「The King of Limbs」(MP3) 第一印象
|
「The King of Limbs」(MP3)
黄金色の銀杏の葉がぱらぱらと舞い落ちて、地面を埋め尽くすみたいに。 In Rainbowsは、あたたかく寄り添ってくれている感じがした。 こっちは寄り添うというより、どこか遠くの彼方から語りかけてくるような感じがする。それは物理的な遠さというよりか、"どこでもない場所"から響いてくるというような。 前作で、ある意味丸くなってしまったという彼らの音楽。 やはり今作もその角が丸くなった故の、くつろげる音楽だと思う。 毎度のことだろうが、それで離れたリスナー・新しいリスナーが生じただろう。 今回もそうだろう、「全く違う」ものだ。 どこでもない場所から、どこか突き放されたというか"間"がある感じ。そういう意味ではどこかKidAと似ているのかもしれない。 そしてIn Limboみたいな、音の波に飲まれて自分もなにもかもわからなくなってしまいそうな、でもそれが心地よいというのか。そういうの KidAが水っぽいなら、これは光がきらきらしてる感じかもしれない。 1度聴いただけでは、やすやすとは好きだと言えない。でもきっとじわじわと好きになっていく。年月がたっても完全に離れることはない類いのもの。自分にとってはそういう音楽だと思う。 ヴォーカルの力強さに少し驚いた。繊細で哀愁感を感じるというか、奇異にも感じるほどの独特なトムヨークの声。彼にしかできないというか、それが驚くほど様になっているという言葉はおかしいけれど、そういった"味"。 それが今回は少し様子が違う感じがする。なんだかものすごく前向きな感がするというか。浮世離れした感じはあるのだけれど、なんか変えたなという。他のアーティストにフィーチャーされた曲で聴こえる感じに似てるかも。 PVでダンスなんかやってるし、なんか、違う。 あとなんかすごくナチュラル系。鳥のさえずりなんかが入っちゃってるし。緊張とか不穏な感じというのはなくなってないだろうが、なんとなくややピースフルっぽい。There Thereの森の中っぽいイメージがもうちょっとあたたかみのある、明るい感じに変化したというような。けれどもそれが直球の"幸福感"であるというのではなく。 それが善き人なのか予想もつかないけれどどうしても会いにいきたくなってしまうような。(ぱっと思いついたのがこれしか)ナルニアでいう冬の女王みたいな(?)それが悪だということとは全く違うのだけれど、よくわからないが故に惹き付けられるというもの。 そしてなんかこれちょっと映画のサントラっぽい感もしなくはないぞ? やっぱ、いい。 良いのだけれど、めにみえて角が立ってるというか息がつまるというか頭が重苦しくなるというのとかひりひりするようなものは、もう出してくれないのかなあと、それが恋しくもあるな。 聴いていくうちにまた印象が変わると思われる。 In Limbo - Radiohead Radiohead - There, There vc_pid=877935733&vc_vcptn=blog%2Fp%2Fm1HRraBDOaQ0iVHqs25LF70-&vc_text=Radiohead+%A5%EC%A5%C7%A5%A3%A5%AA%A5%D8%A5%C3%A5%C9+%2F+King+Of+Limbs+%CD%A2%C6%FE%C8%D7+%A1%CCCD%A1%CD&vc_url=http%3A%2F%2Fstore.shopping.yahoo.co.jp%2Fhmv%2F3999795.html |
