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無計画停電による混乱

314日。震災の影響もあって、5日ぶりの診療となってしまった。朝起きると、母から「今、ニュースで言ってたけど、第1グループの地域では、まずは計画停電しないことになったんだって。」自宅もクリニックも第1グループに該当するため、とりあえず、クリニックの入口からセキュリティーを解除して中に入ることはできそうである。問題は、その後の第3グループの時間帯もクリニックは計画停電の対象になっていることだ。クリニックに到着し、まずはスタッフの元気な姿を見て、お互いホッと胸をなでおろす。「とりあえず午前中は計画停電が見送られたから、9001200は受付しましょう。予約がいっぱいなので、今日のところは、予約患者さんのみ受付し、直接来院した人は、状況にもよるけれど、突然停電する可能性があるため、診療を断る方針にします。午後については、第3グループの計画停電の実施状況をテレビで随時確認した上で、ぎりぎりに決定します。電車などの交通機関の状況も悪そうだから、遠くから通勤するスタッフについては、こういう事態なので遅刻とはみなしません。帰りも帰宅難民にならない程度の時間で診療を終えるようにします。」滅茶苦茶な状況である。いつ停電するのか、見送りになるのか、それすらもぎりぎりになるまでわからないのである。自宅やクリニックがどのグループに属するのかも、ぎりぎりになって把握したし、グループの変更もあったり、停電の時間帯も複雑なローテーションが組まれているし、実施するしないも、ぎりぎりにならないとわからないのである。これって‘計画’ではなく、‘無計画’停電じゃないのか。

午前中の診療を無事に終えたが、内心、いつ突然停電するかわからないという恐怖心でビクビクしながら過ごしていた。突然停電したら、そこまでの電子カルテの記録がぶっ飛ぶ。戦地で見えない環境の中、必要最低限の診療を施せばよいという類のものではない。暖房やトイレも動かなくなるし、滅菌に必要なオートクレーブも作動しなくなる。薬の処方も会計もできない。クリニックのドアやエレベーターが突然閉鎖され、閉じ込められるというリスクもある。電気というライフラインにどっぷり頼りきった生活をしてきた現代社会人には、こんな緊急時にいきなり臨機応変な対応をとることは極めて困難なのだ。停電すれば、仕事はできなくなる。この期に及んで、自分達の生活のために仕事をしようとは思わない。生きていけるかいけないか切実な状況に陥っているのに、仕事なんてしている場合じゃないだろう、と言われればその通りだと思う。しかし、震災のどさくさで、具合が悪いのに受診できずに待っていた、という子供たちも少なからず存在したのだ。小さな地域医療を担う一開業医にすぎないけれど、やはり医療機関なのである。患者さんの健康を守るという役割を担っているのだから、できる範囲内でやるしかないのだ。いつもは人の出入りの比較的少ない場所にも電気をつけていたのだが、患者さんがその場にいなければ電気を消す、暖房も最低限に抑える、・・・診療中もできるだけ節電しながら過ごした。計画停電も、需要が供給を下回った場合は実施を見送るという。各企業が休業したり、最低限必要な分だけに節電に努めることが、被災地だけでなく、それ以外の地域の生活維持にも必要であることを思い知った。自分も含めて、みんな、今までどれだけ贅沢な環境で過ごしてきたか、考える良いきっかけになったのだから、石原都知事の「天罰」という言い方は、亡くなった方達を思うと不適切だけれど、贅沢してきた日本人に対する戒めになったというのも事実である。

昼のニュースの情報から、午後の第3グループの時間帯も停電見送りが決定し、診療できることになった。しかし、1715から千葉市モノレールが運休になることが決定していた。モノレールで出勤するスタッフが3人いて、このメンバー全員を先に帰宅させるとなると、診療が回らなくなるため、結局、大勢の患者さんがつめかけてくることを予測し、受付は1600までとした。時間オーバーのため、実際に終わったのは1630だったから、この判断は正解だった。患者さんの中には日頃の状況から考えて、誰かしら必ず、待ち時間の長さなど苦言を呈する人がいるものだが、この日は一人もクレームを言う人はいなかったし、むしろみんな穏やかで、黙って廊下を並んで待ってくれた。「・・・次回は薬を飲みきる頃に、受診してください。といっても、果たしていつも通りの診療ができるとは限らないので、もしかしたらかなり待たせたり、途中で停電して中断するかもしれないです。それでも、診療日は、たとえ23時間であっても、診療しますから、どうか許してくださいね。」とか、「今はとにかく風邪ひかないように、なんとかみんなで生き延びましょうね」など、患者さんからのリアクションを期待して言ったセリフではなく、口から出てくるのは本心だけである。それなのに、どの患者さんも例外なく「先生も元気でいてね」と返してくれる。こんな小さな会話のやり取りが自然にできることに、他の誰でもない沼澤自身が癒されていくのを感じていた。自宅でじっと息をひそめて、暗いニュースを見ながら気が滅入っているより、患者さんと接していた方がはるかに気持ちが楽である。

この無計画で、実施されるのかされないのかさえぎりぎりまで決まらない停電への対応に追われ、精神的に疲れることだらけなのだが、スタッフとともに一致団結して、意見を出し合って過ごすこのひと時には、不思議な連帯感や、家族と一緒にいるような空気感があった。このようなややこしい状況の中にいるというのに、この職場でこの仲間達と過ごす時間がかけがえのない宝だと感じた。そう感じていたのは自分だけではなかった。後日、スタッフTさんも同じことを言っていた。Tさん「私ね、この職場の方針が大好きなんですよ。絶対に嘘をついたり、曲がったことをしないやり方を貫いているでしょう。それが私の誇りなんですよ。だから患者さんがたくさん来てくれるのよね。そういうことって、患者さんに伝わるからね。たとえこれから少子化で患者さんが減ったとしても、私を少しでもよいから働かせてね。」そんなこと、言うまでもない。患者さんが減ったとしたら、それは、沼澤やスタッフ全体のモチベーションが下がった時だと思うから、そうなったらクリニックを辞める時なのだろう。それまでにはあと10年以上は大丈夫じゃないかな。180人以上患者さんがいても、9時〜13時、休憩挟んで14時半〜19時半程度で診療を終えることができるのは、沼澤一人の力ではなく、スタッフ全員のチームワークの良さが存在するからなのだ。意見をぶつけ合うことだってあるけれど、スタッフ一人一人のモチベーションの高さ、団結力の強さ、仲良しでアットホームな雰囲気、オンオフの使い分けのうまさ。このスタッフ達に囲まれて仕事ができることが、沼澤にとって幸せであり、誇りなのである。

千葉も自宅とクリニックを往復するだけだと、あまり感じないことだけれど、海岸沿いのエリアは泥水が貯留し、断水され、水の配給に苦労しているという。停電する可能性があるだけでもビクビクしながら過ごしているのに、実際には停電を免れているし、場所によって、被害状況、生活レベルに随分な温度差があるようだ。いつまでこんな状況が続くのだろう。不安はつきないが、とにかくむやみに不安がらず、慌てずに時がくるのを待つことも大切だと思う。状況は必ず好転していくものと信じて、今、自分にできることは何か、考えるしかない。

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沢尻エリカ お○ぱい見せすぎ!!

沢尻エリカが、渡米先のニューヨークで、その時のドレスが、胸元開きすぎ。というかお○ぱい見えすぎ。

2011/3/17(木) 午前 10:57 [ ai ]

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