理研STAP細胞論文調査委員会報告、改革委提言等への根本的疑問

小保方論文の「改竄」「捏造」認定の不合理さ、バッシングの理不尽さ

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 今日の新聞の朝刊に、小保方氏の手記の宣伝が大きく出ていました。
 読売では、下段に大きく載っています。日経は、その半分のスペースです。
 
 25万部突破で重版出来は、結構なことだとは思うのですが、少々違和感が正直あります。
 
 「真実を歪めたのは誰だ?」

というコピーがメインで大きく載っており、サブコピーが、

 「STAP細胞の真相、
  生命科学界の内幕、
  業火に焼かれる人間の内面を綴った魂の記録。」

 というものです。
  それで、読者の感想が4点ほど紹介されています。
 
 ・魂のえぐりとられる思いで拝読しました。(60代女性)
 ・本当は何があったのか話してくれてありがとうございました。(50代男性)
 ・一気に読み終えました。涙をこらえることができませんでした。(70代男性)
 ・普段仕事に関連する参考書以外読まない私が、時間を忘れて没頭してしまうほど面白かったです。(30代男性)
 
 どこに違和感があるのか?・・・というと・・・
 
キャッチコピーも読者の感想も、「魂の記録」とか、「人間の内面」「真情の吐露、訴え」「涙」「感動」といった、メンタルな、というか文学的というか、そういう面が強調されすぎている印象が強いという点でしょうか・・・。「手記」という言葉も、そういう印象を増幅しているのかもしれません。あの真っ白い本の装丁も影響しているかもしれません。
 
たしかに、あれだけ強烈なバッシングを受けて、四面楚歌、絶望的な孤独、恩師の自殺、捏造犯呼ばわり、博士号の剥奪、科学界からの追放・・・といった文字通り「天国から地獄へ」の転落を体験した小保方氏の魂の訴えという面も多分にあるでしょうし、その面での叙述能力の高さもかなりのレベル、ということも確かです。
 
しかし、それだけを過剰に強調しすぎると、「反小保方無罪」でバッシングしてきた人々が、本を読まずに、「そんな妄想の世界に浸っているなら、論文書けよ」とか「STAP細胞の証明をするのが先だろう」「若山先生のせいにして、全然反省してないな」とかの定番の台詞で、片付けられる余地を与えてしまいます。
 あるいは、週刊文春で佐藤優氏が、彼にしては浅薄すぎるコメントをしていたように、読む価値なし、で済ませる人々も多く出ることでしょう。
 
 しかし、この手記の本質は、当事者によるSTAP細胞事件に関する堂々たるノンフィクションであり、証拠の裏付けがあるメガトン級の告発の書、抗議の書だということだと思います。
 それこそ、世の中のSTAP細胞問題に対する認識を根っこから覆す材料がふんだんに盛り込まれている一書であり、反小保方、STAP細胞否定の人々が、買わずに済ませることができるようなものでは、本来ありません。


 私も最初買った一冊は、大量の付箋だ、黄色マーカーだ、ページ折りだと、とても通勤電車の中で開ける代物ではなくなってしまったので、もう一冊、通勤電車内読書用?に買いました。いずれ自炊して、電子書籍化して検索ができるようにしてもいいかな、と思っています(検索だけならキンドルでもいいのですが、あれはページが分からなくなるのがいけません。自炊でPDF化して検索可能にしたほうが便利です)。
 別にたくさん買って応援する、というつもりまではありませんが、読めば読むほど、様々な材料が出てくるので、チェックしているうちに、おのずともう一冊必要になってくるというものです。
 
 反小保方、STAP細胞否定の人々にとっては、目を皿にして読み込んで、今後の展開に備えなければならない、というのが客観状況だと思っています。
 小保方氏は、明らかにメールを手元に持っていると思います。例えば、一例ですが、p100で言及している若山氏からのメール内容をみると、


iPS細胞には細胞株間の差が非常に大きくていいのを選ばなければだめだそうです。(若山先生がスフィア細胞から樹立した)どの細胞株でもすごくいいと(論文に)書けるようにしましょう」

 とあります。メールが手元になく、その趣旨を記憶で書くのであれば、こうやっていちいち括弧で補うようなことはしないと思います。他の箇所でもそう思わせるメールへの言及箇所が多数あります。
 
