「大失敗賞」 前向きな挑戦を称える
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積極的な挑戦により失敗しても、それが次につながる失敗であった場合は、褒め称える。 ある意味ユニークではあるが、積極的にチャレンジすることができる風土づくりに一役買っている、 そんな取り組みを行っている企業の事例が紹介されていた。 雑誌『労政時報』の特集“社員のやる気を引き出す”、太陽パーツ社の事例。 『失敗した社員に「大失敗賞」を授与、前向きに挑戦する風土につなげる』
労政時報/第3758号 より 失敗こそしたが新しいことに果敢に挑戦した社員に、「大失敗賞」を贈呈。 会社に大きな損失を与えたとしても、前向きにチャレンジして会社にノウハウを残したことを称える。 「大失敗賞」の選考基準は、 1. 前向きな挑戦をした結果として、失敗したこと 2. その経験が、ノウハウとして今後の事業にプラスになると考えられること 通常、直属上司が役員会に推薦し、役員会の審議によって受賞者を決定する。上司は、「部下の○○がこういう挑戦をしました。その際にこういう失敗をしてしまいましたが、本人も頑張ったし、今後に生きる教訓が得られました」と、推薦理由を添えて申請する。 また、社長や役員が「彼に与えてはどうか」と提案することもある。 それなりに責任のある仕事を任されていることが前提となり、また社長や役員も受賞の対象になる。 受賞者は、全社員の前で表彰される。社長からの表彰状とともに、副賞として金一封1万円が贈られる。 失敗を引きずらず、早く気持ちを切り替え、新しいことに挑戦してもらおうというのも狙い。 なお、積極的なチャレンジについては、通常の人事考課にも反映される。 仕事の成果や結果だけを見ている上司では、この「大失敗賞」の選考はできないと思う。 そこまでのプロセスをしっかりと見ていなければ、“積極的なチャレンジ”だったのかが、わからないだろう。 そういうことからも、この「大失敗賞」制度の導入ができている太陽パーツ社は、社員の仕事ぶりを普段からよく見ているのだろう。 また、失敗した人が、落ち込んだり、居心地が悪くなったりしている状況を、「大失敗賞」の表彰をすることで、打開できている、そんなフォローとしても、この制度は一役買っているのだろう。 積極的な挑戦を褒め称える制度、素晴らしい制度であると思う。
この企業風土を伸ばしていき、そこから新しい画期的な商品が誕生することにつながるのだろう。 |
