詩閲覧室
記憶の結晶それは
硬く
冷たい
地球(ほし)の
記憶の塊
ぼくは
その記憶を
掌で
握って
光にかざして
見ようとする
けれども
見えるのは
過ちと
もう
もどらない
あのひとの
残像ばかりで
それも
青緑の細波の彼方に
消えそうになってしまう
見えるはずはない
本当は
その塊は
人智など
超えてしまっているから
きっと
ぼくら
すべてが
いなくなっても
美しき
石たちは
在り続けるのだろう
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