 ハーバードからの客員研究員としての身分の時は、ハーバードのメールアドレスを使っていて、それはもう今は開けないと書いてはありますが、それでも、客員研究員という理研の身分もあったわけですし、PIに採用され小保方研になってからは、当然理研のメールアドレスを使っていたでしょう。
 それにそもそも、調査委の調査用の一連のメールは、打ち出して紙にして保存されていたはずですが(それをNHKにリークした守秘義務違反の研究員がいる)、それを打ち出したのは誰でしょうか? 職権で打ち出したのか、小保方氏・笹井氏が任意で提出したのかわかりませんが、NHKスペシャルや調査対応もあり、自らの手元に弁明用として控えを取っておいた可能性もあるでしょう。あるいは自分のアドレスに転送したか・・・。
 また、小保方氏は、検証実験終了から相澤氏に言われて辞職願を出すまで約2週間と、一定の期間があります。こういった間に、メールを保存することは短期間にできるのではないか、とも思います。


 いずれにしても、小保方氏を実質的に捏造犯と決めつけた理研や若山研の人々は、これらの裏付けのメールその他の資料が小保方氏の手元にあると思うべきでしょう。その現物が公開されたときのインパクトを想像できないとしたら、よほど鈍いと思います。
 
 そして、情報公開請求によって明らかにされていく部分も少なくありません。幸いなことに、理研も山梨大も国立の研究開発法人、大学法人ですから、共通して、独立行政法人の情報公開法が適用されます。当然のことながら、STAP細胞、同幹細胞の研究や特許出願等に関するやりとりのメールその他の文書は、「業務上作成・取得された文書」として扱われ、情報公開請求の対象となるはずです。研究上の支障、特許取得上の支障があるというのであれば、非公開となるものもあるでしょうが、公式にSTAP細胞=ES細胞と断定したわけですから、少なくとも理研、山梨大若山研にとって、それらの支障が生じることはありませんから、非公開の理由にはならないはずです。
 あるいは、不正調査進行中であれば、その円滑な業務遂行上支障があるとの理由で拒否できるかもしれませんが、もう既に終わっています。
 
 今、どういう文書を請求できそうか、真相を明らかにするためにどの文書が有効か、といった観点から整理していますので、近々ブログ記事にするつもりですが、そうやって作業していると、小保方氏の手記や自己点検委、モニタリング委の報告書等は、そういう情報公開請求の対象として狙いを定めるための情報がふんだんに含まれていると感じます。
 
 小保方氏が保有しているメールその他の資料を公開し、情報公開請求によって関連の資料が公開された場合のインパクトは、メガトン級かもしれません。それだけで、ノンフィクション作品が一本書けてしまうでしょう。
 もしそうやってノンフィクション作品が書かれれば、それは、須田氏のように、一方的に若山氏に肩入れし、その視点からの取材を強要するとともに、自己点検委員会や若山氏からのリークを右から左に流す拡声器的記事の集大成である大宅壮一ノンフィクション賞受賞作とは、全く質的レベルが違います。あれだけ世界の科学界、マスコミを巻き込んだSTAP細胞事件のどんでん返しですから、きっと、執筆意欲をそそられるノンフィクション作家が出てくることでしょう。

メールには、生の声が載っているわけです。若山氏がラボメンバーに指示を出し、特許室に対して、若山研では誰もがスフィアも幹細胞株も作製できること、51%の若山氏自身の取り分を主張していたこと、あるいは山梨大に移ってから小保方氏に培地を送ってくれと依頼したメールで、Oct4をよく発現するSTAP細胞はできること、等について、書いた本人のメールそのものによって明らかになったときのインパクトの大きさを想像してみればいいのです。
 あるいは、小保方氏が提出しようとして、助言という名の検閲で封印された若山研の研究実態の証拠が公開された時のインパクトも同様です。
 改革委、桂調査委、マスコミが描いた小保方氏捏造犯人説、ES細胞混入捏造の構図などは吹き飛ぶでしょう。
 
 そういう一連の生資料が、例えば、「小保方晴子さんへの不正な報道を追及する有志の会」のサイトに、データベース化されてずらずらとアップされ、誰もでアクセスできるとなると、STAP細胞否定の構図を描いてきた人々、小保方バッシングの人々は顔面蒼白?でしょう。
 そういうメガトン級の潜在可能性を秘めているのが小保方氏の手記だということです。
 
 ・・・ま、少々我田引水的なバイアスのかかった見方かもしれませんが、当たらずと言えども遠からずだろうと思っています。
 
 ・・・で、話がだいぶ冒頭の広告の話から飛んでしましましたが、そういうメガトン級のインパクトがありそうだ、どうも今までの印象とは違うようだ・・・と世間に思わせて、手に取ってみたくなるようなキャッチコピーを並べてPRしなきゃ、ダメでしょう、講談社! ということを言いたいわけです(笑)
 
