共同テレビブログ〜テレビ歳事記

共同テレビは、ドラマやバラエティをはじめ、幅広い分野で活動している総合制作会社です。

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http://deetv.com/yblog/usagibina.jpg
雛祭り。
まだ子供の頃・・女の子の家に招かれて、妙に色っぽさを感じながら白酒を飲んだ憶えがある。
“灯りを点けましょ ぼんぼりに、お酒を上げましょ 桃の花・・。”
どうも歌詞が違う気がするが、歌そのものに色気があった様な・・。
女の子は概しておませであったような気もする。

こんにちは。このブログの編集長の 中山和記です。
3月3日(水)、今日から「テレビ歳時記〜共同テレビマンブログ」を始めることになりました。
この業界にまつわる様々のこと、関わった面白い出来事を、プロデューサーやディレクターが綴ってくれるブログにしたいと思います。
又、私自身も出逢って印象に残った方々をこのブログに記したいな・と考えております。

そんな意味で、今日はこの前一緒に酒を飲んだ魅力的な女性について書きます。
その人の名は「川上史津子」。職業は歌人。特に性愛の短歌を詠む方です。

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「軋(きし)んでる私の錆(さ)びた蝶番(ちょうつがい)油を挿(さ)してあなたの舌で」
(飛鳥新社「恋する肉体 koisuru karada」より)

「五分でもいいの神様あの男性(ひと)を強姦できる腕力(チカラ)を貸して」
(講談社「えろきゅん」より  初出 飛鳥新社「恋する肉体 koisuru karada」)

「接吻の一秒前まで“知り合い”で そこから先はなんと呼ぼうか?」
(講談社「えろきゅん」より)

「恋をしたかったらつまらないプライドなんて豚に喰わせちゃいなさい」
というタイトルの本が、今日から携帯小説として配信された。
私は先に読ませて貰った。

ご本人は、「自尊心、わたしにとってなにより大切なものです。ただ、それに拘泥(こだ)わるあまり、恋するキッカケを失ったり、痛い目を見るのが怖い、格好悪い、と『はじめの一歩』を踏み込めないのも淋しいことだなあと」と此方(こちら)から行っちゃうことにしたのだそうです。

「人肌をください我の魂の健康の為安寧のため」
(「恋をしたかったらつまらないプライドなんて豚に喰わせちゃいなさい」より)

寺山修司のもとで演劇を志し15年、モノを書き出して、約5年。その間、お金と仕事と引き換えに「女」を求められたことは不思議と無かった。と記しておられます。
ひと恋しくて、おんなはおとこに逢うのでしょうか。人肌恋しくておとこはおんなに逢うのでしょうか。
そんな話で、その夜は他の担当者と共に盛り上がりました。
酒もいっぱい飲みました。はしごになりました。一緒に葉巻の“回しのみ”もしちゃいました。いいのでしょうか・・。

お互いに気が合うのか合わないのか、「確かめる」ことも無く、深夜の白金(しろがね)の闇に彼女は消えて行きました・・。

私は其のとき、何故だか童謡の一節が浮かびました。

“月の砂漠を遥々とふたつの駱駝が行きました。先の鞍には王子様、後の鞍にはお姫様・・金と銀との・・砂丘を越えて行きました・・”

男と女は漂いながら、はかない恋に身をやつすのです。それでもおなごは素敵な王子様を待ち続けて生きて行くのでしょう・・。ひとときの、“おのこ”とせつないまぐわいをするのも、今輝く自分を確かめたいと思う、女心なのだろうと、思いながら・・私も家路に着きましたので御座います。


http://deetv.com/yblog/kawakamishizuko.jpg(C)中山健司

川上史津子プロフィール

歌人・作家・舞台女優  昭和46年9月21日生まれ 乙女座 B型 亥年 日本大学芸術学部演劇学科卒業
ホームページblog「パイロン」http://shizukokawakami.cocolog-nifty.com/pylon/
「恋をしたかったらつまらないプライドなんて豚に喰わせちゃいなさい」の情報は、
http://mobilebook.jp/mobilebook2/default.asp

【略歴】
故・寺山修司氏のブレーンでもあった高取英氏の主宰する 月蝕歌劇団に参加 出演及び振付を手掛ける

【著書】
http://deetv.com/yblog/koisurukarada.jpg
『処女歌集 恋する肉体 koisuru karada』飛鳥新社


http://deetv.com/yblog/erokyun.jpg
『えろきゅん』講談社

日本語あそび「俳句の一撃」講談社(かいぶつ句会編・共著)

編集長 中山和記(なかやま かずき)プロフィール

長崎県出身。早稲田大学卒業。
現在、(株)共同テレビジョン常務取締役、制作センター室長兼ゼネラルプロデューサー。
受賞作:1975年「時間(とき)よとまれ」(ANB)で文化庁芸術祭大賞優秀賞
その後、「金(キム)の戦争」ほか多数の賞を受賞。
1995年 日本映画テレビプロデューサー協会の「エランドールプロデューサー賞」を個人賞として受賞。
代表作:「ニューヨーク恋物語」(1987年CX)、「ヴァンサンカン・結婚」(1991年CX)、「金(キム)の戦争」(1991年 CX)、「29歳のクリスマス」(1994年CX)、「実録 福田和子」(2002年CX)、「黒革の手帖」(2004年ANB)

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