明るいがん生活ーピンポイント照射

東日本大震災。私が今できることは、有益な情報をお伝えすること。あとは祈ること。

乳がんについて

[ リスト | 詳細 ]

記事検索
検索

全4ページ

[1] [2] [3] [4]

[ 次のページ ]

植松先生「ガイドライン発言」についての補足

イメージ 1

昨日アップした記事の中で、植松先生が「今の時代、ガイドラインに沿ってしか意見を言えない医師はもうダメだよ」と言った件について、「よくわからない」との声をいただきました。

私の解釈より、植松先生自身の考えを載せるほうがいいと思いますので、UASオンコロジーセンターのHPで読んだ記事から抜粋してご紹介しますね。

植松先生が読売新聞に掲載していたコラム「明るいがん講座」http://www.uas-oc.com/columnfirstpage.htmlの乳がん編で、意外なことに、乳がんの治療成績が欧米より日本のほうが優れているという、データ比較のことが載っています。
慶大放射線科における2千人近くの長期成績の報告によると、10年生存率は1期で93%、2期で90%と良好。東京女子医大、京大でも1期〜2期85%〜95%と良好。
ところが、乳がん治療の先進国であるアメリカ、イタリアなどでは1期〜2期の温存療法後の10年生存率は、60〜80%ほどだそう。

確かに、日本の温存療法は、欧米を模倣して始まったけれど、生存率は日本のほうが優れていると。
<欧米では、20年前と比べ、乳がんに対して抗がん剤・ホルモン剤の使用頻度が増えました。その結果、乳がんの予後も改善しているといいます。日本でも同じ方針が妥当でしょうか>
植松先生は疑問を投げかけています。

そして、こう書いています。
<「ガイドライン順守が、最も科学的である」という理論。同時に「それが非難を受けにくい選択肢でもある」という現実。もし、ガイドラインにとらわれず、もっと自分に適した方針を望むなら、“ガイドライン主義者”の少し冷たい視線の中で、自ら考えて判断しなければなりません。楽ではなくても、結局、自分自身のためと考えて>と。


また、ある回のコラムで、植松先生は乳がんの治療法がなかった時代のデータを取り上げ、<病院受診時には患者の4分の3が4期、残りのほとんどが3期だったにも関わらず、生存期間には「個人差」があり、最短で2ヵ月、半数が3年、最長は18年以上だった>と書いています。
そして、<がん細胞の「顔つき」やホルモン受容体の状態など様々な危険因子によって一定の傾向はわかっても、「個人差」の壁を越えることは到底できない>と。
<「治る可能性は70%くらい」とはいえても、「治る70%に入るのか、治らない30%に入るのか」。この答えこそが個人差なので結果論でしかわかりません>
そして、植松先生はガイドラインについて次のように続けています。
<現在、個人差はおろか人種差にさえ、ほとんど答えのない診療ガイドライン。参考にするのはよいでしょうが、それ一辺倒になるのは、たいへんむなしいことのように思われます>

そして、乳がんの最後のコラムでは、「医療任せより生活改善」という話を掲載。これこそ、まさに私が植松先生に聞きたかった「免疫力と医療」の話に関連するものだったのですが、残念ながら時間切れになっちゃったんですよねー。

<急速な「乳がん死亡の増加」を経験した日本人なら、「医療以外のものが、乳がん死亡を増やしも減らしもする」という事実に、十分きづけるはずです。「医療の普及」だけが賢者の道のはずがありません>と植松先生はいい、そしてこう結んでいます。

<自分の暮らしを見つめ直すことで、きっと、あなたが乳がんで命を落とす可能性は減るはずです。そして、多分それは、医療による貢献をしのぐと思います」と―。


この考え方、私も常々感じていたことでした。乳がんだけでなく、すべてのがん、他の病気にも当てはまることのような気がします。


※写真はマンションの上層階から撮った夕焼け。

閉じる コメント(18)

閉じる トラックバック(0)

植松先生とのQ&A

詳細編その1。

7月2日(月)、植松先生の診察で、CT検査を無事クリアした話はすでに書いた通りです。

私はこの日、新幹線の中で植松先生への質問をノートに書き出していました。
つい何日か前、友人から乳がんになった彼女のお友だちについて電話で相談がありました。
まずはその件に関して質問。

