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ホタテ小咄

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タマちゃんは何より高級なホタテが好きです。カリカリご飯を我慢しても、刺身用のホタテをもらいたい。
 そこで小咄をひとつ。

 スミレ: タマちゃんからホタテを取ったら何が残るの?

 タマちゃん: 貝殻でしょう。

 スミレ: 身も蓋もないお話でした。

 (わかるかな?おもしろいかな?)

 2007年のタマちゃん

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ホームレスのワンちゃん


 大学院を休学して、世界一周貧乏旅行をしている20代前半の日本の青年がリズさんの家に滞在しています。日本語を話す機会はなかったようで、嬉しそうに日本語をしゃべっていました。誰もが足を踏み込まないような奥地へ、あるいは、土着の伝承文化を見聞きしようと船やバスで時には過酷な旅を続けながら、様々な人との出会いは彼にとり貴重な魂の栄養になったと話してくれました。自分の持てる力を振り絞り、言葉の通じない国で、その日の旅をやり抜くという経験はとても貴重だったと言っていました。今の温室育ちお若者にはないたくましさとオープンさ、異質なものを受け入れる許容と明るさと純粋な気持ちがある青年だと思いました。リズさんの家に帰って来ている息子さんたちともフランクで楽しい会話をしていました。この青年が、将来どんな人物になるか楽しみだと思いました。東大時代に小田実「なんでも見てやろう」と世界一周の旅行に出ました。若いときに外に出て、何でもチャレンジするというガッツが培われると、少々のことでは負けないという骨太の人間が出来て、それが、その人の将来を良い方向に導くと思います。

 私はアメリカにいるが、本当に私はどこにいるのか?」
 毎日、自分に問っています。「私は、今、どこにいるのか?」

 アメリカは沢山の分裂や問題が溢れています。コーヒーショップ1つにしても、酸味が多いのが良いのか、苦みかと真剣に議論しています。社会問題についても、それぞれの立場から、あきらめずに、お互いに議論をぶつけ合う国がアメリカです。自分の意見を相手に合わせることなく話せるというこの国の地盤の固さを思います。意見が異なってもすぐには人間関係は崩れない強さを併せ持つ国。

 今おすすめの本は、「分裂するアメリカ」(渡辺将人著)

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 バークレイダウンタウンで、ショッピングカートを押して歩く若い白人のホームレスが、連れの二匹の犬を通りで口汚くのしっていました。ワンちゃんたちはじっと服従しているだけ。耳元で大声で何度も何度もののしられて、通りの反対側から見るともなく見ていて胸が潰れる思いがしました。幾人かの若いホームレスは番犬の意味で犬を連れ歩いています。ワンちゃんに、『逃げろよ、ベイビー!』と心の中で思った私でした。ホームレスの人も白人が失業したり、薬をやって道を踏み外す。行き場のない、出口のない状況にフラストレーションがつもり積もっていたのでしょう。これは、動物愛護の問題ではなく、アメリカはどこへ行くのか?という問題を露呈していると感じました。

 さて、在米日本人のお料理の得意な方にブームになっている塩麹。私たち、日本食を日本で食べているように食べたいのですが、なかなか、食材が違うと同じ味が出ません。そこで、口コミで去年から出始めた塩麹。私でも料理を美味しくできる塩麹。

 モヘアちゃんのママ、mo-mo-hairさんも塩麹を使っているとのコメントがありました。

 IKEAにて

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塩麹体験
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猫の首に鈴をつける

バークレイにあるペガサス書店には、ロシアンブルーの猫が時々店でお客様に愛想を振りまいています。その猫に会いたくてやってくる人は私ばかりでないでしょうが、でも、本も買わなくてはお店も困ります。

 猫の絵本「But Who Will Bell the Cats?」(誰が猫に鈴をつけるの?)を早速購入して読み出した。日本語だと、「言うは易し、行う難し」という意味ですね。

