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2008年1月2日(水)
大映 1954(昭和29)年
溝口健二の映画で思うのは、空間の広がり方です。
茂兵衛が最初に逃げるときの、建物の中の広がり方。
夜おさんと偶然会う時の、暗闇の広がり。
舟の二人の空間。
茂兵衛を追うおさんの、峠の上から降りてゆく山道の、下への広がり方。
茂兵衛の実家(粗末な家だ)の前での、捕り物の奥行と動き。
そして、所司代の役人が入ってくる屋敷の広がり方。
特に後半にたたみかけるような名場面の数々。
たまらない。
香川京子、浪花千栄子、南田洋子といった女優陣がすごい。
それを受ける長谷川一夫の哀しさあふれる演技が泣ける。
2008年の幕開けは、溝口健二からです。
監督: 溝口健二
製作: 永田雅一 企画: 辻久一
原作: 近松門左衛門 劇化: 川口松太郎
脚本: 依田義賢 撮影: 宮川一夫
美術: 水谷浩 衣裳: 伊藤なつ
編集: 菅沼完二 音楽: 早坂文雄
擬闘: 宮内昌平 助監督: 田中徳三
出演: 長谷川一夫 (茂兵衛) 香川京子 (おさん)
南田洋子 (お玉) 進藤英太郎 (大経師以春)
小沢栄 (助右衛門) 菅井一郎 (源兵衛)
田中春男 (岐阜屋道喜) 石黒達也 (院の経師以三)
十朱久雄 (鞠小路侍従) 荒木忍 (公卿の諸太夫)
東良之助 (赤松梅龍) 橘公子 (お蝶)
浪花千栄子 (おこう) 葛木香一 (僧侶)
水野浩 (黒木大納言) 天野一郎 (検校)
原聖四郎 (伏見船着場の役人A) 伊達三郎(堅田の役人)
芝田総二 (職人) 篠原隆 (職人)
三上哲 (職人) 横山文彦(切戸の庄屋)
藤川準 (切戸の村役人) 玉置一恵 (梅垣重四郎)
岩田正 (忠七) 三浦志郎 (手代)
金剛麗子 (伏見船宿の女中) 仲上小夜子 (おその)
小柳圭子 (おかや) 種井信子 (少女)
小林加奈枝 (おたつ) 小松みどり (茶店の老婆)
※データはallcinemaONLINEを使わせていただいております。
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