私「40代後半の女性のケースについて相談があったのですが、両方の乳房に乳腺がんが見つかり、両方とも全摘出との診断を受けたとのこと。大きさ、数、がんのタイプなど詳細は不明ですが、当初のマンモやCTなどの検査ではがんが発見できず、その後の詳しい再検査でわかったそう。このように両方にがんが見つかった場合は、転移と考えるべきでしょうか。あるいは同時にできる場合も?」

植松先生「転移とは限らないね。むしろ同時に発生したと考えられるケースが多いかも」

私「本当に全摘出しか方法がないのでしょうか。たとえばピンポイント照射や術前化学療法+温存法手術などは?」

植松先生「もっと詳しい情報が必要だけど、十分できる可能性はある」

私「この前、NHK教育で乳がんのシリーズの放送がありました。その際、全摘のほうが温存法より転移・再発の可能性が低いというような表現をしていたのですが、本当でしょうか」

植松先生「そんなことはないよ。全摘も温存もほぼ同程度」

私「じゃあ、その彼女には腫瘍の大きさや数、タイプなど詳細な情報を持って、全摘以外の可能性があるかどうかセカンドオピニオンを求めるよう話しますね。ところで、乳がんのピンポイント照射が保険適用になる見通しは?」

植松先生「保険適用にはならないね。仕方ないから、うちでは損をするけれども病院が負担して行うという方法も取っているし、自費で行っている場合もある」

私「次に、ホルモン療法について伺います。以前先生に話した通り、私はホルモンレセプター陽性だったにも関わらず、アメリカの医師には『ホルモン治療を受けるベネフィットより副作用などリスクのほうが大きいので受けなくていい』と言われました。でも、日本の医師は『ホルモン療法は必須だ。受けないなんてとんでもない』と言われ処方されて始めましたが、副作用がひどく耐えられず半年で止めました。友人など周りでホルモン治療を受けた人はみんな同じように副作用がきついといい、実際止めている人も多くいます。やはりNHK教育の乳がんシリーズの放送でホルモン治療を陽性の人は必須としていましたが、あまり説得力のあるデータ提示がなされていませんでした。どうも、医師が治療について説明する際、受けることを前提とした話だけで副作用などマイナス面についてはあまり説明しないように思います。治療によっては逆に免疫力を落とす場合もありますし、それぞれの考え方やライフスタイルに合わせて治療の選択ができる時代になってもいいのではないかと思うのですが」

植松先生「副作用がきついというのは、新しい薬(アロマターゼのことだったかな。ちょっとうろ覚え)が出てからじゃないの?そんな話をよく聞くけど。まずね、ホルモン療法はホルモンレセプターが陽性の人しか受けられないわけで、じゃあ陰性の人がみんな再発・転移するかといえば、そうじゃない。一方、陽性でホルモン治療を受けた人と受けなかった人との間では生存率に変わりはないんだよね」

私「結局データというのはあくまでも統計ですから、自分がどちら側に入るかはわからないんですよね。それに、5年間副作用に耐えて服用したとしても生存率に変わりないんですか」

植松先生「ただ、こう言えるかな。ホルモン療法を受けた人は再発・転移の時期を遅らせることができる。だけど、全摘出手術にしてもホルモン治療にしても、今の時代、ガイドラインに沿ってしか意見を言えない医師はもうダメだよ」

ここで、続けて免疫力と治療の関係について質問しようとしたのですが、
植松先生「まず、TAKUさん自身のことを先に片付けようか。まだ次の予約も決めてないし。それが済んだら後の話を聞くから」ということで中断。

後の人が控えていることもあって、看護師さんがうろうろ気にしている(ように見える)し…。

半年後にまたCT検査の予約。
そこで、懲りずにまた質問(今度は自分のことだから、いいですよね)

私「あの、肺のCT検査だけで、ぜんぜん乳がんの検査は受けていないんですが大丈夫でしょうか」

植松先生「自己検診をしていて異常が見つからなければまず大丈夫。一応、CT検査で胸と肝臓の一部は映るしね。あと転移の心配は脳と骨だけど、これは症状が出るから。骨の場合、痛みが出たら骨シンチを行うことでいいと思うよ」

私「わかりました」
と言ったところで、看護師さんが
「はい、じゃ予約センターに回ってくださいねー」

泣く泣く植松先生にお礼を申し上げて退室。
何となく、植松先生「あれ、話が途中になっちゃったね」といった表情だったような(笑)。
でも、きちんとお話していただいてありがとうございました。