「真実を歪めたのは誰だ?」と大きく書かれてはいますが、それだけでは、STAP否定派の購買意欲はそそらないでしょう。本来、小保方氏の手記内容によって焦る人々はたくさんいるわけですから、否が応でも買って対策を練らなければならない!と思わせるコピーを使った広告を打つべきであって、そうすれば、倍増の50万部、100万部は間違いなしでしょう(笑)


 NHKスペシャルの人権侵害、放送倫理違反の決定が半年後までにはでるでしょうから、そこでまた増刷。生のメールその他資料が公開され注目されて更に増刷。 バカンティ研の国防総省プロジェクトの結果発表があると、流れ、雰囲気は一変し、そこでまたまた増刷・・・になるのではないかな・・・と想像しています。
 

  小保方氏の手記は、おそらく存在するであろう証拠にもとづいて記述されている内容がほとんどですが、唯一、創作なのかそれとも実際にあった発言に基づくものなのかがわからなかったのが、P235末〜236初めに書かれた夢の中の丹羽氏、笹井氏の発言です。これが全くの創作、願望だとすると、適切ではないかもしれません。
   しかし、三木弁護士らのチェックも入っているでしょうし、一定の裏付けがあるような気がします。

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理研に対する情報公開請求ですが、
以前週刊誌が笹井氏や小保方さんの出張記録など
経理情報開示を請求した際
個人のプライバシーの保護を理由に
黒塗りだらけの書類を出してきた事がありました

2016/2/13(土) 午後 0:18 [ w1sfff ] 返信する

こんばんは。はじめまして。いつも興味深くブログを拝見させて頂いており、法律的知見において気付きを沢山頂いており感謝しております。

STAP問題については、ずっと私の関心ごとなのですが、理不尽なことが何故か多いと感じており、もやもやしております。

ネット時代におけるリークってものが、この問題をややこしくしていたりもする気がするように感じているのですが、本件、不正疑惑が早期にネットで広まりました。また、それに伴い、理化学研究所内部からのリークが多々ありました。その要因としては科学的使命感によるものなのかもしれませんが、組織的視点においては「???」な感じがとてもしており違和感を感じております。

そこでお尋ねですが、理化学研究所職員が、科学的使命感において、組織の論理を飛び越えて、内部情報をリークすることの正当性というものが、一般的にどういう解釈で正当になりうるのか?について理解を深めたいと思っております。

もしよろしければ、管理人様のご意見が頂けると嬉しいです。

よろしくお願いします。

2016/2/13(土) 午後 9:38 [ mat*uk*c*i5791 ] 返信する

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> mat*uk*c*i5791さん
コメント有難うございます。以前、NHKスペシャルのBPO審理入りの関係で、一連の記事を書いておりますが、その中で、理研研究員や調査委事務局、委員らによるリーク行為と公益性について述べております。以下の記事一覧サイトの一番上の項目中の記事のうち、
http://blogs.yahoo.co.jp/teabreakt2/16777852.html

●NHKスペシャル「STAP細胞不正の深層」のBPO審理入り関係
「NHKに小保方氏の実験ノートと電子メールをリークした理研職員の刑事責任について」
「リークをした理研職員は、特に高度な守秘義務を負う立場の者ばかり・・・という異様さ」
「小保方氏の実験ノートと電子メールの公開というNHK及びリーク職員の著作権侵害行為」

等の記事をご覧いただくと、ご関心の点についてご参考になるのではないかと思います。お役に立てば幸いです。

2016/2/13(土) 午後 11:35 [ tea*r*akt2 ] 返信する

管理人様

記事のご紹介ありがとうございました。公益通報者保護法というものとの絡みも出てくるのかもしれませんが、全体的には、やはり著作権侵害、知的財産権侵害、プライバシー侵害などに該当するような気がしてるのですが、認識として不足してますでしょうか?

リークした理研職員、リーク情報を入手してそれを報道するマスコミ、そしてそれを知らされるわれわれ市民という関係において、まずは、リークした理研職員について、対象を絞りたいのですが、個人なのか複数なのかはわかりませんが、この方、または、この方々が取られた行為は、法解釈としては逸脱した行為だったのでは?という認識は自然な認識になりますでしょうか?もし仮に、それが自然な認識であったとしたならば、誰が、どのようなプロセスにおいて、この問題を前に進めることが出来ますでしょうか?

2016/2/14(日) 午後 0:55 [ mat*uk*c*i5791 ] 返信する

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