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過去記事ニュース 2004掲載 甦れ千年の街 5

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シーガイアの場合/赤字解消へ険しい道のり

 支援企業に決まった野村プリンシパル・ファイナンス(野村PF)の下、ハウステンボス(HTB)は
どう変わるのか。米投資会社リップルウッド・ホールディングスの支援を受けて再建の道を歩む宮崎市の
大型リゾート施設シーガイアの場合を見ると―。

 シーガイアは、全天候型ウオーターパークの「オーシャンドーム」と地上百四十五メートルの
「ホテルオーシャン45」、五千人収容のホールを持つ「ワールドコンベンションセンターサミット」の
大規模施設を備え、一九八七年施行のリゾート法(総合保養地域整備法)指定第一号として誕生した。

 だが、九三年の開業直後から経営は苦難の連続だった。入場者数は目標の五百五十万人に程遠く、
累積赤字が膨らんだ。宮崎県から二度の補助を受けたが好転せず、二〇〇一年二月、当時の運営会社の
フェニックスリゾートなど三社が会社更生法の適用を申請した。

 リップルウッドが支援企業に決定したのはその三カ月後。別の二つの会社に運営を任され、
〇二年一月「シェラトン」の名を冠して再スタート。その間、関連会社の再編統合など、新体制への
準備が進んだ。

 再建が本格始動するまでの過程で雇用面の大幅見直しがあった。〇一年夏、再雇用しない可能性の
ある幹部社員二百五十人を個人面談。四十代以上の社員ら百三十二人にとっては事実上の解雇通告の
場だった。「同僚から不採用を通告されるとは…」。再建計画で、さらに二百人の早期退職者を募った。


 「シーガイアのことは人ごとでない。リストラは必ずあると思う」。HTBが経営破たんした直後、
こう漏らす社員は少なくなかったが、今もこの不安が払しょくされたわけではない。

 支援企業が発表された三日の記者会見。出席した野村PFの川端芳文社長は従業員の削減方針で
含みのある発言をした。「一部削減はやむを得ないが、具体的なものはない。(ハウステンボスの)
追加調査をした上で慎重に検討する」

 シーガイアはリニューアル計画の第一期で、ゴルフ場の改修などに取り組み、ゴルフリゾートと
しての集客には成功。ゴルフ客以外の客層をカバーするため、いったん閉鎖したオーシャンドームを
七月に再開したほか、第二期では、温泉と美容部門のスパをミックスした施設やショッピングゾーンの
整備などを計画中。だが、〇三年三月期決算は三十五億円の純損失。累積赤字は九十七億円に増えた。

 レジャーの多様化などで全国的にテーマパークが苦戦する中、九州観光の二大中核施設は連携・
共存できるのか。支援企業決定発表の日の三日、川端社長の訪問を受けた金子知事は
「(野村証券グループは)世界的なグループなので期待している」と力を込めた

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