時間にして15分ほどだったでしょうか。
このぐらいは許されると思うので、皆さんも疑問に思うことはどんどんお医者さまに聞きましょう。
ただし、基本的なことは自分で前もって調べ、手際よく話ができるように質問をあらかじめ整理して書いておき、長引かないように配慮を―。

なお、UASオンコロジーセンターのHPで、ガイドラインにとらわれないがんと治療法、データの読み方、がんとの向き合い方などについてわかりやすく解説した植松先生の記事(読売新聞に連載したもの)を見ることができます。前立腺がん編、乳がん編、脳転移編、食道がん編、肺がん編、誘発がん編、臨床試験編がアップされていますので、どうぞご覧くださいね。
http://www.uas-oc.com/columnfirstpage.html

閉じる コメント(16)

閉じる トラックバック(0)

新茶と乳がん市民講座のお話

イメージ 1

イメージ 2

ここのところ、また忙しい日々を送っていました。

私が住んでいる静岡県はお茶どころとして知られていて、今はちょうどお茶摘みが始まったところ。写真は、浜松からほど近い掛川の風景です。
どこまでも茶畑が広がり、それは見事。
アップで見ると、青々とした新芽がよくわかるでしょう?
小さな芽を摘んで食べてみたら、ぜんぜん苦味がなく、柔らかな甘味が口に広がりました。

そうそう、以前新茶の美味しい入れ方をプロから教えていただいたことがあるんです。
お湯はぬるめ。50度から60度ぐらい。
葉は少し多めに入れます。

蒸らす時間は2分弱。

人数分の湯飲み茶碗にまんべんなく回し入れ、(やや高い位置から)急須を振って最後の1滴までしっかり注ぎます。

お茶は香りを楽しみ、舌で転がすようにゆっくり味わってくださいね。新茶のときは甘いお菓子は食べないほうがいいですよ〜。せっかくの新茶の甘みがわからなくなりますから。

なお、二煎めは70度ぐらいのお湯で、三煎めはさらに高い温度で入れ、同じように最後の1滴まで振りきって戴きます。


さて、今日は日本乳癌学会の市民講座のお知らせです。
知人から、先週朝日新聞に出ていたと教えてもらったのですが、すでにご存じの方もいらっしゃることと思います。HPを見たら、告知が出ていたのでご案内しますね。


テーマ: 「乳癌の診断と治療 2007」
〜美しく、前向きに生きたいあなたへ〜

日 時: 2007年5月12日(土)
14:00〜16:45(開場13:00)

会 場: 有楽町朝日ホール(有楽町マリオン11F)

主 催: 第15回日本乳癌学会学術総会

後 援: 厚生労働省 日本医師会 東京都医師会 日本がん協会 朝日新聞社

〈プログラム〉
■開会の挨拶(14:00〜14:10)  
日本乳癌学会理事長 川崎医科大学乳腺甲状腺外科教授 
園尾博司先生

■第1部 基調講演1(14:15〜14:45)
「乳がんの診断と治療」
国立がんセンター中央病院乳腺科医長 木下貴之先生

■第2部  パネルディスカッション(15:00〜16:30)
「ビューティー&ブレストキャンサー 
〜乳がんと向き合ってもっと綺麗に生きる〜」
司会 NHKアナウンサー 有働由美子氏
パネリスト

「患者の立場から」(15:00〜15:20)
女優 音無美紀子氏

「最新の乳房再建術」(15:20〜15:40)
国際医療福祉大学教授 酒井成身先生

「メイクセラピーについて」(15:40〜16:00)
美容研究家/美・ファイン研究所代表 小林照子氏
国立がんセンター中央病院乳腺科医長 木下貴之先生

ディスカッション(16:00〜16:30)
Q&A(16:30〜16:45)

閉会の挨拶(16:45〜16:55)
第15回日本乳癌学会学術総会会長/帝京大学外科教授 
池田正先生

お問合せ先:(株)協和企画コンベンション事務局内
「第15回日本乳癌学会 市民公開講座」事務局
TEL:03-3573-2060
(土・日・祝日を除く9:00〜18:00)

閉じる コメント(17)

閉じる トラックバック(0)

スマステ乳がん特集に宮崎ますみさんが生出演!

