【紀州犬】犬と歩けば棒にあたる!【一期一会】

犬との生活の基本は行動観察。 しつけ方法を学ぶよりも、犬について学ぶことが大切です。

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第4回 お台場お散歩会 〜社会化×礼儀×犬らしさ〜

2012年1月11日(水) お台場お散歩会開催しました。 新年最初のお散歩会ということで、何だか
 
ワククしちゃいました♪とか言いながら、年中ワクワクしながら参加しているタローの主です。(笑)
 
さてさて、今回の参加犬は・・・(ワクワク♪)
 
 
本日の参加犬
 
レオ (チワワ、1歳、♂)
 
小太郎 (柴犬、1歳、♂)
 
みかん (柴犬、3歳、♀)
 
ふじ丸 (柴犬、3歳、♂)
 
ダッシュ (ジャック・ラッセル・テリア、7歳、♂)
 
以上5頭。
 
オス犬の構成比が80%という、これまた珍しい組み合わせではありますが、この日のオス犬たちは同性同士で
 
居合わせてもトラブルリスクが低い個体群なので、このときばかりはオス犬構成比は最初から気にしていません
 
でした。
 
 
 社会化はどこまで行う?                          
 
ここのところお散歩会記事を通して社会化について色々と述べてきましたが、じゃあ、どこまでが社会化
 
で、どこまでが馴らしなの?という話にもなるかと思います。 その基準については個体環境により異な
 
る訳ですが、私的には「その個体が置かれる環境の平常時において過剰反応を示さないレベル」と位置
 
付けております。 過剰反応とは、平常時において怯えない、興奮しない、吠えない、攻撃しない、過剰
 
防衛しないなどです。 犬の社会化は生活環境への馴らしではありますが、その対象は対人、対犬、
 
対物、対音、対場所など様々で、それらに対する馴らしを一通り行ったとしても、決して底なしで大丈夫
 
という訳ではありません。 物事には必ず一線があるので、平常レベルの状況や一定ルールから外れる
 
ような出来事に対しては、犬は容易に拒否反応を示します。 それは人間も同じで、生き物として持って
 
いる生存本能からくる回避行動や闘争本能や、先天的な個体気質や後天的な性格から時として表れる
 
のです。 少し分かりやすくする為に、いくつか例を挙げてみましょう。
 
 
・オスまたはメス同士で牽制しあう。
・食べ物を巡って同居犬や他犬と小競り合いになることがある。
・他犬の無礼な接近や振る舞いに対してガウッと怒る。
・発情メスの匂いに触発されたオスが興奮して気が立つ。
・訪問者に吠える。
・いきなり手を出してきた人を噛む。
・夜道の散歩における他人との擦れ違いなどで、接近してくる人を警戒して凝視する。
・初めて行く場所や、初めて体験する騒がしい状況などで落ち着きがない。
・苦手とする特定の人物や特定の犬に吠える。
 
 
上記はあくまでも一例に過ぎませんが、社会化された犬でも吠えたり唸ったり噛んだりというのは当たり
 
前のように起こりえます。 ですから、社会化の名目であまり犬に完璧さを求めるのもよくありません。 
 
何しろ犬が吠える、唸る、噛むなどの行動を持ち合わせているのは生得的なものであり、それが犬らし
 
さであり、動物らしさというものです。 ちなみに社会化不足の犬が見せる反応と社会化された犬が見せ
 
る反応では大きく異なり、前者は過剰な高い興奮を示し制御不能なレベルになりがちですが、後者はそ
 
の限りではなく制御できるレベルに止まれるものです。
 
それから社会化不足のように思われがちな個体であっても、実際に見てみるとある一定の社会化レベ
 
ルにあり、ある一線を越えた状況に対してのみ反応している場合もあります。 例えば、公園で他犬
 
輪の側で過ごせるけれど、他犬と決して遊ぼうとしない。 それどころか他犬が急接近をしてくると唸
 
て見せる。 これは犬らしい正常反応の一つに過ぎませんね。 「社会性=社交的に振る舞う」という
 
味ではないので、必ずしも他犬と遊ぶ必要はありません。 他犬たちの居る場に澄ました顔で留まるこ
 
が出来れば、社会性としては100点だと思います。 そして他犬と上手に遊べたら、200点!
 
 
 
 犬同士の礼儀って?                             
 
お散歩会では対犬アプローチやら交流やらと行っている訳ですが、その際の犬の行動が適切か不適切
 
かについて皆で意見を出し合います。 「今のはこっちが無礼だ。」とか、「今のはあっちがやり過ぎだ
 
ね。」とか、「そんなことするとブッ飛ばされるよ。(笑)」とか、「これはチンピラ犬だ。(笑)」とか、そんな
 
感じの表現を加えながら誰かが実況解説を行う。(笑) 言葉の表現は悪いが、これは決して犬に対して
 
良し悪しの評価を行う目的ではなく、行動の1つ1つを確認しながら皆で楽しく学ぶというもの。 そもそ
 
も犬同士の出来事に対してどちらの犬が良いとか悪いとか一概に言えないところがありますからね。
 
でも、状況に対して適切か不適切かの判断(危険や危害のリスク判断)は人が行わなければなりませ
 
ん。 そういう意味でも適切な行動から不適切な行動まで幅広く犬の動きを観察する必要があります。 
 
犬同士の挨拶における礼儀についてもそうですね。 そもそも世の中の犬たちは礼儀正しく挨拶できる
 
犬ばかりではありませんし、一見すると無礼な挨拶であっても、それが通用してしまう生活環境(地元犬
 
同士のローカルルール)も存在するのです。 ですから無理して犬の礼儀を追求することもしませんが、
 
それでも自分の犬が犬社会の基本ルールをどの程度身に付けているのかを把握しておくことは重要
 
なります。 それには自分の犬だけを中心に観ないで、他犬の立ち場も含めて平等に行動を観ることで
 
す。 何が適切な行動で、何が不適切な行動か? そして自分の犬はどの程度のレベルにあるのか?
 