 大多数がリベラルというバークレイで政治的なメッセージとして読み解くこともできる。

 可愛い猫たちがお城で飼い主のプリンセスと贅沢な生活をしている一方で、地下室のうらぶれた場所でネズミたちが苦労して生活をしている。ネズミたちはなんとかして、いじめらると思い込んでいる猫たちの首に鈴をつけようと毎日頭を悩ましている。鈴をつけておけば、猫が近づいたときにそっと逃げられるというもの。いろいろな方法が考えられてお話は面白く展開する。そこで飼い主のプリンセスが登場。ネズミが困っているところを助け、その親切さに、ネズミたちは、「そうだ!プリンセスに鈴をつけてもらおう!」と考えつき、めでたくお話が終わるというもの。

 詳しくは、こちら。(英文ですが・・・。)

 さて、ここに出てくる猫がちょっとタマちゃんに似ているのでそれで、今日はこのような記事になりました。
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 聞けば、大学の先生、その奥様方、4歳の子供もこのブログを見ているというから、少しは知性というものをほとばしらせようかと考えるも、ほとばしるその知性が枯れつつある私。

 4歳のMHちゃんのために、可愛いタマちゃんの写真を今日は特別に載せます。

 ペンシルベニアのMHちゃん、見ていますか? 子供用、朝のカリカリ(シリアル)を沢山食べていますか?元気でね!

 こちらのヤフーペットに以前出していたタマちゃんの写真から:

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江上タマ先生の「きょうの料理」(エニャ・エチ・ケー)

江上タマ先生、教えてください。
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 ホタテの美味しい作り方を! あっ、そんなことをホタテに目がない先生に聞いたら大変だわ!

 先生、鶏肉と野菜の炒め物を教えてください。

 江上タマ先生:(乙女ちっくな三つ編みで登場)私、ホタテしか知りませんという顔しています。

 さて、ジャパンタウンのニジヤスーパーマーケットでやっと買った塩麹。これさえあれば、魚の切り身を老舗中の「魚久」の味を変えてしまうという強者。

 初めて塩麹の存在を知ったのは、このブログ。「カリフォルニアのばあさんブログ」このかたは、料理研究家。

 
塩麹の人気料理などの説明はこちら:


 さて、昨日のランチは、近所のオーガニック料理発祥の店、カリフォルニア料理で有名な『シェ・パニーゼ」にお隣の佳代さんと出かけました。レストランとカフェありまうが、カフェはカジュアル。

 店に入るなり、適度な心地よさとエレガントな雰囲気。メニューも大変凝っていて、一見しただけではわかりません。佳代さんが下調べをしてくださったので、なんとか、注文ができたという次第です。

 ギャルソン、ギャルソンヌ、給仕の方々はにこやかに礼儀正しく、かといって、親しみを込めた対応で、すっかり良い気分になった私と佳代さん。辺りを見渡せば、カリフォルニア大学バークレイ校の卒業式を終えた家族が嬉しそうに談笑している。

 一人では来れない場所。佳代さんに声をかけていただいて、バークレイの思い出も最高潮です!

 さて、ワインは?と聞かれても、長いリストをざっと見て、何がなんだかわからず、佳代さんの頼んだアイスティーを私も注文。このアイスティーは素晴らしい。ハーブの香りとアロマ効果というか、佳代さん曰く、「ロクシタンのあの香りがしますね」と。なるほど。

 さて、前菜はさっぱりとしたレタスのサラダ。おそらく塩こしょうとオリーブオイルの味付けですが、野菜の甘みを感じます。

 次にメインの料理。それぞれ長いタイトルを持ち、よくわからない。佳代さんが助けてくれ、ようやく私は魚の料理を選ぶ。佳代さんも迷ったけれど、ダックのオーブン料理。美味しいということは、素材の良さを感じながら、エレガントな雰囲気に包まれ、会話が弾むということが大切だとしみじみ思いました。
 そして、何より、料理を出すタイミング。ちょうど良い温かさが計算され尽くしていると感じる料理です。

