田中和彦の小説

この物語はフィクションです。実在の人物、地名、団体等とは一切関係ありません。

El Libertador

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El Libertador 第12話

1819年8月7日午後2時、ボヤカ高原において―― コロンビア・ベネズエラ独立連合軍最高司令官シモン・ボリバル将軍は、ホセ・マリア・バレイロ将軍率いるスペイン帝国王党派軍の後衛部隊に対し突撃作戦を開始した。 この時、カサ・デ・ピエドラの小高い丘から戦況を見守っていた独立軍副官フランシスコ・デ・パウラ・サンタンデル将軍は、敬愛する閣下ことボリバルが果敢に先陣を切って敵軍の真っ只中に突撃したのを見て、慌てて焦げ茶色の愛馬を走らせ、大将のもとへ急いだ。これに側近の将軍たちも続く。 「前に出すぎですぞ!お控えくだされ!」 小石を跳ね上げ、土を蹴散らして戦場に突進してきた将軍に、ボリバルは爛々と光り輝く目をチラリと向けたが、そんな忠告には意を介さず、 「構わぬ!この程度の修羅場を切り抜けずして、南アメすべて表示すべて表示

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田中和彦
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