経験してきた街であったに関わらず、その防災対策、防災意識を軽々と打ち破ってしまうほどに、今回の津波は巨大であり強力なものだったということなのだろう。
 
それは避難場所に指定されていた公民館や市役所などが3階、4階まで水に沈み、そこに避難していた方々を建物の中で溺死させてしまったという悲劇に象徴されている。
 
(3に続く)

 

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■3・11南三陸町【1】

 
 
■3・11南三陸町【1】
 
3月12日の報道映像。津波に襲われ壊滅した南三陸町の空撮映像を見ながら、解説者が「家屋が流出しているのでは?」とコメントしている。
 
ここで「何が起きたのか」・・・後に公表された数々の記録映像がその真実を伝えることになるが、この時点ではすべては推測の領域を出ていなかったのだ。
 
(2に続く)

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