イメージ 1

情報キャッチが遅くなったので、間に合わない方も多いかもしれません。

今晩、テレ朝系11時〜「スマステ」乳がん特集に、宮崎ますみさんが生出演します。
最新治療法についての紹介もあるようです。
ぜひ、ご覧くださいね。
詳しくは「スマステ」のHPをご覧ください。



同じく今晩8時からNHK教育で放送される「ETVワイド ともに生きる」も見たいなー。
新聞の番組欄には、
「心通う医療のために・患者と医師のコミュニケーション、医師の心ないひと言に傷ついた患者の叫び、超多忙!患者と向き合えない医師の悩み、意識のズレを埋める突破口は?、小堺一機・アグネスが自らの病の体験を語る」
とあります。

あ、またその下の番組欄発見!
夜11時半からの「土曜フォーラム」では、手術・抗がん剤・放射線の選択を取り上げるようですね。
「スマステ」と同じ時間帯。おまけに私は今晩7時からヨガ教室です。
忙しいですね〜!
録画の準備しなくちゃ。


※写真は、3月4日、神戸から浜松へ戻る新幹線から撮影した夕景。ちょうど飛行機が沈む夕日に向かって飛んでいました。

閉じる コメント(6)

閉じる トラックバック(0)

「乳がん新治療法」乳管から薬剤を注入!

イメージ 1

YAHOOの「ヘルスケアニュース」で見つけた、乳がんの新しい治療法に関しての情報です。
本当は近ごろやたら新聞記事やネットニュースなどで目に付く「バイオマーカー」について調べようと検索していたのですが、このニュースが目に留まりました。
記事をそのまま貼り付けてご紹介しますね。

乳管からカテーテルで薬剤を注入というのは、奥野医師の「血管内治療」によく似ています。
下記の文面を読むと、「血管は体を巡るため他の組織に影響を及ぼすことがあるが、乳管は乳房内にとどまる可能性が高い」ということになるでしょうか。
副作用など身体への影響は、治験結果を待つ必要があるようですが、確かに乳がんならではの画期的な治療法になるかもしれませんね!

…………………………………………

癌(がん)化学療法薬(抗癌薬)を乳管に直接送達させると、早期の乳癌治療が容易となり、放射線療法や外科的療法と同程度の効果が得られる可能性があることが、動物モデルでの研究で明らかにされ、医学誌「Cancer Research」1月15日号に掲載された。

経乳管療法(intraductal therapy)と呼ばれるこの治療法は、髪の毛ほどの細いカテーテルを用いて、乳頭から乳管内に直接薬剤を注入するもの。
米ジョンズ・ホプキンス大学(ボルチモア)腫瘍学教授のSaraswati Sukumar氏らは「動物モデルで乳管から薬剤を注入したところ、その他の組織をおかすことなく乳房のみに到達させることができた」という。Sukumar氏は、早期の乳癌がその発生部位である乳管から移動する可能性は低いため、経乳管療法によって外科的療法や放射線療法と同程度の治療効果は望めるのではないかと述べる。

Sukumar氏らはこの結果を踏まえて、同大Kimmel癌センターで乳房切除術を予定している乳癌患者を対象に第I相臨床試験を実施しており、疼痛や炎症、乳管構造の変化などの潜在的な副作用を含めた、経乳管療法の安全性および実現性を検討中である。

同氏は「外観をできるだけ損なうことがなく正常組織を温存することができる早期乳癌の治療選択肢を開発したい」とし、癌化学療法薬やタモキシフェンなどの乳癌予防薬を乳管に注入する方法は、乳癌の高リスク女性を守る手立てとして期待できると述べている。

(2006年2月3日/HealthDayNews)

…………………………………………

昨日の結婚式は、なかなか良かったですよー。
詳しく書きたいのですが陶芸展最終日なので、これから出掛けなくてはいけません。
積もる話はまた明日にでも…。

※写真は、先日エコパで見つけた枯れ木の上の巣箱。次回、ここで新たな命が育まれているのを見るのが楽しみです。

閉じる コメント(15)

閉じる トラックバック(0)

全4ページ

[1] [2] [3] [4]

[ 次のページ ]


.

TAKU
人気度

ヘルプ

Yahoo Image

1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31
  今日 全体
訪問者 8 128728
ブログリンク 0 74
コメント 0 6573
トラックバック 0 154
検索 検索

ケータイで見る

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

モバイル版Yahoo!ブログにアクセス!

URLをケータイに送信
(Yahoo! JAPAN IDでのログインが必要です)

開設日: 2005/10/9(日)


プライバシーポリシー -  利用規約 -  ガイドライン -  順守事項 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2012 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.