それを把握することによって、良い経験の増やし方と、悪い経験の避け方を考えていきます。 
 
犬のルールに則った礼儀正しい犬であることは理想ではありますが、無礼な行動も犬らしさの表れであ
 
ります。 そして犬が結果的に無礼な行為を行ってしまったとしても、その行動が引き金となり双方の犬
 
に過度な精神的被害や怪我を伴う身体的被害に及ぶことがなければ許容範囲です。 但し、犬の無礼
 
な行為であると知りつつも、それを飼い主が黙認して犬を自由にさせて傍観するのはタブーです。 
 
 
 
 WANシーン                                  
 
イメージ 1
1歳のチワワですが、物怖じせずに犬らしい落ち着きのあるレオ。
 「愛玩犬」というより、「犬」と呼ぶにふさわしく、そんなレオを私は毎回見惚れております。
 
 
 
イメージ 3
ダッシュは気持ちが高揚したときに吠えを見せますが、それは個性であり、犬らしさ。
大事なのは過度な興奮に至らせないこと。 吠えても吠え止めることが出来ればOK!
 
 
 
イメージ 4
独り遊びをする柴犬小太郎を眺めるチワワのレオ
 
 
 
イメージ 5
柴犬みかんも小太郎が気になってやってきました。
 
 
 
イメージ 6
みかんと小太郎、特に接触する訳でもなく終了
 
 
 
イメージ 2
この日の犬たちは基本的にマイペースな性格ばかり
 
 
 
イメージ 7
小太郎の何でもない接近に、ちょっと強がって唸ってみせるふじ丸。
小太郎の接近が無礼だったかも知れないが、ふじ丸は唸るほどのことではない場面です。
こうした場面の積み重ねで、ふじ丸の精神も鍛えられ、小太郎もまた対犬の何かを学びます。
 
 
 
イメージ 8
柴犬トリオ。 自由意思によってこの距離感で穏やかに過ごせれば、それは社会性のある犬でしょう。
 
 
 
イメージ 9
通りすがりの小太郎を気にして振り向いたふじ丸。
 
 
いつもはメス犬相手にヘラヘラした表情を浮かべるふじ丸ですが、この日のメス犬は柴犬みかん1頭のみ。
 
そして、みかん相手に遊びを試みたものの、この日のふじ丸はちょっと押しが強すぎて、みかんが引いてしまい
 
ました。 犬の世界でも、男の粗暴な振る舞いは嫌われるものである。(笑)
 
また、ふじ丸は他犬の匂いをコソッと嗅ぐくせに、他犬に嗅がれそうになると唸ってみせる都合のいい奴です。 
 
そんなふじ丸ではありますが、たまにはオス犬の世界に浸って凛々しい表情を見せるのも悪くはありません。
 
この日、チワワのレオが接近した際に唸ってみたものの、それに全く動じないレオ。 そして、凄んで見せたふじ
 
丸が逆に身を引きました。 柴犬小太郎にも同様の唸りを何度か見せていましたが、やはり動じない小太郎。
 
何故ならば、ふじ丸の唸りは強がりだからまるで怖くないのだ。(笑) 弱い小型犬には通じてしまうかも知れない
 
が、自立した並みの犬には通用しないのである。 そんなこんなを繰り返しながら改めて身の丈を知ることを覚
 
えるふじ丸は、この日は何度か唸らずに匂いを嗅がれていました。 そういう場面が数回でも見られるようになれ
 
ば、これは大きな成長ですね。 実年齢は3歳でも中身は1歳未満のふじ丸ですが、初めて出会った4か月前の
 
可愛らしい表情と比べると、成犬オスの表情がチラホラ見られるようになってきました。 やはり犬は自立してこ
 
そ犬らしくなるので、これは本当に良い傾向で微笑ましい限りです。
 
 
ちなみに柴犬小太郎は今回で2度目の参加。 前回の参加で何か思うところがあったのか、それ以後はいきなり
 
他犬に接近することが減り、他犬の様子を伺うようになったとのこと。 実際にこの日の小太郎は、登場の際に他
 
犬にトコトコ接近することなく、接近途中で自主的に止まって観ていました。 「小太郎、どうしちゃったの?」と、
 
言いたくなるくらいにアプローチが慎重になっていました。(笑)  これで、また3度目に会うのも楽しみです。 
 
 
 
 みんなの記事                                 
 
その他、お散歩会の様子はこちらをご覧ください。  
 
くまごろーの記事 第4回お台場お散歩会
 
 
 
新年最初のお散歩会も、大変充実して過ごせました。 
 
参加者の皆様、楽しいひと時をありがとうございました♪
   
 
 

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