散りぬべき 時知りてこそ・・・。 春もこう暑いと、開花も思いのほか早く、それに駆け足のように散って行く。
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遅日 江山 麗しく 春風 花草 香(かんば)し 江(こう) 碧(みどり)にして 鳥 愈々白く 山 蒼くして 花 然(も)えんと欲す 芳樹人無く 花自ずから落ち 春山一路 鳥空しく啼く 春色 人を悩まして 眠り得ず 月移りて 花影 欄干に上る 疎疎たり 一簾の雨 淡淡たり 満枝の花 「漢詩名句辞典」(大修館書店)より 春もこう暑いと、開花も思いのほか早く、それに駆け足のように散って行くもののようだ。つぎから次といろいろな花々が咲きはするものの忙しないことこの上ない。あっという間のいのち、盛りだ。 現存在(人間実存)の生を死への先駆的覚悟性と概念したのはハイデッガーだった。 ひときれのあやにかがよふ夕雲をせまれる屋根のあひだに見たり わが窓によそのあかりのさしそめて冬のひと日ははや暮れしなり |
