TAKUの自然派生活

ブログタイトルを改めました。いま、私がしていること、皆さまのお役に立てること、綴っていきます。

全体表示

[ リスト ]

続きを書いたのですが、読みにくくなったのでこちらに加えました。

ちょっと、まだ体調イマイチですが、遅くなるとますます書けなくなってしまいそう。エイヤッ!で、「第2回がん患者大集合」の講演内容についてご報告いたしますね。
今まで、こういった講演やシンポ、番組のご報告は、できるだけ忠実にその模様をお知らせする、という姿勢を持って臨んできました。しかし…、今回は(も、かな)テープ録音もしていなければ、3階席ということもあってスクリーンの文字もまったく見えませんでした。
ということで、私がメモを残している内容に、私なりの感想および意見を交えたレポートとなることをお断りしておきます。また、この記事を転載・引用する際には、私のブログが元であることを明記することを条件とし、私までコメントください。正確な「議事録」ではありませんから、書いた責任が私にあるという意味で、そのほうがいいと思うのです。トラックバックはご自由にどうぞ。

基調講演は、癌研有明病院院長の武藤徹一郎氏から。
日本の医療の体制の問題点とチーム医療について、かなりの早口で説明。

そもそもがんは以下の3つのグループに分けられ、どこに属するかによって治療や病院の選択が異なり、治療成績にも影響する。
1、早期がん→文字通り初期のがん。ここに属する人が増大。小さながんもあり、中には治療しなくとも消えていく人も。
2、専門治療を必要とするがん(ちゃんとしたグループとしての言い方、聞き逃しました)→肺、肝臓、食道など、専門の医師がいるかいないか、医療設備によって治療成績が異なる。
3、難治がん→現代の医療では治せない難しいがん。膵臓がんなど。

1のグループはある程度の規模と設備の整った病院であれば対応可能。
2になると専門医の不足の問題が出てくる。
3になると、緩和医療の体制が必要。

しかし、どんながんでどのような段階かにより、病院や治療の選択が異なるにも関わらず、患者は「どこに行っていいかわからない」のが現状。情報をきちんと伝えることが大事。
がんは高齢になると増えてくるものなので、世界でも寿命が長い日本は当然がん患者は増加している。
日本は、何だかんだと言っても医療により効果を上げている。
「少数の名医」より「多数の良医」を求めるべき。→これは「日本の名医」といったような本が売れたり、名医に受診したがる傾向を皮肉っているようにも感じました。

ただ、国民が平等に誰もが高度な医療を受けるには、がんの医療の組織改革が必要。
医療物理士(? 自信なし)、放射線治療士も少ない。立派な機械を導入しても使いこなせていない。

問題はここから。
何しろスクリーンの組織図を指しながら、早口で説明するので、見えない私にはちんぷんかんぷん。
厚労省が進める「全国がん成人病センター」と「地域がんセンター」、「特定機能病院」(?)そこに新たに今秋設立される「がん情報センター」とでできあがる医療体制、連携等について説明。
免疫療法、外来で受ける化学療法、緩和医療の話も絡めていた。

続いて、癌研有明病院で進めている「臓器別チーム医療」についての説明です。


今までがんの治療は外科が中心になって行われてきたが、手術だけではがんが治せないことがわかってきた。しかし、これまでの医療の体制では、各科の垣根があり、その判断や治療の切り替えをすることが難しい。そこで、「臓器別チーム医療」ができるよう、内科と外科が一緒になって「キャンサーボード」で検討するようにした。

この時、武藤院長はスクリーンの図を示しながら説明していましたが、私には見えなかったので、申し訳ありませんが組織的なことや体制の仕組みは正確にここではお伝えできません。
思いっきり私流に勝手に解釈すると、たぶん内科、外科何人かの医師が患者の症例と治療法について同じテーブルで協議しあうことにより、一人の医師の勝手な判断で治療が進められることのないようにする、ということなんだと思います。

