|
変化するドイツ・メディアの日本チームへの評価
デンマークに勝ちましたね!!最初の本田選手のフリーキックには鳥肌が立ちました。次の遠藤選手のフリーキックで、日本の勝利を確信しました。
ベルリンにある「世界文化の家」という建物があります。第2次大戦後、アメリカがベルリンにプレゼントした建物で、西ベルリンの時代はコングレスセンターとして利用されていましたが、1989年から「世界文化の家」として、世界の文化、とくにアフリカ、ラテン・アメリカ、アジアの文化をドイツに紹介する場となっています。この「世界文化の家」のホワイエでパブリック・ビューイングが行われています。昨日もここに行きました。ドイツでのテレビ放送は、オランダ対カメルーン、日本対デンマークを同時に別のチャンネルで中継しているので、大きなホワイエを2つに仕切って、両方の試合が見られるようになっていました。日本対デンマーク戦の観客はわずか10人!日本人は4人だけ・・・ただ、観客は全員日本の応援でした。
日本対デンマーク戦は、ドイツ第2テレビ(ZDF)が中継。コメンテーターはあのオリバー・カーン。試合前、彼は日本チームをかなりポジティブに評価していました。圧倒的な組織力と集中力と走力、デンマークとの平均身長6センチの差も問題にはならないと言っていましたが、でも「デンマークが勝つ」というのが直前の彼のコメントでした。
ハーフタイムでコメントを求められたカーンは、本田選手のFKを絶賛。遠藤選手のFKについては、デンマーク側の壁が全く機能していなかったと指摘していました。そして、試合後のコメントでは、「デンマークが勝つ」と言ったコメントは忘れていたかのように、日本チームへの賞讃の言葉。「デンマークの平均年齢が高くて、最後は日本の組織的守備にお手上げだった。キーパーの川島選手の集中力は本当に素晴らしかった、とくにペナルティー・キックを止めたのは素晴らしい。本田選手のFKはロナウドと同じ」などなど、とにかくべた褒めでした。
また、新聞では「あなどれない日本チーム」という表現が何か所にも見られました。カメルーン戦の酷評はどこに行ったの?と言いたくなるほど、日本への評価に大きな変化が見られます。今回、ヨーロッパ勢が敗退を続けていますが、ある新聞は「日本チームは、他のどのチームよりも進んでいる何かを持っている。あなどれないチーム」と書いています。
オリバー・カーンは「日本は2002年の日韓ワールドカップ共催以後、着実に力をつけている。今回の1次リーグ予選突破で、この国はもっと強くなる」と言っていました。次のパラグアイ戦が楽しみですが、残念ながらテレビ中継は見られません。
写真:Sabine Wenzel
|