 一人で来ていたら、違った味わいだったと思います。間が持てない。緊張する。食べる以外にすることがないということになり、そくさくと店を出るでしょう。お勘定は同じなのにね。

 さて、デザートにワインか、コーヒーか甘いものか?これもまたタイトルがしゃれていて実際どんなものなのかわからない。しかし、その中にアイスクリーム、シャーベット、レモンという単語があり、それをたよりに、佳代さんは、レモンのシャーベット。私は、タンジェリン(みかん)味のアイスクリーム。コーヒーもいただく。酸味があるコーヒーを初めて美味しいと思いました。

 さて、佳代さん、レモンシャーベットをひとさじ食べて、あらら〜、本当にすっぱい!アゴが痛くなるほどの衝撃です。私も一口。あら〜、本当!これがレモンの本来の味なんでしょうねと二人で納得しました。口直しのお菓子を食べつつ完食。私のデザートは、香りの良いアイスクリームに、なんと、イチゴと野菜を煮た温かいソースにビスケット。驚きでした。

 最後に、ギャルソンがタイミングを見て「他に何か必要なものがありますか?」とさりげなく聞く。必要なものって?この場合、あっ、お勘定!「チエックを持ってきてください」と言うとにこやかに去った。この言い方の素晴らしさ!気遣い!訓練された給仕が立ち働く上品な映画を見ているようなレストラン。また、行きたいけれど、こんな贅沢な気持ちはいつも味わう訳にはいかない。

 とても上質なひとときを佳代さんと過ごした午後でした。気がつけば、3時半!あっという間の2時間でした。

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希望について

 東日本大震災から、はや1年2ヶ月。
 
 非常なる困難を目の当たりにし、言葉を失い途方に暮れながらも、痛みに耐える強さ、そして、強いからこそ他者に優しい笑顔を見せた東北人が私たちに知らせてくれたのは、希望という思いです。
 
 アメリカの詩人、エミリーデッキンソンの詩をここに記します。日々の雑事に追われ、自分のことだけに埋もれ、遠い他者を思う気持ちが薄れてきたと自分に警告する意味を込めて。
 
引用(岩波文庫、亀井俊介訳)
 
「希望」は羽根をつけた生き物
 魂の中にとまり
 言葉のない調べをうたい
 けっして 休むことがない
 
 そして聞こえる 強風の中でこそ 甘美のかぎりに
 嵐は強烈に違いない
 多くの人の心を暖めてきた
 小鳥をまごつかせる嵐があるとすれば
 
 わたしは冷えきった土地でその声を聞いた
 見も知らぬ果ての海で 
 けれど、貧弱のきわみにあっても、けっして
 それはわたしに パン屑をねだったことがない。 

闘病するタマちゃんにとって『ホタテ』が希望であることは否めません。それが、彼女の生きる意欲になったからです。希望がなければ、生きづらいことは確かです。
 
2年前、手術の数日前。毛つやがぼろぼろでした。
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手術後の痛みに耐える表情。(2010年5月)両腕の点滴の痕も痛々しかった。
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脱水で再入院。病室で「ホタテ」と要求。(2010年5月)
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今は、ホタテが出ないと、気難しい奥様風の表情をする余裕のタマちゃん。(2012年)
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 病気ではあるものの、現在は一応安定しているということは、本当に感謝すべきことだとしみじみ思っています。自分を振り返れば、歩け、温かい食事が得られ、雨露しのげる以上の部屋で安心して眠れ、供と笑えるということは稀なることだと、あの日の東北を思い、今一度、胸に刻みたい。

こちらのB級グルメに希望を持てない私にとり、自炊を決意した私に『塩麹』は希望です。(笑い)
 
 また、玄田有史さんが岩波新書で「希望学」とい本をお出しになり、大震災のときに読みました。学問として希望を考察するという視点です。
こちらです。

 次回は塩麹のお話です。
 

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