外来の化学療法室を設け、一日100人(?)の患者が治療を受けられる体制をつくり、看護師、医師、薬剤師が専任で配置。
また、難治がんプロジェクトも立ち上げ、チーム医療で行っている。

今後の課題として、拠点病院の機能をはっきりさせる必要がある。
ネットワーク化を図り、院長指導のチームを作る。
腫瘍内科医、放射線専門医の教育、緩和医療の教育を進めていきたい。

都道府県、各地域で重症のがん患者を診ることができるようになるべき。
がん情報センターを中心に各医療機関や行政が互いに協調し、がん患者を含めすべてが情報を共有できるようにする。
緩和医療は、今の数ではさばききれない。
拠点病院と連携を取り、患者が住む地域の病院で緩和医療ができるところを増やし、協力しあうことが必要。

これは私個人の体験ですが、アメリカで乳がんの手術を行った際、手術をした外科医とキモセラピスト(抗がん剤専門医)、オンコロジスト(内科腫瘍医)、私のがん細胞の病理診断士(正式な呼び方はわかりません)等が集まり、カンファレンス(協議)を行いました。そして提示されたのが、「放射線治療+ホルモン治療」。ただし一人「抗がん剤治療」を勧めた人もいたとのこと。そこで、抗がん剤専門医と乳がん専門のオンコロジストを紹介され、二人に意見を求めました。二人とも丁寧にベネフィットとリスクについて説明してくれ、確率についてもデータを示し説明。自分がどれだけ経験豊かかというアピールも忘れずに。
結局、私は乳がん専門のオンコロジストにその後の治療の判断を託することにしました。そして「ホルモン治療は行わなくていい」というその医師の判断に納得し、私は術後、放射線治療のみを受けました。こうした話し合いの結果や検査のデータなどは、私に関わるすべての医師に手紙やFAXで回ります。つまり情報の共有化ができているわけですね。
こういったシステムについては、アメリカの方が進んでいると改めて思いました。もちろん、すべてアメリカがいいわけではなく、保険制度については日本の方が優れていると思います。そのことについてはここのテーマではないので、また改めていたしますね。

この記事に

閉じる コメント(6)

顔アイコン

私はブログで「情報センターみたいなものは私にはいらない。」と書きましたが、それは今の病院がそこそこ整っているっていうバックグラウンドもあるかも知れないと思いました。仮に、遠くの病院でしか治らないと知った人たちはそこまで行くのでしょうか?行けない人はどう思うのでしょうか?知らないよりは知っていた方が、単純に良いって言えるか、今疑問がわきました。すみません、ずれているかも知れないです。takuさん、お大事に〜。

2006/3/23(木) 午後 3:41 Pearl(パール) 返信する

顔アイコン

パールさん、続きを上の記事に張ったので、申し訳ないけど途中からまた読んでくださいね。情報センターはまったく知識のない人には必要だと思うけど、大変な数の人が情報を求めて最良の医療をすべての人が平等に受けられるなんて難しいですよね。どうすればいいんでしょう。

2006/3/23(木) 午後 11:55 TAKU 返信する

顔アイコン

アメリカの制度は本当に良いですよね〜。日本も早くそうなって欲しいと思いました。ここまでいろいろ関わってくれたら、精神的にもいいような気がします。

2006/3/24(金) 午後 5:02 Pearl(パール) 返信する

顔アイコン

パールさん、私もシステムに関しては他の国のいいところを取り入れたら、日本の医療は世界でトップになると思うんですけどね。

2006/3/25(土) 午後 0:14 TAKU 返信する

顔アイコン

はじめまして! 「大集会」私も参加しました。 私は、乳がん患者です。 一人ひとりが声を上げることの大切さを、改めて感じた一日でした☆ 削除

2006/3/30(木) 午後 9:53 [ pumita ] 返信する

顔アイコン

pumitasann、どうもはじめまして。私も乳がん体験者です。そちらのブログにも行かせていただきますね!

2006/3/30(木) 午後 10:21 TAKU 返信する

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

開く トラックバック(1)


.


みんなの更新記事